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【不妊治療と私Vol.1】自分を見つめ直す機会

¡Hola! 今日はちょっとガラッと視点を変えて「不妊治療」というテーマで書いてみたいと思います。このテーマにおいては語りたいことが多岐に渡り、何度かに分けて、まとめてみます。もしよければご覧ください。

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そもそもなぜ急にこのテーマが出てきたかというと、私自身が不妊治療を3年近く行ってきたという点と、ルクマを取り扱う事業を行うようになって、不妊治療には糖質制限も必要なことがあるということを学んだからです。(参考)ルクマは低GIフルーツのため糖質制限中でも美味しく頂けるという利点のあるスーパーフードです)

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今現在、2022年4月からの「不妊治療が一部保険適用」というニュースで、不妊治療という言葉がよくTVでも聞かれるようになりました。また、女性の社会進出や晩婚化、少子化といった社会を取り巻く環境の変化の中でもよく聞かれる言葉です。

「不妊治療」は、妊娠・出産を希望しているにも関わらず一定期間、妊娠の兆候がないカップルに対して行われる治療のことで、今や18人に1人は体外受精で産まれているという時代だそうです。(NISSEY健康コラム抜粋)

この治療には、ステップがあり、「タイミング法(医師の指導のもと自然妊娠を試みる)」「排卵誘発法」「人工授精(精子を子宮に直接入れて子宮内で受精させる試み)」「体外受精(卵子と精子を取り出し受精・培養の上子宮に戻す試み)」と年齢や状況に応じて各自ステップアップしていきます。私の場合は、年齢を考慮しいかに効率的に無駄なく治療に臨めるかを念頭に、以下のようなステップで進めました。

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①ありとあらゆる検査を実施(男女ともに)

 不妊の原因が不明というカップルが半数以上のようですが、例に漏れず私たちもそうでした。そのため、治療を始める前に可能性を探るための検査をほとんど漏れなく実施しました。子宮の掃除みたいなもの行いました。

②全部すっ飛ばして体外受精に

 結局、男女ともに際立って悪いことはなく、理由が不明確だったため、一番可能性がある体外受精にすぐ臨むことにしました。

体外受精には、大きく「ふりかけ(自然受精)」と「顕微受精」があります。自分が選ぶのではなく、培養士さんがその時の精子の様子で判断してくれます。

③受精卵着床前検査(PGT-A)を実施

 体外受精では、「初期胚移植」と「胚盤胞移植」があり、初期胚は2−3日の培養期間で子宮に戻しますが、これは私の場合は何度か挑戦の上うまくいかず(着床せず)でした。胚盤胞の場合は着床はできたものの育たないということが続きました。そこで、「染色体異常」が原因では無いかと考え始めました。受精卵に問題があるのでは無いかと。このあたりに来ると、自分自身で勉強を重ね、医師にも質問をしまくっていたので、色々な面で自分の状況を見れるようになっていました。

 PGT-Aを実施している医療機関は日本ではまだ数少ないです。そのためこの検査を実施していて評判も悪くなさそうなところに、転院しました。ちなみに、私は3つクリニックを変更しています。その理由はまたの機会に。 

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このように私は進めてきました。治療の中でよく考えたのは(医師からも言われたのは)「内から変化をすること」です。

今回のテーマ内にある「糖質制限」もそうですが、結局、自分の身体に宿る命のため、自分の身体が自分を支えるためだけのパワーしかないと、なかなかうまくいかないのです。そこで、漢方もトライしたりサプリや食べ物も気を遣いました。漢方外来で医師に言われたことで印象に残っていることがあります。「貴女、自分で精一杯になっているわよ。鉄も亜鉛も、自分のためだけにしか使えてない(量が少ない)。そんなんでもう1つ命を支えられると思ってるの?」

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確かにそうだと思いました。食事、そして睡眠もです。私は治療を始める前もう少し若い頃、「仕事が何より優先!」「寝不足上等」「それが自分の輝き」みたいなことを思っていました。「今しかできない」とも。

不妊治療は精神的にも金銭的にも追い込まれ、ゴールの見えない漆黒の中での自分との戦いみたいな側面があります。だから、辛い。でも、この治療に真剣に臨む中で、もっと大切なことに気付かされたのも本当のことです。

「今しかできないこと」は、自分の年齢や体力をしっかりと認識しライフプランを見据えた上で、こういったチャレンジをなるべく若い段階でしたいものだと。仕事は仕事なんだと。70歳や80歳からデザイナーになって大活躍される方がいる時代です。それは後でもできる。しっかり自分に向き合って自分の身体を食事や睡眠で労ってあげて、家族との時間を1番の宝物にする。そうすると、自ずと心の余裕が出てきて、PMSが和らいだり、パートナーとの関係が良くなったりします。短中期視点でしか見れていなかったあの頃の自分に教えてあげたい。長期的に考えることで、今後の人生の豊かさにも関わってくる。

不妊治療。経験した人しかわからないものすごい苦しみがあります。本来は避けて通りたい道。でも同時に、自分の知らない世界を知り、パートナーや心友への感謝を改めて想う機会を得られ、自分自身の身体や健康について優先順位についてライププランについて真剣に考える機会になったこと、このようなチャンスもらいご先祖様に、感謝しています。

Gracias!

※このブログは個人の感想であり、効果効能や正解をうたったものではありません

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