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記号は不要

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最近の記事

未経験のプロジェクトの進め方?

自分が学習も経験もしたことのないことをやるのは、とても難しい。 これまで経験したことのないような、全く新しい事業の立ち上げ。自分の専門ではない新しい研究など、その道で経験を積んだ人に比べたら、全く歯が立たない気持ちになる。 実際、現場感覚としては不可能だと思える。 一から勉強して経験しながら実施するのも良いが、時間もかかるし、成功確率も低そうだ。 やる気で頑張って、成功させるという人もいるだろう。そういう人はおそらくチャレンジの人生で、たぶん困難を楽しんでいる。 そ

    • どうすれば問題解決力を向上させることができるのか?

      問題の解き方に関する抽象化されたパターンを脳にインストールできている人は、問題解決力が高そうだ。 ここでの問題解決力とは、解に辿り着くまでの時間が早いことを言う。 例えば、ある数学の問題を数学の初心者が解く場合と、数学の専門家が解く場合を考えてみる。どちらもこの問題は初めて見る問題だ。 おそらく数学の専門家の方が早く解に辿り着くだろう。解に辿り着くまでに複数のプロセスがあるはずだが、その最短距離を進むことができているのだろう。 一方で、数学の初心者は、解に向かう複数の

      • イノベーションのために努力する意味がある?

        イノベーションのために努力?イノベーションが必要と言われるが、イノベーションを目標に苦労する意味はどれほどあるのだろうか? もちろん、イノベーションによって世の中がより良くなることは賛成だが、無理にイノベーションを求める必要があるのだろうか? いわゆる大企業で働いている人たちが、今よりもっと成長するためにイノベーションを起こそうと努力している。その努力は何のためにしているんだろうか? もし「イノベーションを起こすため」に頑張っているなら、やめたほうがいい。 従業員の生活

        • 寿命は延び続けるのか?

          現代の人類は、人類史上の中でも最も裕福で長寿を獲得することに成功している。これは、サイエンス・テクノロジーの発展によるものだ。 これは永遠に続く成長なのだろうか? 裕福で長寿を獲得したときに、起こる副作用とはなんだろうか? この近年の急速な成長は、資本主義によってもたらされた。しかし、資本主義にも限界がきているといわれている。モノにあふれ、豊かな生活を享受するようになったが、逆にこれ以上の成長が難しくなっているらしい。 おそらく、個々人のもつ様々な(小規模の)不満を解

        未経験のプロジェクトの進め方?

          バーチャル空間への身体と心の移動

          人(動物)は、自分の身体をバーチャル空間に移動させることができるようになるだろうか?身体を捨て、脳のみをバーチャル空間に接続し生きることができるか? 人間は膨大な数の弱いAIの組み合わせによる自動運転 人間は脳の指令にしたがって、思考し、身体を動かして生きている。 さらに言えば、あらゆる条件反射の組み合わせにより、ほぼ自動運転で生きている。この仕組みは、成長段階において様々な条件に反応する”脳のAI”を脳内に構築することで作られている。という仮説だ。 立って歩くのも、

          バーチャル空間への身体と心の移動

          小さな学校

          個性が重要視される世の中で、学校の生徒はそれぞれの独自性を出せるようになってきた。自分の独自性を生かして、楽しく生きていくこともできるようになった。 ”昔”の学校は、はみ出し者は矯正され、画一的な良い集団を作るシステムが出来ていた。強制することができなかった子供たちは、”不良”と呼ばれる集団に属することになった。 ”今”の学校は、個性が重視され、多様性が重視される世の中だ。 しかし、学校は多様性を重視する体制になっているのだろうか? 学校では、大人数の子供たちを相手に

          小さな学校

          なぜ本を読んだだけでは何も生みだせないのか?

          ためになる本を読んだけど、すっかり忘れているなんてことは多い。 学んだはずのことを行動に移すなんてもってのほかだ。 学ぶ(記憶する)ためには、2つの方法がありそうだ 1.ひたすら繰り返す 2.または、既存の経験や記憶に関連付けさせる 学ぶとか記憶するというのは、脳に刻み込む作業だ。おそらく、一回だけ見たり体験しただけでは、多くの物事は忘れていく。忘れるというのは脳の機能として必要なことなのだろう。生活の中の様々な経験の中で記憶される͡コトは選別を受ける。どうやって選別され

          なぜ本を読んだだけでは何も生みだせないのか?

          脳機能から想定する充実した人生の送り方

          人間の生命寿命は長いかもしれない、だが、長い人生を充実したと思える人はどれだけいるのだろう?特に、バブル世代以降の”豊か”な世代の人たちが充実した人生をおくることができるのか心配だ。 現役世代を仕事に生きて充実している人もいるだろう。だが、人生最後まで充実できるだろうか? 現役世代は我慢して労働をし、定年してから自分の好きなことをしよう。と思っている人たちは、定年後に好きなことを楽しむことができるのだろうか? 人生の最後に、長い人生を十分に堪能したといえるようになりたい

          脳機能から想定する充実した人生の送り方

          本来の健康経営を目指すために

          健康経営が叫ばれているが、どこまで効果があっただろうか?基本的には疑問である。 ただし、本来のコンセプトは必要不可欠な考え方である。従業員の健康が企業の成長につながるサイクルを作ることで、企業の成長と国民の健康の両立が可能である。 資本主義社会は、労働時間を無限に増やし、労働者の心身を疲弊させる社会の仕組みである。企業や政治が何も考えずに成長を目指すと、ディストピアが広がっていくだろう。 健康経営は、このような負のサイクルを、正のサイクルに変える社会の仕組みを目指していたはず

          本来の健康経営を目指すために

          付加価値よりニッチ市場

          現代は、市場性の高い新しい製品・サービスというものが生まれにくくなっている 既存事業をディスラプトするのが一つの方法だろう。既存事業を効率化し付加価値を生み出す事業が想定される。 Amazonは本屋の、Netflixはレンタルビデオや映画業界の、QBハウスは床屋業界の市場をディスラプトし、その業界で回っていた金を奪い取っている。 デジタルではないが、ショッピングモールやセブンイレブンなんかも既存市場を塗り替えた事業といえるだろう。 ただし、塗り替えられる大規模市場は数

          付加価値よりニッチ市場

          労働はエンドレス

          資本主義の仕組み上、労働はエンドレスである 労働の対価が 商品の価値は労働コストの上に積み上げられる なぜ我々はこんなに大変な思いをして働き続けなければならないのか 世の中には生きていくために必要なモノ以上のモノがあふれている。生産性も向上し、人々の生活はもっと楽になるはずだったのではないか。 我々はエンドレスループの中にはまって抜け出せなくなっているのだろう。 生きていくために(そして楽しむために)お金が必要である。お金を稼ぐためには労働をしなければならない。労働時

          労働はエンドレス

          フレームワークは安心する

          何かを説明するとき、フレームワークは有効な手法だといわれている。 フレームワークは物事を一定の次元に分解し、分解した要素の関係を説明することで(つまり抽象化することで)、論理的な説明を行う。非常に有効な方法である 一方で、物事を単純化しすぎて、本来は複雑な現実世界をごまかしているようにも思えることがある。 何度も、フレームワークを使わずに説明を試みたが、どうも納得感が薄い。私の能力不足も当然原因の一つだが、どうしてもしっくりこない。 我々は、無限の状態を気持ち悪いと感

          フレームワークは安心する

          資本主義の行きつく先

          資本主義は労働によって価値が生み出される仕組みである。企業が生み出す価値の総量はGDPで表されるが、GDPの増加と労働の量の増加は比例してしまう。つまり、GDPが増え続ける限り我々の労働量も増えつけていくことになる。 幸いと言っては何だが、GDPの増加率はここ最近低迷しているらしい。おそらく、デジタル化や人工知能によって、労働生産性が向上した結果、同じ量の価値を効率的に生み出す仕組みができているためではないだろうか。Amazonの倉庫は自動化の仕組みの宝庫である、Googl

          資本主義の行きつく先

          デジタル化はディストピアへの入り口

          デジタル化の行きつく先はディストピア(反理想郷)であり、これを阻止するために努力しなければ人間は退化するだけでなく、悪い精神状態を生み出すリスクがある。 産業の成長はモノやサービスを増やすフェーズから、モノやサービスを効率的に届けるフェーズにシフトしている。デジタル技術や人工知能技術はそのために不可欠なテクノロジーとして活用されている。いわゆるDX(デジタルトランスフォーメーション)である。 DXは大きく二つの方向性がある。一つはコスト削減である。コールセンターの業務効率

          デジタル化はディストピアへの入り口