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未経験のプロジェクトの進め方?

自分が学習も経験もしたことのないことをやるのは、とても難しい。

これまで経験したことのないような、全く新しい事業の立ち上げ。自分の専門ではない新しい研究など、その道で経験を積んだ人に比べたら、全く歯が立たない気持ちになる。

実際、現場感覚としては不可能だと思える。

一から勉強して経験しながら実施するのも良いが、時間もかかるし、成功確率も低そうだ。

やる気で頑張って、成功させるという人もいるだろう。そういう人はおそらくチャレンジの人生で、たぶん困難を楽しんでいる。

そうでない普通の人はどうすればいいだろうか?

私もわからないが、こうやってみたらどうか?というアイディアはある。おそらく、プロジェクトマネージメントというカテゴリーの知識に近いのかもしれないが、私はそんなことは知らない。

何とかできる方法はあるか?

基本的には何らかのプロジェクトを進めるために必要な要素のパターンがあるだろう。

  • プロジェクトのゴール

  • ゴールまでのプロセスとクライテリア

  • 各プロセスの具体的作業

  • スケジュール

  • ヒト(能力)

  • モノ(作業に必要な材料、ソフトウエアなど)

  • カネ(予算)

経験者はこの中身を経験でわかっているので、業務を進めることができる。ここでは、世の中の誰もがやったことのないプロジェクトを想定してみる。

まずこのパターンにはめて全体像を把握してみてはどうだろうか?

作業内容もわからないだろうが、ゴールを達成するために必要なことは何かから考えてみると、意外と全体イメージくらいは描けそうな気がする。

全体が描けたらまずは実施してみるしかない。だいぶ端折ったが、頑張ってここまで進めてみる。

実施してみると必ず問題が発生したり、想定外のことが起こるだろう。それはゴールに照らし合わせながら、修正していくしかない。

もし解決不可能なことに直面したら、プロジェクトを中止する必要もあるかもしれない。全体のプロセスを修正してもゴールに辿り着かないと判断するなら中止すれば良い。

それでもできないのはなぜか?

こう考えればなんとなく進められそうな気がするが、実際は進められないことの方が多い気がする。おそらく問題は、

  1. プロジェクトを進めるための基本的パターン(型)を知らない

  2. ゴールが明確(具体的)ではない

  3. 各プロセスのゴールも明確ではない

細かいことを言えば、カネがないとかヒトがいないとか色々あるかもしれないが、結局はこの3つ(もしくは2つ)が、課題であることが多い印象だ。

極端に言えば、ゴールを明確にして、様々な型を理解いればなんとかなる。

自分が経験したことのない業務のマネージャーやスタートアップ経営者で有能な人たちはこれらを持っている。

逆に、自分の専門だけど有能でないマネージャーは、知識だけはあるが、ゴールや型を理解していない。

当然、型を知っているというのは、その型の持つ真の意味を知っているということだ。「形」を知っているだけではなんの役にも立たない。

どうやって学ぶ?

例えば、MBAは、様々なパターン(型)を勉強したり、ゴール設定の重要性(クリティカルシンキングとか)を学ぶ場としてとても良い。

だめなMBA取得者は形だけを使うことに目がいっているが、良いMBA取得者は、型の意味を理解して、脳にインストールしている。

型なので応用が効き、未経験のプロジェクトでも適用できる可能性がある。

MBAには限らず、プロジェクトマネージメントの学習などもあるのだろう。

そうなると、やっぱり勉強しろということなのか。知らないことはできないという結論になってしまう。

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