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〜旅のさざなみ集め・台湾編〜 DAY1 20190301[後編]

(中国語勉強ver.)

【後編】

ホテルを出て、明日ライブをする場所「濕地 venue」へ歩いて向かう。

旅先での何よりの友はGoogleマップ!
薄暗くなりゆく台北の街を、彼(マップ)を頼りに進む。

台北駅付近は車道が3車線あるので、横断歩道があまりない。
歩道橋に登り、景色を見るとそこはさながら新宿の大通りのようだな、と思った。

まだ人生で一度も歩いたことのない道、見たことのない景色はそれだけで価値があるように感じる。景色から受け取る感覚が大きいように思う。

そわそわしながら、会場に着く。3階。
今回はSatoshi OTAさんの個展「I said I'd do」にて歌わせてもらう。
オオタさんに会ったら少しほっとした。

会場はコンクリート打ちっ放しの広い空間、一面はガラス張りの窓で夜の風景が切り取られていてなんとも良い。
声を出すとリバーブががんがんに効いて響く。

オオタさんと少し話し、別れて私はまた1人散歩をはじめる。ふらふらしていたら、角に珈琲屋を見つける。
台湾では店内禁煙なのでコーヒーとタバコを共にできる場所を私はまだなかなか知らないのだが、ここはテラス席(といっても歩道にテーブルと椅子が出ている)がありとても良い。

店員さんは中国語が分からないとわかると、すぐ英語で対応してくれて優しい。マンデリンを頼み、サイフォンで淹れられるそれを待つ間に外の席で一服。

久しぶりにゆっくりと腰をかけて街を眺めていると、自分が少し心細くなっていることに気付く。
それは異国だということ、言葉が分からないこと、慣れた場所がないこと、そして少し移動で疲れたということ。全ての混合した、悪くはない感情だなと思うのだけど、孤独とはまた違う旅先でふと訪れる心細さ。

そんな矢先、昨年の台湾旅行でたまたま入ったお店で仲良くなったお姉さんとしばし電話をする。
「大丈夫よ〜 なんかあったら夜中でもいつでも電話してね」と言ってくれて、電話口の明るい声に心の中を少し照らしてもらった心地がした。
ほんとうに、ありがたい。

とっぷりと休んでいたら小腹が空いたので、向かいの牛肉麺屋さんにて麺、茹で青菜(安くて旨い)、台湾缶ビールでお腹を満たす。
やっぱり台湾のご飯は美味しいなあ、来てよかったなあ〜と思う。いつだって美味しいご飯は強い。

飲みきれないビールを片手にホテルへ帰る。
やっぱりどことなく不気味さのあるホテルだが、フリースペースで絵を描き、シャワーを浴び、就寝。

隣の部屋のいびきが聞こえた。

〜ちょっと役立つ? 台湾旅あれこれ〜

せっかくならローカルなお店でご飯食べたい!と思っても、メニューをどう頼むのか?!は初めての土地では少しの壁のように感じます。
が、大丈夫。ちょっとのことだけ頭に入れていれば、なんてことありません。

1、ローカルフード店は、店内/テイクアウト を同時にやっているところが多いので、店内(ジェスチャーで平気)と伝えます。

2、メニューが多いお店では入り口でメニューの書いてある紙を渡されるので、席につき、ゆっくり考えれば大丈夫。
(紙を渡されなかったら、メニューを指差すか、食べたいメニューをその場で写メしてそれを指差すなどして乗り切りました。)

3、紙を店員さんに渡し、待っていればもう美味しいご飯がここに!しあわせ!

飲み物のメニューがないところが多いので、持っている飲み物を飲んでも良かったりします。

・・・

ローカルフード店の方が断然安いし、日本の接客のようににこやかじゃないけど親切な方が多いのであまりこわがらず。
たまに苦手な味に当たってもそれは旅の醍醐味!たのしんでいきましょう。

活動費や制作費やコーヒー代にします。