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【いつもなんとなく不安なのはなぜ?】脳が不安を感じるメカニズムと解消法!幽霊を怖いと感じる理由と不安の共通点

「日々、彼に別れを切り出されないだろうかと不安だ」
「今の仕事が嫌いで辞めたいけれど、何だか不安で辞められない」
「物質的には豊かなのに、毎日漠然とした不安に襲われてよく眠れない」

こんにちは、あやなです☆

この記事では、上記のように不安をお持ちの方に向けて、不安の正体からその解消法まで解説していきます。
今すぐ実践できる簡単な解消法を紹介しておりますので、是非最後までご覧頂けますと幸いです☆٩(ˊᗜˋ*)و


1. なぜ「不安」という感情が生まれるのか

 まずは不安という感情の謎から解説していきます。
私たちはこれほど物質的に豊かな世界に暮らしていても、大抵の人が何かしらの不安を抱えていますよね。それはなぜでしょうか?

その疑問に対する答えは、「純粋にこの脳がそもそも未来を考えるということに適応していないから」であると考えます。

ここでちょっと歴史を振り返ってみましょう。
人類は約500万年前にアフリカで誕生し、集団で狩猟採集社会を営んできましたが、当時の社会には以下のような特徴があります。

<狩猟採集時代の特徴>
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◆即時報酬システム
・果物や動物などの食料が常に周りの自然に溢れていて、空腹になれば直ぐに調達ができる環境。
・1ヵ所に留まることがなく、移動しながら生活し、食料やその他生活に必要な資源は、その場でその時に調達。
⇒すなわち、何かを「所有」「貯蓄」する必要性や概念が存在しない。
⇒未来や将来のことを考えることがない。
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このような環境である狩猟採集時代が、人類誕生の500万年前から“つい1万年前”に農耕時代へ転換するまでの間(=人類の歴史の99.8%の間)続いていました。

何が言いたいのかというと、つまりは私たちの脳はそもそも将来や未来のことを考えるようにはできていないということです。

さて、本来先のことを考えない脳を持つ私たちですが、人類が生活する環境がつい最近(約1万年前)以下のような特徴を持つ社会に変わりました。

<農耕社会の特徴>
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・1ヵ所に定住し、そこで農耕や牧畜を開始
※周りの自然から得ていた食料を、わざわざ畑で栽培するようになり、「労働」が生まれた。
土地や家や食べ物などの“限られた資源”(=私有財産)を「所有」し、“未来(干ばつ、不作、飢餓、等)に備えて”「貯蓄」するようになった。
・“限られた資源”を巡って、戦争が起こるようになった。
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見ての通り、周りの社会の在り方が激変したのです。
それでも脳(=身体)はこれまでの狩猟採集時代のまま(=将来や未来のことを上手く処理できない脳)であるため、環境と身体のアンマッチから生まれたバグが、「不安」と呼ばれる少々厄介な感情として現れるようになったという訳です。

2. 幽霊が怖い理由

実は不安の解消法と、幽霊を怖いと感じなくする方法には共通点が存在します。
それは一体何だと思いますか?

(・・・シンキングタイム・・・(カチッ、カチッ、カチッ・・・))

ヒントです♪
学校の文化祭でお化け屋敷を作ったことがある方は、その時のことを思い出してください。
お化け屋敷がようやく完成し、「さぁ今日はいよいよ文化祭本番だ!お客さんが来るぞ!」という時に、最後に大切な仕上げがありますよね?

そう!皆が位置に着いたら、電気を消さねばなりません。教室を真っ暗にします。
頑張って作ったおどろおどろしい装飾も、幽霊のコスプレも、蛍光灯に照らし出されているままでは、満足に他の生徒を怖がらせることはできないでしょう。

そうです、幽霊という存在が怖い理由の一つに、「ぼんやりしていて、よく見えないから」という理由があります。
そしてこれは「不安」という感情が現れる理由にも共通しています。
すなわち、その対象が「はっきりと見えないもの」「よく分からないもの」だからこそ、不安を感じるのです。

3. 分ければ分かる!

幽霊の怖さをなくすには、電気をつけてその色や形をはっきり見える状態にしてしまえばいい。
そして不安をなくすには、不安を感じている対象を幽霊と考えて、懐中電灯で照らし出せばいい。

実際には、狩猟採集時代レベルの脳が処理できる(=分かる)状態まで、明確に具体化すればいい、ということになります。

分ければ分かる。そして「分ける」=「具体化する」ということです。
これが不安の解消法です!

4. 具体化の練習

それでは実際に以下の例を用いて、具体化の練習をしてみましょう!

【問題①】毎月安定して稼げているのに、将来のことがなんとなく不安だ。
※この段階では何が不安なのか全く分かりません。「なんとなく」と言っているように、非常にぼんやりしている=不安な状態です。これを以下のように不安に感じている中身を、具体にどんどん落とし込んでいきます。

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【具体①】自分が興味を持てる仕事ではないため、学ぶ意欲が湧かずスキルアップしない。かつ、やる気を無理やり絞り出している状態なので、いつまで続くか分からず不安。

【具体②】一人暮らしで友達も少ないので、孤独死するかも。そしてもし本当にそうなって、その時に誰も気付いてくれなかったら悲しい。

【具体③】自分で稼ぐ、自分でお金を生み出すという経験を一度もしたことがなく会社に依存している状態だから、「会社を辞める=収入がなくなる=死」という思考になり、不安。

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漠然としていた不安が、中身を具体的にすることで、本当は自分が何に対して不安を感じているのかが明確になってきました。

このように思考を具体的に言語化し、可視化して整理をすることは、脳にかかる負担を軽減する上でも大切な作業です。

この時のポイントとして、実際に目の前の問題をすぐに解決できなくてもOKです。
思考を整理し、自分の本当の気持ちや願いを知っておくだけで大きな意味があります。
ここで書いた具体例①~③でも、本当の気持ち、願い、在り方を見ておきましょう。

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具体①:興味があり、自然と学ぶ意欲が溢れてくる仕事をして日々もっとイキイキしていたい。
※それが何かを見つけるには、
八木仁平さんの自己理解がお勧め。
具体②:人との繋がりを感じていたい。
具体③:自分でお金を生み出す力をつけたい。

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不安の先に本当の願いが見えたら、後は本来ありもしない未来や過去を照らして出して、あたかも見えたかのような気になることをやめること!
そして、「今」に強烈なスポットライトを当てて、この願いのために自分が今できることを一つずつ行動に移していってみましょう。

5. 極端な思考を止める

極端な思考というのは、例えば、
「収入がゼロになったら死んでしまう…」
こんなやつです。
大丈夫です、安心してください。死にませんから。

しかし実際に私は会社員時代に上記を真実のように感じていて、辞めたい仕事を辞められず、苦しい思いをしていました。

※今思えば、辞めた先に何もなかったから、まさに身投げ同様だったのです。八木仁平さんの自己理解プログラムでやりたいことを見つけてから、安心して辞めることができました。

もしも仕事が決まっていないまま辞めても、貯金がなくても、冷静に考えればお金がない=心臓が止まる訳ではありませんよね?
「仕事が決まらない」というのも、正社員という雇用形態や、必要とする以上の高収入にこだわりすぎて、視野が狭まっている可能性があります。

筋肉と同じで、思考も柔軟性と可動域の広さが大切です!
実際に必要とする最低限の収入や、自分が大切にしたいことを明確にしましょう。

6. カードの用意とポジティブ変換

極端な思考を止めたら、次はプランA、Bというように、各状況に合わせてカードを用意しておくことと、ポジティブ変換をしてみましょう。
得意であれば自分でポジティブ変換を、苦手な場合は得意な人に変換してもらうのが◎です!
もしくはコメントを頂ければ、私が変換してみます(笑)
※ストレングス・ファインダーでポジティブの資質を11位に持っています。
ポジティブ変換は割と得意な方である自覚があります☆٩(ˊᗜˋ*)و

例をひとつ紹介します。
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例)仕事が決まらず収入ゼロのまま、貯金も尽きてしまったらどうしよう…
家賃も払えず、水道や電気も止まってしまったら?

【カード(セーフティネット)の用意】
①仕事が決まるまで友達の家に居候する
②恋人の家に居候する
③実家に帰る
④生活保護を申請する


【ポジティブ変換】
例えホームレスになったとしても、人生のスパイスとしてそれはそれで楽しんじゃおう!経験値と人格が深まりそう (≧▽≦)
ホームレスの友達できるかな ♪ あ、働きたくないっていってたあいつも誘っていっそ一緒にホームレスライフを楽しむか☆
(実際に成功者には過去にホームレスを経験している人も意外といる)
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最後に

ここまでお読み頂き、ありがとうございます。
「不安の解消法!」とタイトルに入れましたが、私たちが私有財産や貯蓄という概念のある社会に生きている以上、不安が全て消えてなくなることはないでしょう。
ただ、具体化することで随分と不安な気持ちが和らぐものですので、
是非1日の中で5分、10分だけでも、不安の中にある思いを具体化する時間を取ってみて頂ければと思います。

この記事があなたの前進に繋がりますように。
それではまた👋









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