ありがとう回転寿司

最近の母子のご褒美といえば、回転寿司!


先週も、遊びに夢中で親子教室から帰りたくなくてぐずぐずしていた我が子に、お昼お寿司にしようと思うんだ!と声を掛けると、一目散に靴を履き出した。ばつぐんのこうか、である。


回転寿司は本当に素晴らしい。なによりワンオペの時にその素晴らしさが身に染みてわかる。


まずお店に入りやすい。よく行くお店は郊外店で、駐車場があり、スロープも緩やかだし、階段も少ない。お店によってはアプリで事前予約ができる。
だいたい平日の11時に利用するのだが、ストレスフリーである。


そして、店内のレイアウト。
回転寿司は、適切に隣の席との仕切りがあり、他のお客さんの迷惑になりにくい。子どもの用の椅子も貸してもらえる。


お寿司が流れてくる様子はどうやら電車に似ているらしく、我が子はでんしゃ!でんしゃ!と喜んでいる。お寿司が届く時のチャイム音もそういえば電車っぽい気がしてきた。


お寿司を頼む時のタッチパネルは、さまざまなCMが流れていて、飽きさせない工夫に満ちている。

そんな空間の中で、親は、普段食べられないラーメンや、スイーツを遠慮なく頼める。


最近自分で食べたがる子どもには、お寿司はちょうど良い。手で掴みやすい、汚れにくい、冷まさなくていい。

ファミレスにいくと、ポテトや唐揚げなど揚げ物一辺倒になってしまうけど、たまごやえび、巻物(きゅうりや納豆)なんとなくヘルシーな気がして罪悪感も少ない。(もちろんマックのハッピーセットもよく頼むけど)


子連れに優しいランチというと、フードコートというイメージがある。確かに子連れ向けのサービスがたくさんあってとても便利だ。


しかし、母子二人となると、フードコートで席を確保して、お店で頼んだのを席まで持って行って、食べ終わったあと返却する‥という一連の動作は結構大変である。


そんな時、回転寿司はすさまじい効力を発揮する。食事が自分から来てくれる!しかも頼みたいタイミングで。

まずは子どもの分を早く届けてほしい時は、席に着いた途端いつもの(たまごとかっぱ巻)を直ちに注文する。その後に、親はゆっくり何にするか選ぶことができる。なかなか他のお店ではできないこの注文方法が、ワンオペだとすごく便利なのだ。


また、こちらはあまり食欲ないけど時間的に子どもに食べさせないと‥という場合もとっても助かっている。

回転寿司に行く時は、大判のお手拭き(またはおしりふき)と小型のカバー付きキッチンハサミをもっていく。
お店のおてふきは小型だし、たくさん使うと申し訳ないので、ガンガン使えるように自宅から持っていく。
キッチンバサミは、巻物が食べにくい時に使う。またはうどんの時。


よくよく考えると、回転寿司との蜜月は妊娠中からだった。


つわりで気持ち悪いとき、納豆巻きなら食べられた。


生物を控えていたので、好き放題食べる夫を見ながら、産後に一番したいことは、好きなお寿司をお腹いっぱい食べることだな、と強い決意を固めていた。(実際産後すぐに実行した)


納豆巻きを食べ、夢中で寿司レーンを見つめる我が子を動画に撮って家族に送ったら大好評だった。夫から、こんなに嬉しそうな動画今までなかったよね、と言われた。


いやいや、これだけ笑顔の瞬間なんて毎日あるよ‥と言いかけて思った。母子一対一で、その場面をスマホで動画を収めるのが大変なのだ。
よくよく考えると、お互い向き合って動画を撮る余裕があることなんて、あんまりない。ほんと、回転寿司ぐらいだ。



最近、回転寿司業界も色々あって大変だなと思う。
以前に比べて確かに値上げしてしまったけれど、これからもガンガンお世話になる所存である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?