人生は決心と覚悟の繰り返し

人生は選択の繰り返し、とよく言いますが、私達の日常にはその言葉の通り、小さな選択もあれば大きな選択もあって、特に小さな選択においては無意識にやっていることもあるので、数えてみたらものすごい数の選択をしているのだと思います。

選択に必要なこと

日々の選択の中でも、自分の生活に変化を起こすような選択をする際は、とても慎重になります。選択に関する情報を集めたり、人からアドバイスを貰ったり、あーでもない、こーでもないと一人夜な夜な考えたり。
そこで、私の考える「選択に必要な３つのこと」を書いてみます。

１.　選択肢のメリット・デメリットを書き出したもの

２. 　誰かに理解してもらうことよりも、自分に納得感があること

３．自分で選択する、と決心できていること

１は、ただ考えているとぐるぐる悩みのループにハマってしまうので、アウトプットし、可視化することで頭の中を整理します。
そして、どの選択が妥当なのか？可能なのか？を考えます。
それはもしかしたら、無理をしてでも選択したいものかもしれません。
無理をしてでも選択してもよいですし、
時間をかけてできそうなところから手を付けてもよいですし、
他の選択肢に心が決まるかもしれません。

そこで次に重要になってくるのが、２の 「この選択は自分にとって納得感があるか？」です。もしその選択が、誰かに理解してもらいたいものだったとしたら、それは本当に誰かの理解が必要かどうか。
これは、自分が良いと思えば何を選択しても良い、ということではなく、
誰かの理解が必要と思いこんでいないか？
もっと突っ込んでいえば、
理解が得られなかったからやれなかった という言い訳にしないかどうか？
ということです。

そこで次に重要になってくるのが、「選択するのは誰の役割か？」ということです。その答えは３にある通り、選択は自分だけができるアクションであることを理解し、そして自分で選択すると決心すること、だと思います。

もちろん選択が必要になる場合、トリガーになることが起こったはずです。
その事実とは別に、

「あの時、誰かがこう言ったから…」

ではなく、

「自分がどうしたいか」「自分が決めた」

と言えるかどうか。

選択を阻むもの＝無意識の抵抗

「自分で選択する」と決心できない時は、
もしかしたら無意識に抵抗してるのかもしれません。
変化を恐れているのかもしれません。
見たくないものを見なくてはいけなくなるのが恐いのかもしれません。
傷つきたくないのかもしれません。

かくいう私も、過去、選択から逃れようとしていました。
11年前の離婚を決断した時、そのプロセスで、私は「自分で選択しようとしていない」ことに気付きました。
「離婚の理由を、私以外のところから探そう」としていました。
そして「私は私なりに頑張ったから、この決断は仕方のないことだと」誰かに理解してほしいと思っていました。
（こちらの話は、また別の機会にゆっくり…）

この無意識の抵抗に気づいた時 実感したのは、「その時は選択から逃れられたとしても、私がそれに向き合うまで その選択はまた私の前にやってくる」ということ、
そして、私には「人生を自分で選択するという決心と覚悟が必要だ」ということ、でした。

「良い選択」にするには、自分で良いものにしていく

自分のことは自分でしか決められません。
それは、家族でも同じこと。
どれだけ愛していても、変わってあげられない。
私の人生を誰かが変わってくれるわけでもない。
だからこそ、自分自身で選択する力が大切です。

自分のことを知っているのは自分自身。
精一杯頑張っていることも、精一杯悩んでいることも、
自分自身が一番よくわかっている。
だから、自分が自分のがんばりを認め、労り、
信じて選択すれば良いのだと思うのです。

そして、もしその選択が間違っていても、
もし選択した結果が想定と違っていても、
そこから次のゴールを目指して、次の選択をして、
そうやって小さな一歩を踏み出すことを繰り返す。
その積み重ねが、未来の自分を作るのだと思います。

そうすると、やっぱりPMOやアジャイルの投稿で書いたように、
違ったらリカバリーすればいいってところに、また戻ってしまうのですが…
ちょっとずつアジャスト(調整)して、リカバリー(取り戻す)する。
そして、良いものにしていく。
自分でその選択を、良いものに磨き上げていく。
それは誰でもない、自分自身でできること。
私はそんな風に思っています。


さて、選択から逃れた場合またそれはやってくるという気付きですが、
アメリカのテレビ司会者であるオプラ・ウィンフリーの2008年スタンフォード大学での祝辞でこんな言葉がありました。こちらは挫折のお話ですが、シェアさせてください。

"我々はみんなつまずきます。挫折もします。壁にぶち当たることもあるでしょう。それは、進路を変えるときだと人生が教えてくれているのです。だから、すべての失敗に聞いてみてください。この失敗は、私に何を教えてくれようとしているのか、と。その答えを得た時、あなたは前へ進めるのです。もし答えを得ないまま前に進もうとすれば、その失敗は違うパンツやスカートを履いて、また現れます。"
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Oprah Winfrey

人生は決心と覚悟の繰り返し。
自分の選択を、自分の手でより良いものにしていきたいですね。