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自分が出会った素敵な言葉にもっとパワーを持たせる方法

8月からマーブルスクールに参加し、駆け抜けた3か月。「書く」を仕事にすると決め、本気で向き合いました。

未経験だった私にとって、講座で学べることすべてが新鮮でした。未経験の武器は無知であること。スポンジ人間になると決めてすべてを吸収してやろうと一生懸命頑張りました。

課題にも真正面から向き合いました。毎回、今まで使ったことない脳の領域を使ったような感覚になり、どれほどチョコを食べたことか。

講師のみなさんは「書く」プロフェッショナルの方々なので、提出した課題に対して的確かつ丁寧な言葉でFBをくださっていました。でもやっぱり、赤が入るとショボンとはなるわけです。

ましてや私は未経験なんだから当たり前です。当たり前田のクラッカーです。でも講師のみなさんはこんな私に対しても良いところを見つけて褒めてくれるんです。それを素直に受け取ればいいのに、元来の自己肯定感が激低な性格も相まって、ショボン+「今ここでショボンになってて私は本当にライターをやってくの?」と考えるループに、講座の期間中に突入してしまいました。(←くそ面倒人間)

そんなときに心の中で何度も反芻された言葉がありました。こちら。

あなたはなぜ、ライターになったのだろうか。あるいはなぜ、現在ライターをめざしているのだろうか。どうしてわざわざ、なにかを書こうとしているのだろうか。(中略)あなたはなんとなく、これといった根拠もなしに、「自分にもできそう」と思ったのだ。だからライターをめざし、ライターになったのだ。
(中略)
そう、ライターをめざしたり、名乗ったりしている時点ですでに、あなたは根拠なき自信家なのだ。

古賀史健『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』

知らない間に私の書いたなかで、読んでいただいているnoteになっていました。(私がいいものを書いたというより、古賀さんの素晴らしい本のおかげ。)

弱気になったときに幾度となく「根拠がなくても『書く』ことに自信をもっていいんだよ」と思えました。

この言葉、noteに書き留めたからこそ、私の心に留まってくれたのだろうな…。

私は英語を勉強しています。学生時代、英単語を覚えるときは紙に何度も書いて覚えていました。でも最近、そのやり方は非効率だと言われているのを知りました。何度も見て読む方がいいと。

確かに莫大な数の英単語を頭に叩き込むには絶対にその方が効率的。でもしっかり1つに向き合って、時間をかけて書き留めておくことにも意味があるんだな、と感じました。

まっ、無機質な英単語と古賀さんの本の言葉を天秤にかけて考えるのはおかしな話ですけど。

そして、自分が出会った素敵な言葉たちを時間をかけて書き留めておいたなら、他の誰かにもおすそ分けすべきだと思いました。

あなたが救われたその言葉で、誰かもきっと救われるから。

そしてその言葉はもっともっと力を持つようになるはずです。

実際に私はこのnoteに投稿したわけです。時が経っても誰かが「スキ」を押しくれることで、このnoteに書いた言葉の存在を思い出せるし、「誰かにも届いたんだな」と思うと…すごく心がホッコリします。

noteに書くことは一石二鳥。

これからも自分がそんなnoteを書きたいな。そして、誰かの素敵なnoteにも出会いたいです。

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