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食卓の向こう側・第2部「命」つなぐために(14完)トライ 「半歩」を始めませんか


2003年〜2004年西日本新聞で連載された「食卓の向こう側」シリーズ、いよいよ最終章。

第1部と2部に渡り、色々な角度から食に関するメッセージを受け取り、17年の時は経っても、食の大切は変わらないなと改めて気付かされました。

今回は新聞社の記者でもある女性の話。。。


食卓の向こう側・第2部「命」つなぐために(14完)トライ 「半歩」を始めませんか


「生ごみすら出ない」私の生活が昨年十一月、少し変わった。炊飯器のスイッチを入れた。半年前に賞味期限が切れたみそを処分、新しいみそで味噌汁を作った。

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社会部記者、重岡美穂(29)。独身。

きっかけは、連載第一部(昨年十二月掲載)に登場した長崎大学環境科学部助教授、中村修さんと会った時の話。中村さんは若者の大半は栄養バランスなど考えず、好きなものだけを食べる「呆食(ほうしょく)」だという。

先輩記者は「なんて貧しい食生活」と驚き、私は「え、やばい?」と驚いた。人ごとじゃなかったのだ。

言い訳はある、連日「午前さま」の生活。休みも不規則。外食なしでは生きていけない。でも、中村さんの一言に救われた。「半歩先を目指せばいいんじゃない?」

そこで一念発起。(1)野菜を食べる(2)一日三食とる(3)外食は定食にする(4)間食は控える(5)自動販売機はつかわない-を「できる範囲」でやる。「半歩の挑戦」と名付けた。

半月後、朝は眠い。やはり、みそ汁は面倒だ、いつか両親から「食べないよりまし」と言われた即席みそ汁で精いっぱい。-工夫して「チン」した冷凍食品のホウレンソウを入れる。

一ヶ月目、みそ汁を手作り。割と簡単。いろんな野菜をたっぷり食べられるので、ありがたい。買い物は仕事の合間にスーパーで。

昼と夜は、野菜も食べられる定食をもりもり食べた。豚のショウガ焼き定食、ハンバーグ定食…。ただ、何をどれだけ食べればいいか、分からない。時々無性に甘いものが食べたくなる。四キロ太った。


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二ヶ月目、本で栄養バランスを勉強。肉や卵は毎日食べなくてもいいらしい。逆に、食べすぎると万病のもと。野菜中心の外食を探すものの、なかなかない。

とりあえず昼は野菜いため定食やおでん定食がある店を見つけ、夜はデパ地下の和風弁当を増やした。体の働きをよくしようと、白米よりはミネラルやビタミンが豊富と知った玄米を初購入。

食べにくいと聞いていたが、それほどでもない。便秘も減り「体は食事で快適になるもんだ」と嬉しくなり、やる気も倍増。体重は元どおりに。

三ヶ月目、朝食抜きの日も減り、ご飯と野菜、豆類を意識して食べるようになった。花粉症なのでアレルギーと食の関係の本も読み、農薬や食品添加物はできるだけ避けようと思った。

運良く、デパ地下に無添加、無農薬の惣菜店があり、常連に。弁当と一緒に朝食の付け合わせも買うと楽。野菜不足の日が続くと「緑の葉っぱが食べたーい」と感じる。


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変わったこと-。学生時代からひどかった生理痛が軽くなり、鎮痛剤がいらなくなった。血液検査では、赤血球が大きくなり、数も増えた(酸素を多く運ぶから疲れにくくなる)。化粧品店に調べてもらった肌の状態は、肌自身が元気になろうとする力(ターンオーバー)が改善した。

「半歩先」を目指し始めたころ「野菜といってもピンからキリまである」と忠告された。当時は「そう言われても」と馬耳東風。今なら聞けるが、いきなり”正論”には入れなかったのだ。

玄米菜食主義など、いろんな人が言う「健康的な食生活」には堅苦しい印象があった。でも、この間に、それぞれのやり方があるんじゃないかと思うようになった。だって、ライフスタイルや好きな食べ物はさまざま。万人に通じる「正解食」はないだろう。

今、挑戦は六ヶ月目。食べることを少し意識して「この体は、将来の『わが子』の体でもあるんだよな」とか、「野菜も自分で作ってみたい。でも、育つまでに一年もかかるのか」とか、いろんなことも見えてきた。

もし、あなたが「呆食かな」と思ったら、「半歩」を始めてみませんか。



転載終わり


この記事を読んで思ったこと。

「結局のところ、自分で気づくしかない」

どんなに周りが、色々とアドバイスしても、本人が聞く耳を持っていなければ、何も変わらない。

先輩記者に言われ「この状態はやばい!」と気づき、食生活を変えることがきた女性記者。

自分のペースで無理なく、できる範囲から始め、六ヶ月後には、自分が将来産む子供のことまで考えられるまでに…。

野菜を自分で作りたいという気持ちまででてきた!


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こういう女性が増えてくれば、日本の少子化にも歯止めがかかる。

私の友人で40代で再婚、三人の子供を自然妊娠で授かった女性がいる。

彼女は関西の田舎出身、生まれてから一度も水道水を飲んだことがない。

両親がヒーラーで、自然な素材のものにしか口にいれず、いつも飲んでいたのは井戸水。

松果体がクリスタル化してるからか、サイキックな力もあり、エネルギーワークが得意、子供たち3人も同じ能力を持っていて、超健康優良児!

妖精が見えたり、龍やオーラが見えたりする。笑

子供が健康になるのも親次第。

生まれる前から体を整えておく女性が増えることを切に願う。



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