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台湾震災チャリティー・カレーから考える「地域コミュニティ」と食の役割

2月25日、平昌オリンピックの閉会式と東京マラソンが行われた日に「台湾震災チャリティー・カレー」に参加してきました。

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東日本大震災の際に、多大な支援と温かいメッセージを溢れるほど送ってくれた台湾。規模は違えど、震災による被害を受け、悲しみ苦しんでいるアジアの大切な友人に、少しでも何かをお返したい

2018年2月6日に台湾東部の花蓮(Hualien)県で発生した地震の支援として行われたチャリティ・カレー。

銀座のフレンチレストラン、ラール・エ・ラ・マニエールで行われました。

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青山「フロリレージュ」の川手シェフ、神宮前「傳」の長谷川料理長、大阪「ラ・シーム」の高田シェフ、銀座「ラール・エ・ラ・マニエール」の小清水シェフ、元「リベルテ・ア・ターブル・ド・タケダ」の武田シェフが作る5種類のカレーを全て味わえる特製プレート。

いまをときめく、スターシェフによる豪華共演です。

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▲銀座「ラール・エ・ラ・マニエール」の小清水シェフ。

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▲元「リベルテ・ア・ターブル・ド・タケダ」の武田シェフ。

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▲参加されたシェフによる熱いメッセージです。

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水出し台湾茶のリーフワインも、一緒にサーブされました。

「ラール・エ・ラ・マニエール」の鹿カレーには、台湾のジャスミン茶と、地震のあった花連で採れる、レモングラスのような爽やかな香りのする台湾山胡椒が使われていました。

和やかな雰囲気で、美味しいカレーをいただきながらの被災地支援活動です。

“近隣の人が困っていたら助ける”

今回の「台湾震災チャリティー・カレー」の主催は特定非営利活動法人(NPO法人) 被災地支援団体あおぞらん

https://www.facebook.com/aoSORAnt/

東日本大震災のあった2011年の5月から、レストランのシェフなど「プロ」の「美味しい食べ物」を、震災にあわれた被災地の仮設住宅に住む方々に届ける、という活動から始まった団体。

あおぞらん(aoSORAnt)は「青空レストラン」から派生した言葉です。

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仮設住宅の数が少なくなってからも、足を運び続けて、2018年2月までに128回の「青空レストラン」を開催、合計で19,000食を提供しています。

なぜ今もこうした活動を続けるのか?

食を通した「地域コミュニティ」の再生・活性化につながるからです。

美味しい食べ物は人を喜ばせ、人を集めます。そこには会話が生まれ、コミュニティが作られます。

東京のトップシェフたちが、東北の仮設住宅に行って、料理を提供する。

私もこの活動に何度か参加させていただいていますが、協力していただいているシェフをそばで見ていると、「プロ」というのはこういうことなんだ、と気付かされます。

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そして今回は台湾

ご存知の通り台湾は、東日本大震災の時に200億円もの義援金を送ってくれました。

チャリティー・カレーではそんな200億円もの大金は集められないですが、大切なのは金額ではなくその思い。

台湾の人たちはもともと持っているものとして、“近隣の人が困っていたら助ける”という考え方があります。

なぜ台湾は200億円もの義援金を日本に送ったのか

食はコミュニケーションの手段であり、コミュニティを作るツールだと再認識したチャリティ・カレーでした。

少しでも台湾のみなさんに、恩返しとこの思いが伝われば嬉しいな、と思います。

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