【世界的名著を7分で学ぼう】 図解で理解する 『7つの習慣』
このnoteは20世紀にもっとも影響を与えた2大ビジネス書の一冊『7つの習慣』を、19枚の図解スライドに濃縮し、7分でエッセンスを学べるようにしたnoteです。
原本『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』は560ページに渡る大作。「読みたいとは思っているけどなかなか読めない」という方も多いかも知れません。
ぜひこのnoteを読んで、『7つの習慣』のエッセンスを学んでみてください。
すでに本書を読まれた方も、復習する感覚で読み進めてもらえると、より深い理解につながるはずです。
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図解で理解する 『7つの習慣』
■パラダイムと原則■
『7つの習慣』をひとことで表すと次のようになります。
では、「効果性」「原則中心のものの見方」「7つの習慣」とはそれぞれ何なのでしょうか?
「効果性」とは、成果と能力のバランスのこと。
多くの人は成果(黄金の卵)ばかりを求めますが、成果を生む能力(ガチョウ)を磨きつづけなければ、いずれ成果は失われてしまいます。
成果と能力のバランスを保ち、効果性を高める。これが真の成功には欠かせません。
「原則中心のものの見方」とは、世界を正しく捉えるということ。
誠実・正直・成長・尊厳・奉仕。
世の中にはいくつかの『原則』が存在します。
本書では、原則を中心に据えた世界の見方をする(パラダイム・シフト)ことで人格主義を成し、その結果高い効果性を得ることができると主張します。
では、どうすれば原則中心のものの見方ができるのでしょうか?
その答えこそが「7つの習慣」なのです。
第1の習慣:主体的である
第2の習慣:終わりを思い描くことから始める
第3の習慣:最優先事項を優先する
第4の習慣:Win-Winを考える
第5の習慣:まず理解に徹し、そして理解される
第6の習慣:シナジーを創り出す
第7の習慣:刃を研ぐ
第1〜第3の習慣が私的成功(依存から自立へ)を、第4〜第6の習慣が公的成功(自立から相互依存へ)を生み出します。
第7の習慣は他の6つの習慣を磨くための習慣です。
本書では習慣を、知識・スキル・意欲の3つが交わる部分と定義します。
効果的な習慣を身につけるには、これら3つすべてが必要です。そしてそれは、原則と行動パターンによって形成されます。
それでは「7つの習慣」の要点を順にみていきましょう。
■私的成功■
どんな刺激を受けたとしても、それにどう反応するかは自分次第です。なぜなら、刺激と反応の間には「選択の自由」があるから。
選択の自由は人間にだけ与えられた力であり、この力の存在を知り活かす(=主体的である)ことがすべての始まりです。
選択の自由が存在することで、人は主体性をもちます。
そして、主体性をもって自分が影響を及ぼせること(=影響の輪の領域)に力を注ぐことで、人は影響力を広げていくことができるのです。
影響の輪には中心が存在します。
そして中心は、安定・知恵・指針・力を生み出す源となります。人は誰しも中心をもっています。しかし、中心に何を据えているかは人それぞれ。
この中心に『原則』を据えることが、あなたが真の成功をおさめるための鍵なのです。
そして、すべての物事には終わりがあります。もちろん、あなた自身にも。
あなたが亡くなったとき、まわりにどう思われていたいか、どんな影響を与えていたいか。
終わりを思い描き、「個人のミッション・ステートメント」を書きましょう。
個人のミッション・ステートメントとは、あなたの信条や理念を表明したものです。どのような人間になりたいのか(人格)、何をしたいのか(貢献、功績)、そしてそれらの土台となる価値観と原則を書いていきます。
第2の習慣で個人のミッション・ステートメントを書き、自分の人生のリーダーシップを得たら、次は自分自身をマネジメントしていく必要があります。
その際に使えるのが「時間管理のマトリックス」です。
あなたの予定を緊急度と重要度の2軸で4つの領域に分類し、第Ⅱ領域にあてる時間を増やしましょう。第Ⅱ領域には能力(PC)を高める予定が入ります。
そう、効果的なマネジメントとは、最優先事項(=第Ⅱ領域)を優先することなのです。
また、本書では1週間を短期の時間的な区切りとすることを薦めています。
個人のミッション・ステートメントから生まれる長期的な計画と、1週間の計画の2つをうまく組み合わせましょう。
計画を実行するとき、自分で行う場合は効率的に、人に任せる場合は効果的に行うことがポイントです。
ここまでで私的成功に関する習慣の説明は終わりです。次からは公的成功に関する習慣の説明に入ります。
■公的成功■
第4の習慣「Win-Winを考える」とは、人間関係におけるリーダーシップの習慣です。
人と関わることで何か問題が生じた場合、Win-Win(or No Deal)の解決策を考えましょう。
つまり「あなたも相手も嬉しい解決策を考える(それができなければ取引しない)」ということ。
Win-Winの解決策を得るためには、高い勇気と思いやりが必要です。
また、Win-Winの原則は5つの側面(①人格 ②人間関係 ③合意 ④システム ⑤プロセス)からできています。
これら5つを揃えることで、Win-Winにたどり着くことができるのです。
第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」とは、効果的な人間関係を育むコミュニケーションの習慣です。
相手の理解するためには「共感による傾聴」をしましょう。つまり、相手を本当に理解したいという気持ちで、相手の視点にたって聴くのです。
第6の習慣「シナジーを創り出す」ことこそが、他のすべての習慣を実践しているかどうかの真価を問うものであり、またその目的です。
シナジーとは原則中心のリーダーシップの真髄であり、簡単に言えば「全体の合計は個々の部分の総和よりも大きくなる」ということ。
シナジーを生むコミュニケーションには高い協力と信頼が必要です。しかし、シナジーこそがあらゆる人の人生においてもっとも崇高な活動でもあります。
■再新再生■
第7の習慣「刃を研ぐ」とは、あなた自身の価値を維持し高めていくための習慣です。第7の習慣が身につけば、他のすべての習慣を実行可能にします。
人間を形成する4つの側面(①肉体 ②精神 ③知性 ④社会・情緒)に1日1時間から投資することで、あなたは私的成功という大きな果実を手にすることができるのです。
刃を磨きながら、学び、決意し、実行することをより高い次元で繰り返し続けることこそが、成長の螺旋階段を登るための効果的な手段なのです。
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図解で理解する『7つの習慣』は以上です。
もしこれを読んで「もっと詳しく知りたい!」と思った方はぜひ原本を読んでみてください。
原本にはまだ抵抗があるという方には、以下のマンガ版をおすすめします。
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