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India life Day12・13

こちらに来てから
練習を進めていく中で
私の中で壁にぶち当たりました。

5年振りのマイソールは
以前とはエネルギーも空気感も違って
レベルが上がっています。

コロナ禍に来れてたプラクティショナー達が
サラスワティ師やシャラミラ先生との
関係性を創り上げていて
以前の雰囲気よりも、より深く感じています。

来ているプラクティショナー達も
レベルが高く
自分が埋もれているように感じました。

実際私はこの2週間新しいポーズには進めず
声をかけてもらうこともなく
ただ毎日練習が終わりました。

2周目に入った時
周りがどんどん次のステップに進む中
私だけが取り残されているような
そんな孤独な気分になりました。

練習は心地よく最高で
何も問題はない。
はずなのになんで?
そう思う日々が続きました。

バリニーズのアシスタントの男性から
声をかけてもらってお茶をしに行ったときに
私は彼に率直に聞きました。

『5年前頂いたポーズから進まない。
なのに周りはどんどん進んでいる。
私はこのまま進まないんじゃないかと
不安になっているんだ』

彼は笑顔で言いました。

『ミキは母親と接するときにどう接する?
あっちから声をかけてもらうまで待つかい?
真剣な顔で話しかけるかい?

サラスワティは勿論私達の師匠
そしてリスペクトを持って接するけど
私達の母と同じように接すればいいんだよ。

何も怖くないし
何も恥ずかしがらなくていい。
僕だってヘンテコな英語さ。

でも彼女に毎回声をかける。
元気ですか?
いつもありがとうございます。
ここまで練習してるんだけど
次にトライしていいかな?

彼女は必ずどの生徒のことも見てくれている。

その証拠に勝手に進んでいた生徒が
難しいポーズができる!と言ったときに
彼女はそうは思わないと首を傾げてたよ。

できる人にはトライしてごらんと言う。

ミキも恥ずかしがらないで
コミニュケーションをとるのがまずは大事だよ。』

私はそう言われて
ハッとしました。

今まで自ら声をかけに行ってただろうか?
見てくれてるなら話しかけられるでしょ
くらいな上から目線でいたのかもしれない。

70〜80人いる子供達の中で
声を上げない、産声を出さない子供に
見向きをするだろうか?

私は勝手にアクションも起こさず
自暴自棄になって不安になって
悲しみに暮れていただけだった。

何も行動を起こさなかったら
何も起きなくて当たり前だ。

ただ構ってもらえず拗ねてる子供と同じ。

よく考えればわかったことなのに
私は目の前のことに必死になって
周りのことよりも自分のことばかり考えていたことに気付いた。

次の日からサラスワティ師に
練習終わりに必ず声をかけるようにした。

昨日は
『今日もありがとう。
調子はどうですか?』

彼女はあまり良くないんだと返した。

私はあなたの健康を祈ってます。
そう伝えた。
彼女は笑顔でまた明日ね。
と言ってくれた。

私の手と身体は緊張で震え
顔は強張っていたかもしれない。
それでも大きな一歩。

今日は練習中から
必ず終わったら質問をしよう。
と決めていた。

終わってから私の身体は緊張で強張る。
でも母を想う気持ちを思い出してみた。
私の心は愛で溢れた。

『サラスワティ師、質問をしてもいいですか?
私は5年振りですが3回目のマイソールです。
新しいポーズにトライしたいのですが。』
彼女は
今週は次のアーサナのここまでやりなさい。
来週からはその次のアーサナを練習してごらん。
と答えてくれた。

あぁ、なんだ。
もっと早く声をかけて聞けばよかったんだ。

母親になんでこれはこうなの?
なんでそうなるの?
わからないことをクリアにするように
聞けばよかったんだと。
心が軽くなり涙が溢れそうになった。

いつもありがとうございます。
心から感謝します。

自然とその言葉が出てきた。

アシスタントをしてた友達達は
目配せをしてくれて
帰宅するとシェアハウスで共に暮らす
サンディが笑顔でおめでとうと言ってくれた。

みんな口を揃えて私に言ってくれる。

『Don't be shy.』

ミキの英語は毎日成長してるよ。
あなたは素晴らしいよ。

日本にいても、インドにいても
私は決して一人ではない。

いつも利他的に生きる素晴らしい周りの人たちに
支えられて
私はこの世界に存在している。

何も恐れることなんてない。

いつも支えて
愛で包み込んでくれる
両親や家族、先生、仲間達
生徒の皆さんに
改めて心から感謝の気持ちです。

このインドでの生活で得たいろんな知恵と経験を
また更に愛で返せるように
残りの時間も惜しみなく周りの愛に応え
自らも愛で返せるようにします。

木の下をよく見てみると
神様が飾ってあります。
ゴグラムからリキシャで10分
湖にサンセットを見に行きました。
プージャのお手伝いをするOJ
インドに来てマットを隣に敷いて一緒に練習しました。
彼のヨガへの向き合い方や周りへの気遣い
とても尊敬します。
日本でもまた一緒に練習しましょう!
落ち込んで昼過ぎまで動けなかったけど
ロケーシュお父さんのところへ
お花を持っていきました。
笑顔でシヴァマントラを唱えて
お母さんが暖かいチャイを淹れてくれて
心が温まった。


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