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ユニクロが越えていったもの





先日、夫のお父さん(義父)とユニクロに行った時のこと。



最近ユニクロで服を良く買うんだけど、なんでだと思う?と訊かれた。




安いから?
どこでも買えるから?



服を買うにしてはどうもポジティブに思えない答えしか浮かばずに、うーん‥と考え込んでいた。




静まりかえった車内で義父は教えてくれた。


なんでかと言うとね、
ユニクロ着ると若く見えるからなんだよねー!





ほほう!なるほど!








ユニクロの年齢層は幅広い。

若者はこの服、とか年配の方はこれが最適、とかいう概念がない。


20代と60代が同じ服を着てることはざらにある。


特に違和感がないので不思議なものだ。


60代をターゲットにしたファッションブランドと比べると、ユニクロの服なら自然に若く見えるのかもしれない。




思い返すと、ユニクロは性別のくくりも緩やかだ。




自分はユニクロのメンズ服のSサイズを敢えてを買うことが多い。多分街中を歩いてる男性をみると、同じ服を着てる?と思うことがある。



逆に、夫は私のお下がりのユニクロ服(レディース)のパンツとかコートを着用していたりする。(こちらは意外と気づかれにくい。)


かつては、ユニバレ=ユニクロで買った服だとバレる、という言葉があったが、いつのまにか死語になっていたらしい。







ユニクロは、年齢性別関わりなく、みんなで楽しめる場所だ。










先日、夫の部屋着を干していて、そういえばこのパーカー、昔から持ってるけど全然へたらないし、どこのブランドなんだろう‥と気になってタグを見たら、ユニクロだった。




出会った頃から着てたから、少なくとも10年は前だろう。たしかにタグが今と全然違う。



昔のユニクロなのか〜、昔のユニクロって質がめちゃくちゃ良いのね、と考えてふと思った。



もしかして、オールドユニクロってジャンルって確立しているのでは?




と、検索したらあった。



オールドユニクロ。メルカリでも出てくる出てくる。




こんな記事もあった。




あの、オールドコーチとかオールドシャネルと同じようにオールドユニクロも、ジャンルとして成立し始めたらしい。



オールドユニクロばかり集めているインスタもあった。




昔のユニクロは意外と攻めたデザインも多い。結局かわいい。欲しくなった。













アンティーク古着が好きで、オールド〇〇と呼ばれるブランド小物をいくつか持っている。



セリーヌとカルティエ、グッチなどの主に80年代のものだ。



今のデザインには無い尖った部分(カバンの金具にサファイアが埋め込まれていたり!)や、これを逃したらもう手に入らないのでは?という一点物感、いい感じにこなれた質の良い革など、魅力は色々とある。



個人的には、最新コレクションより魅力的なデザインにみえる。



オールド〇〇の魅力は、人と被らないお洒落が楽しめて、質が良いことだと思う。






実家のタンスに眠っている昔のユニクロ服が、逆に新鮮でお洒落なオールドユニクロという視点で生まれ変わる。




オールドユニクロはまだ萌芽期のようなので、なんとなくこれから一大ムーブメントになるんじゃないかと思ったり。



ユニクロは年齢、性別をも越えて、近々、時をも越えつつあるようだ。




そういえば、産前はユニクロのマタニティショーツには本当にお世話になった。


マタニティショーツ?なにそれ?と疑心暗鬼でユニクロで購入して、穿いてみたときの我が子を包み込むような安心感は今も忘れられない。


そして、産後はベビー肌着が大活躍している。


私、夫、義父、そして我が子。これからも我が家とユニクロとの関係は続きそうだ。






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