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体調とパラレルに状況が悪化している|11/17〜11/23

緊急事態宣言のなかで始めた日々の記録。火曜日から始まる1週間。仕事と生活のあわい。言えることもあれば言えないこともある。リモートワーク中心。出掛けることが増えてきた。ほぼ1か月前の出来事を振り返ります。

2020年11月17日(火) 自宅

終日在宅勤務。午後はZoomでGAYAのミーティング。GAYAは「世田谷クロニクル1936-83」にアップされている8mmフィルムのデジタルデータを「楽しみながら」鑑賞する仕組みづくりを行ってきた。そのステップは「ひとりで”みる”→ みんなで“はなす” →だれかに“きく”」という3つに整理してきた。この方法を広く共有するための「手引き」をつくることを話し合う。印刷物か、ウェブサイトか。改めて「共有」の目的を確認しながら、メディア選択の議論を重ねる。
映像を映したスクリーンの前で語り合う。今年度はオンラインにシフトすることで、それぞれがパソコンの画面というスクリーンの前に集ってきた。昨年度に一般募集をした「サンデー・インタビュアーズ」の人たちとZoomを介して映像を見てきた。そこから気になったことをオフラインの世界で、それぞれに調べて、また集うことを繰り返してきた。ひとつの映像を中心に集う。ゆくゆくは、それぞれが同じステップを他の人たちと行うようになれば「中心」(映像)を囲む場は増えていく。「移動する中心|GAYA」の名前のゆえんを思い起こす(英名は「Moving Archive Center in Setagaya|GAYA」)。スクリーンを介して、オンラインとオフラインを流動的に行き来する動きを手元のノートに図で描いてみる。完全にエヴァンゲリオンのゼーレ会議のイメージと重なっている。
夜はTokyo Art Research Lab ディスカッション2「私たちの移動の経験はどう変わる? 「移動」と「つくる」ことをめぐって」を視聴する。「移動する時間」という移動を身体的に捉える視点が面白かった。

2020年11月18日(水) 自宅

寝ている間に喉が痛くなる。朝から体調が悪い。仕事を休む連絡を入れて、病院の予約をする。混んでいるようで昼近くの診察になる。いつも小児科を担当している院長先生が内科を診ている。人手が足りないのだろうか。日中も寝て過ごすけれど、あまり回復しない。東京都の新規感染者数は493人の過去最多を記録。都は警戒レベルを最も深刻な「感染が広がっている」に引き上げる。

2020年11月19日(木) 自宅

症状は落ち着いた。けれども、身体が痛くて、だるい。今日も仕事を休む。熱はないと添え伝える。「熱はありません」と「コロナではありません」は医学的には(?)同じではないだろう。でも、同義語のように使っているし、誰かに言われれば、そう受け取っている。暗黙の了解になっている。そう言いながら自分にも「だから、大丈夫だ」と言い聞かせている。
年に何回か、こうして数日ダウンすることがある。身体からの休めというサインだと思って、しっかり休むしかない。

2020年11月20日(金) 自宅

午前まで休んで、午後から在宅で仕事に復帰する。夕方にオンラインで短いミーティングをひとつ。体調は相変わらずの不調。明日からの連休を過ぎれば、火曜日には出社できそうではある。東京都の新規感染者数は522人。Go Toの見直しも議論にあがってきた。自分の体調とパラレルに状況が悪化しているようにも思えてくる。都知事は昨日の記者会見で「5つの小(こ)」のフリップを掲げる。

会食時の感染防止に
5つの小(こ)
小人数 小一時間 小声 小皿 小まめ

こころづかい

2020年11月21日(土) 自宅

咳が出てきた。熱はない。いつも風邪の治りかけになる症状だとわかってはいても不安になる。そして、ひどくなっては外に出れなくなる。

2020年11月22日(日) 自宅

咳は続く。体調は低空飛行のまま。

2020年11月23日(月・祝) 自宅

風邪がしつこい。あと一歩で治りそうだけど、咳が残っている。

(つづく)

noteの日記は、Art Support Tohoku-Tokyo 2011→2021「2020年リレー日記」のテスト版として始めたのがきっかけでした。11月の書き手は、清水チナツさん(インディペンデント・キュレーター/PUMPQUAKES)→三澤真也さん(ソコカシコ 店主)→相澤久美さん(建築家/編集者/プロデューサー)→竹久 侑さん(水戸芸術館 現代美術センター 主任学芸員)→中村 茜さん(株式会社precog 代表取締役)です。
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