生徒会 第7話 借り物競争
体育会本番、やはりドラマが待っていた
ドラマが起こったのは、借り物競争でのこと
その生徒は置いてあるものを見て、ハタと困った
ヤカンが無い
そう、指定されたヤカンが無いのである
すると、その生徒はすかさず係員の所へ走って行った
係員、事情を理解すると紙に「水筒」と書き直した
そして、その生徒に手渡した
競技のひとコマの、ほんの些細な出来事ではあるが、生徒会にとっては
チェックポイントではあったのだ
約束事はひとつ、ハプニングの際は、係員の判断に一任すること
総会で決定された借り物競争のルールは次の通りであった
ひとつ、ハズレくじは設けないこと
ひとつ、学校にある備品をくじの内容に使うこと
借り物競争で困るのは、引いたくじの内容である、
ハズレを連続で引いた生徒は対策を唱え、ありそうに無い
備品を書かれた人も対策を訴えたのであった
その結果のルールであり、うまくいくかどうかはスタッフ次第となっていた
加えて、それでもアイテムがその時に無い場合を考えておく必要に
大会スタッフは気づいたのであった
水筒を指定された生徒は、すぐさま確保すると係員の所へ走って行った
一安心した生徒会長は、次の作業へと移って行った
体育会は抜粋してお送りします
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