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じゃあ「クリエイティブなこと」って何?

「○○にはクリエイティブなことでがんばってほしい。」
(〇〇は私の呼び名)

友達の言葉から、その時の自分の仕事は、クリエイティブを否定されていることに気づきました。

そしてそのことが、私は辛かったのだと分かりました。
もちろんパワハラそのものも、相当しんどかったのですが、パワハラって結局はクリエイティブの否定なのだと…

事務職でクリエイティブ?と思われるかもしれませんが、モノヅクリの場面だけでなく、
どんな仕事にも、また一般的には仕事と認知されないであろう家事や育児にも、
クリエイティブは存在すると思っています。

クリエイトとリクリエイトとクリエイターとクリエイティブ。

クリエイティブについて考えていく中で、ちょっとした違いに気づきました。
こんなこと分かってなかったのかと思われそうだけど、書いておきます。


└[クリエイト(create)]

「創造」のこと。
創造というのは、ただつくるということではなく【最初につくり出す】の意味。

└[リクリエイト(re-create)]

「再創造する」「造り直す」の意味。
創造する=最初につくる だとすると、再創造って何?と思ってしまうのだけれど(;・∀・)
【今あるものをつくり直して新しいものをつくる】と個人的には理解しました。

└[クリエイター]

この職種(?)を耳にするようになって久しいですね。
元々の意味から少し広がって、【何かを創る人。創ることを職業としている人】…という認識になると思います。
クリエイトから派生したとすれば、【新しいものを最初に作る人】ということになり、
伝統工芸品の職人は少し違うということになるのでしょうか?

└[クリエイティブ(creative)]

【創造的な】【独創的な】。

現在の「クリエイティブ」が持つ意味

今の時代、やはりもう少し広い意味を持っていて、リクリエイトもクリエイトに含まれているし、
職人もクリエイターなのかなと思ったりします。

すでにありとあらゆるものが溢れている世の中で、全く新たに何かをつくり出すというのは、なかなか出会えなそう。
今あるものを進化させていくことも、クリエイティブな作業じゃないでしょうか。

例えばこのnoteだってそう。
既存のサービスにある部分を切り取って、noteにとって最適なサービスに変えていると思うのです。

記事投稿はブログやレンタル日記、
記事に課金できるのは有料メルマガ、
サークルはFacebookやmixi、
アラフィフからしたら、遡ればNiftyフォーラムまでたどり着いてしまう!(゚∀゚)

古いものを繋いでいった先に、次々と新しいものに変えていく様は、クリエイティブな作業そのものに思えます。

クリエイティブとは、つくり出す、生み出す作業

私の職場には、それらがありませんでした。

上司である事務局長は思い通りにならないと、些細な事でキレる、怯える人が出るくらいキレる。
(キレる行為自体、クリエイティブじゃない)
  ↓
だからみんな黙る。(クリエイティブじゃない)
  ↓
どこが沸点になるのかも分からないから、意見があっても言わない。(クリエイティブじゃない)
  ↓
上司の思い通りにやるしかないから、新しいアイデアは出さない。(クリエイティブじゃない)
  ↓
それでもみんな何とかこなしているのに、疲れて結局キレる上司。なぜ疲れるかというと、仕事を自分だけで抱え込んで渡さないから。(クリエイティブじゃない)
  ↓
文句ばかりが充満する。やる気がなくなる。笑顔がなくなる。(クリエイティブじゃない)

何も生み出さない状態の連鎖だったのです。

冒頭にもかきましたが、どんな仕事にもクリエイティブは存在すると思っています。
想像力・創造性は、常に必要だからです。
それは当時の私のような事務職でも変わりありません。

書類の作り方、保管の仕方、企画の取り組み方、運営の仕方…沢山アイデアがあったのに、
95%くらいは、必要無いと相手にもされませんでした。
たまに受け入れられたものは、なぜだかいつの間にか上司が考えた事になっていました。
正当な手柄が欲しい!…と全く思わなかったわけではありませんが、良い形で進んでいくなら、
誰が考え出したことでもさほど問題無いと考えていたこと私にも、反省すべき点はあったかもしれません。


そして、私が1番つくり出したかった、生み出したかったのは、【笑顔】でした。

たとえどんなにうまく事が運んだとしても(私の案で、上司が思い通りに)、
みんなに文句があって、やる気も出なくなって…というのは、クリエイティブな活動とはいえません。

少なくとも、私にとっては、まるっきりクリエイティブなやり方ではないのです。

誰もが新しい方法を提案したり、積極的に仕事に向き合えるようにしたかったです。
そこからは笑顔が生まれるんだと信じています、今も。

笑顔を生み出す仕事がしたい。

自分も、上司の前で作り笑いばかり。6年10ヶ月もの間。
それでも、私の笑顔で癒されると何度も何度も、沢山の人(他の職員や、会員のみなさん)に言っていただけたのは、
せめてもの救いでした。

【笑顔】こそが、私にとっての「クリエイティブなこと」だったのです。

「○○にはクリエイティブなことでがんばって欲しい」
(○○は私の呼び名)

という友達の言葉で、私にとってのクリエイティブなことは何であるかに気づき、
【笑顔】を生み出すためにできること、自分が【笑顔】でいるためにやること を、
ハッキリと認識することができました。

その手始めが、クリエイティブでないこと(=当時の職場、上司)から、一刻も早く離れること。

ちなみに、1つだけ付け加えておくと、上司は誰彼かまわず異常なキレっぷりをみせるし、
少しでも意見しようものなら、自分はこんなに頑張ってるのに…とか、だったら辞める!…などと、
脅しもかけてきます(前述したように仕事を自分だけで抱えるので、他の人が代行できない)。
仕事のやり方そのものも、本人の性質上も責任者には全く向いてないけれど、
悪い人ではなく、真面目で面倒見も良い(気に入った人にはだけど)。
何より、働く女性の立場を尊重して、子どもの学校や家庭のことを優先させてくれたことは、本当に感謝しています。

このギャップがあるので、様々なことに誰もが口をつぐんでしまったことが、
上司のパワハラに拍車をかけてしまったし、それもやはりクリエイティブではなかったのですよね。

コロナによる外出自粛要請で、家にいるならと、モノヅクリを始めた方も多いのではないでしょうか。

手を動かしている内に、こんな風にしたらもっと簡単に作れるんじゃないかとか、
もっと面白いものができるんじゃないかとか、工夫が生まれることばかりです。

私は笑顔で過ごしています。
クリエイティブについて、考えたり実感したりしています。

それは、コロナ禍の今を、コロナ後の社会を、どう生きていくかのアイデアにも、繋がるかもしれないですね。

皆さん、本日もお互いに気をつけていきましょう。

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