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米粉でシャンプーを作る!!

過去写真から、あまり「映え」な写真が見つけられなかったのですが、また今年もそろそろやりたいな〜と常々思っているのが、私の伝家の宝刀「米粉シャンプー」
です。

米粉の美容液を作るキッカケになったのがこちら(米粉の美容液はレシピをマガジンに紹介しています。)
私は美容師なので、そもそもスキンケア以前に、本当に髪や肌にいい

シャンプー

を常に模索し続けています。
その結果天然成分100%のアーユルヴェーダハーブの粉シャンプーや、低刺激の無添加シャンプー、さらには「洗える植物」そのものなんかも、目的に応じてご紹介しているのですが

泡で洗わない

結局のところ、
頭だけじゃなくお肌全般のためにはそれが一番なのです。

低刺激の無添加シャンプー、植物由来成分のオーガニックシャンプー
どんなに素晴らしいエキスが含まれていようと結局は

合成界面活性剤

の合成シャンプー。
職業上、「シャンプーが合わないのかも、敏感肌の肌にも合うオススメのシャンプーはありますか?」と言う質問をよく受けます。
肌に合うものを探す、と言うよりは
「そもそも合成の洗浄成分の泡で洗うと言うこと自体が体に合っていないという中でいかにトラブルなく使えて使用感も良く便利なもの」
を見つけるか、
もしどうしても泡じゃないと洗った気がしない、と言う方はそう思って割り切っていただけると。
もしくは、多少トラブルが起こっていてもお気に入りだ!という方は、他人にとやかく言われる筋合いはないと聞き流していただいて構いません。
でも、肌のトラブルや薄毛の原因がシャンプーかも知れないなんて考えたこともなかった!と言う方は改善のチャンスかもしれません。
気になる匂い、扱いづらい癖、自分の体質だと思って諦めていたトラブルは、
洗い方、いや、洗うものを変えればきっと変化があるはずです。

ちなみにお気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、私は

石鹸や石鹸シャンプー

は勧めません。使い心地や香りのいいおすすめの石鹸は知っているけど、私は肌に石鹸の必要性を特に感じていません。

たまにあれば使う時もあるってくらいです。
今はコロナ禍なので、手洗いなどの殺菌という点では大変便利で安心感のあるものですが、
もっと言うとカラーやパーマをかける美容師としてはお客様に絶対に使って欲しくないのが石鹸シャンプーでもあります。
そしてどんなにいい感じの石鹸で洗っても、乾燥はします。

石鹸シャンプーは勧めませんが、質感やお髪の状態、利便性などに応じて、
いわゆる泡立ちの良い合成シャンプーのなかでもオススメのものを店では商品としても数種類扱っていますし、店で使用しているものも基本的には低刺激の合成界面活性剤のシャンプーやトリートメントです。
天然成分100%のハーブシャンプーなどはちょっと特別なメニューとして扱っています。

そんな私がお風呂で体を何で洗っているかというと、

手ぬぐい(もしくは綿のタオル)

のみです。
しっかり濡らしたタオルでゴシゴシすると、古い角質は落ち、血行は良くなり
一石二鳥。
手にマジックで書いたメモもタオルの繊維がしっかりと落としてくれます。

ちなみに顔は、またまたマガジンでご紹介している、お手製の

インフューズドオイル

を使ってクレンジング&マッサージしたら、タオルに汚れがつかなくなるまでぬぐ
います。
インフューズドオイルでなくても、太白ごま油やなたね油、米油そのものでも全然大丈夫です。
タオルはビショビショくらいがオススメ。
その後の洗顔はしません(お湯では流しますが)。
ばっちりメイクや日焼け止めで汚れが不安な時は、もう一度オイルでやり直します。

え〜っっと思うかもしれませんがこれは本当にやってみていただきたい。
お風呂上がりのお肌のもっちり感は感動です。
毛穴の黒ずみやザラ付きなんて都市伝説?と言うくらい過去のもの。

今までなんだったの〜

って感じです。
メイクも角栓も脂。脂は油で落とす(浮かす)のです。
超敏感肌だった私は、最初の頃は優しく優しく洗っていましたが、このやり方に辿り着いてからはだんだんとお肌がしっかりとしてきて今ではタオルでゴシゴシできるほどに。
文字通り
「面の皮が厚くなった」のですw

ちなみに、クレンジングで拭き取った後の汚れたタオルを、石鹸で洗ったりはします。
が、肌には使っていません。

だいぶ話はそれましたが、本題の米粉シャンプーについて。

シャンプーにはなぜ合成の界面活性剤が使われているのか

それは泡立ちをコントロールするだけでなく、水性の成分と油性の成分を混ぜる乳化剤の役割をしています。
「この水と油を乳化して安定させた商品を作る」のが難しいので洗剤だけじゃなく、乳液などの様々な商品にこの合成界面活性剤が使われているのですが、
つまりは、この乳化剤を身近なものに代用できれば、クリームなども自由自在に作れてしまうというわけです。

その乳化剤でもあり洗浄成分でもある界面活性剤を、米粉で代用していると言うわけです!

ちょっと難しい感じになってきたので、作り方を先に言っちゃいます。

用意するもの
・米粉          …50g
・水           …500cc
・酢                                 …5ccくらい(お好みで)
・鍋
・攪拌器
・タッパーなどの入れ物
作り方
材料を全て鍋に入れ、よく混ぜながらとろみが出るまで火を入れる。
タッパーなどに移し、冷めたら使う。

使い方は、ペーストとして洗顔、洗髪、体、全てを洗えます。
タオルでゴシゴシしてもいいですが、肌が弱い方、荒れている方は優しく手で塗るように洗って流してください。
この分量は、私は子供と三人で三日くらいで使っていますが、多そうだな、という方は
「米粉のだいたい10倍の水」
と覚えていただいて量を調節してください。とろみ加減によってもお好みで米粉を減らしたり増やしたり。
酢は、ペースト自体を弱酸性にするためなので沢山入れなくても大丈夫です。
なるべく、純米酢や純リンゴ酢などがオススメです。
酢の匂いが気になる方は柑橘の精油を足したりすると気になり辛いですが、精油自体も刺激のあるものもあるのでよく調べた上でほんの少しから試すなどお気をつけて下さい。

冒頭で「今年もそろそろやりたいな〜」
と言ったのは、冷蔵庫で3日4日作り置きして使っていたので、冬は冷たくて、毎日作るのもめんどくさくて続かなかった、というのが理由です^^;

岩塩を少し足して、引き締めやミネラルをプラスしたり、
夏はハッカ油を少し入れると、ひんやりジェルのようになって気持ちもいいし、
ひんやりジェルだと思えば抵抗なく使いやすい気もしませんか??

オススメして実践してくださった方からは、

・アトピーが治った
・今までのどんな化粧品よりももっちりしっとりしておどろいた
・くせ毛が初めてまとまった

などと嬉しいお声をいただいています。

一方、デメリットとしては

・排水溝が詰まりやすい
・作るのがめんどくさい
・物足りない

などはご了承くださいますとありがたいです。

でも、実験感覚で是非一度お試しいただきたいです。

「洗う」の概念が変わるかも♪

ちなみに小麦粉の場合も、ほぼ同じ材料で(米粉を小麦粉に変えるだけ)
火を入れず混ぜるだけでも作れます(火を入れるとプルプルのペーストになり、火を入れないとマットな感じです。
ただ分量を計ってないのと、最近やっていないので、
また機会があったらちゃんと計ってレポートしますね♪
米粉の方がマイルドな使用感、
小麦粉の方が脱脂力のあるイメージですが、
どちらも意外なほどスッキリしますよ♪


なんだかさも専門家のように語っていますが、
元敏感肌アラフォー美容師ママの体験談として気軽にお読みいただけたら嬉しいです♪
(説明の至らない点はお見逃しを)

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