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まずは小さく、楽しく。デザイナー勉強会を継続するコツとメリット


こんにちは、アクアリング広報チームの菊地です。

突然ですが、クリエイティブ業界で働くみなさんは日々のインプットをどのように行なっていますか?
私が所属するユニット(※)では月2回のペースで定期的に勉強会を開催しています。

※ユニット制度についてはこちらの記事をご覧ください↓

勉強会の当初の目的は『UX・UIデザイン事例の分析と考察』だったのですが、そこにとらわれず様々なテーマに取り組んできました。

そこで、これまでの勉強会の内容を共有するとともに、継続することで見えてきたメリットや、なぜ継続できたのかまでを含めて振り返ってみたいと思います。

どんな勉強会を行ったのか

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①今更聞けない!photoshopの小ネタ紹介

先輩デザイナーにphotoshopの効率化のためのツールやTips、ショートカットなどを教えてもらう会です。
普段業務中に聞くのは躊躇してしまう、けど気になる…といったささいなことでも質問OK!というスタンスで開催しました。
こうした雰囲気のおかげで、新人デザイナーからはたくさん質問が上がりました。


②バナー大会(2回開催)

各メンバー同じお題でバナーを作り、そのバナーを相互フィードバックする勉強会。
バナー制作には基礎的なデザイン力・情報整理力が問われ、なおかつ短時間で制作するものなので勉強会の題材としてピッタリでした。

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この勉強会は2回開催したのですが、2回目には制作工程を録画して全員で鑑賞しました。メイキング映像として客観的に見ることで、各々のクセが発見できて面白かったです。


③サイト分析

各自良いと思ったWebデザインをピックアップし、どこが良いか、そのデザインの目的などを考察する勉強会です。

漠然と参考サイトを見るのではなく言語化することで、論理的にデザインを説明するスキルがついたのではないかと思います。


④案件での取り組み共有

勉強会という機会を利用して、各々の仕事の成果物を共有する会を開催しました。
どんな想いでデザインを制作したのか、工夫したポイント、苦労したことなどを共有でき、お互いを知る機会にもなりました。
日頃頑張っていることを可視化する・認め合うことで日々の業務への目的意識、モチベーションも上がったのではないかと思います。


デザイナー勉強会を続けることのメリット

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勉強会を続けてきて特に実感するのは、インプットとアウトプットの習慣がついてきたことです。1つ1つは小さな取り組みでも、それを積み重ねることによってメンバーの成長につながっているように感じます。

また、デザイナーの制作工程は各々の進め方がありブラックボックス化しがちなのですが、勉強会で進め方を共有し合うことでプロセスをアップデートしていけます。
新卒1〜3年目の若手が中心メンバーのため、継続的に基礎力を高める機会になっているのではないでしょうか。

ユニットメンバーという少人数で行うことのメリットもありました。
日々の業務だけでは知ることができない、各メンバーのパーソナリティやデザインに対しての考え方への理解が深まってきたことです。単発ではなく、継続して会話や相談をする機会を設けているからこその状態なのではないかと思います。


勉強会を続けてこれた理由

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勉強会に限らず、習慣化するのは難しいことです。特に勉強会は業務時間内で行うので、忙しいとつい後回しになりがちに…
それでもここまで続けてこれたのは、以下のような要因があったからだと感じています。

①モチベーションを保つために

・業務の負担にならず楽しく続けられるように、月2ペースで開催した。(繁忙期は月1になることも。臨機応変に)
その時々でメンバーの興味があること、知りたいことをメインにテーマを決定。やりたいテーマを毎週の定例MTGで案を出し合った。
ゆるく続けられるように、ハードルが高すぎるテーマ設定はしない。気軽に楽しんで参加できるレベルにする。

②基礎の積み上げ
・新卒〜4年目が中心メンバーのため、基礎的な内容を教えあう勉強会をメインに
「ささいなことでも聞いていい」スタンスにすることで活発に質問や意見交換ができ、身になった実感がある

③コミュニケーションの機会
・普段の業務で迷うこと、疑問に思うことがあった時、勉強会では聞きやすい
お互いが考えていること、パーソナリティを共有できる。ちょっとした雑談もできて息抜きになる


ハードルを上げすぎると参加するためのコストが高く挫折してしまう可能性があります。気軽に参加できるものから始めて、まずは習慣化を目指すことをオススメします。
そうすれば、「もっとこうしたい」「こんなことが知りたい」とさらに意欲が出て勉強会をアップデートしていけるのではないでしょうか。

メンバー構成や目的によって最適なやり方は変わってくると思いますが、勉強会を継続していくための一例として参考になれば幸いです。


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