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とにかく〇〇が欲しい、からのスタートでした

6年前、都内にアートセラピー のスタジオを開設しました。
スタジオ運営は全くの素人、ビジネスのノウハウもない私でしたが、アメリカから帰国して10年過ぎた頃から、居ても立ってもいられないほど、欲しくなったものが、アートセラピー の"拠点”であり、”基地”でした。

この決意に至るには、アートセラピーに関わる人ならきっと共感してもらえる、この職種ならではの苦労がありました。

その1 カウンセリングルームではアートを取り入れづらい!
ソファーに小さなローテーブル、落ち着いた色の絨毯に真っ白な壁、対話するにはとても心地いい空間ですが、アートとなると(!?)
小さな紙に色鉛筆で色を塗る程度の作業はできても、画材を置くスペースもないし、水場も近くにないし、色々と難しい。

その2 アートセラピーは、画材の量が半端ない!
少し高価で特殊な画材から、100均のクラフト材、リサイクルの廃材、季節ごとに集める自然素材などなど、アートセラピーグッズが常に自宅の物置を占有していました。
出張の講座や研修の際は、毎度ガラガラとスーツケースを引きずる生活。

その3 レンタルスペースは、準備と片付けが一仕事!
いざ会場を借りれば、講義スタイルで配置された机と椅子を全て並び替え、机はしっかりシートで養生、終了後も汚れを入念にチェック。
特に子どものグループの後は、ドアの取手やトイレの蓋、予想外のところに汚れを発見したりします。

「どうしても拠点が欲しい!」の強い思いが、スタジオ開設によってついに実現したのでした。
スタジオ開設までの道のりやREADYFORのクラファン体験については、またいずれ書きたいと思います。

次回から、アートを対人支援の現場に活用するための工夫について書いてみます。

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アップコンセプト・スタジオ/apconcept studio
www.apconcept.jp/studio
Twitter: @ap_arttherapy
Instagram: apconcept_arttherapy

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