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【解説】浮気や不倫で悩んでる?そもそもこの体にプログラムされていること

こんにちは、あやなです☆
この記事を読んでいるあなたは、浮気や不倫という言葉を聞いてどんな印象を抱くでしょうか。

許しがたい所業?
一度やったら死刑レベルの悪行?
もしくは、自分や相手がしていてもさほど気にならないこと?

人によって色んな感情が湧くワードだと思います。

「彼/彼女が浮気をしているかもしれなくて、気が気でない」
「彼/彼女の浮気が発覚し、ショックで夜も眠れない」
「悪いことだという意識はあるのに、なぜ人は浮気や不倫をするの?」

この記事ではこんな疑問を抱えている人に対して、以下の内容について解説します。
この記事の内容が少しでもあなたのお役に立てれば幸いです。


1. なぜ人は浮気や不倫で悩むのか

そもそもなぜ人は浮気や不倫で悩むのだろうか。
答えは単純。一夫一妻制がスタンダードである現代社会において、
道徳上、法律上、宗教上などの理由から
「悪事」と認識されていることだから。
ただ悪事として認識されていながら、世界で浮気経験のある男女の割合は、統計上大体人口の35~50%に上り、多い国で二人に一人は浮気している、または過去にした経験があるということになる。(国により差異あり)
回答していない人もいることから、実際には60%などもっと高いだろう。

悪事と認識しているはずなのに、なぜこんなに多くの人が浮気もしくは不倫をして悩み、葛藤しているのだろうか?

2. 現代人の中身(私達の体に刻まれたプログラム)

上記の問いに対する答えがこれだ。シンプルに現代人にプログラムされている内容(=脳の構造)が、200万年前の狩猟採集時代から変わっていないから。
【狩猟採集時代の脳みそのままの人間】        
VS
【現代の法律、文化、社会など変化した外側の在り方】
この違いが色んなバグを生んでいるのではないだろうか。

3. 狩猟採集時代から農耕時代への転換

上記の仮説に対する根拠を話そう。
人類は500万年前にアフリカで誕生し、大半を狩猟採集(まさしく大人気のゲーム、モンハンの世界)で過ごしてきた。
日本では石器時代と縄文時代にあたる。
そして、1万年前に農耕や牧畜を始めた。
1万年前と聞くと、歴史全体でみれば人類が農耕を始めたのは本当につい最近の出来事ということになる。

その農耕時代への転換により、社会や家族構造の変化に伴って
セクシュアリティ(性の在り方)についても大きく変わった。
大まかに双方の時代の特徴について以下にまとめる。

■狩猟採集時代
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・多くて100~150人の集団で生活
・食料などの資源は貯蓄せず、その日に必要な食料を狩りや採集で調達
・食料、住居、土地、自然などの資源すべてを皆で平等に分配★
※この頃は女性も尊いものとして扱われ、男性の所有物ではなかったと言われる。
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■農耕時代
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・道徳や宗教、心理学の発達
・穀物を畑で育て、柵の中で羊や牛などの家畜を育てて食料を確保
・自然との相互関係の変化
・核家族化と一夫一妻制(貞操が重視される、「結婚は人生の墓場」などと言われる)
・お金、食料、土地などを個々の私有財産として所有
・上記を得るために働いたり、戦争が勃発
※他のお金や土地と同じように、女性が男性の所有物となり地位が低下。
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狩猟採集時代は集団生活であったことから、セックスについては基本的にいつも一緒に暮らしている集団の中にいる人間が相手であったと予想される。
ただ、コモンセンスが★ですべてを分配する社会であったため、単一の決まったパートナーがいる訳ではなく、自然と集団に属している複数の異性がセックスの対象であったと考えられる。

つまり、人間が誕生してからほんの1万年前までの長い間、セクシュアリティのスタンダードとして、パートナーは決まったひとつの個体ではなかった。
このスタンダードが脳裏に刻まれているとすると、現代で浮気や不倫が起こることは極めて自然なことのように思える。

まとめ

人類にこうしたバックグラウンドがあると知るだけで、浮気や不倫で悩んでいるあなたも少しは今後見方が変わるかもしれない。
少し自分や相手を責める気持ちが和らぐかもしれない。

背景はそうとして、人によって大切にするものは様々。
個人的にはパートナーとの間における性生活の重要さは計り知れないものだと思う。
価値観の合うパートナー選びが大切だ。

ではまた👋

☆自分が大事にしていること(価値観)を知るには八木さんの自己理解がお勧めです↓↓

<参考文献>
クリストファー・ライアン、カシルダ・ジェタ、山本規雄(訳)
『性の進化論』 p.15-29


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