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産後のサポートどうしてますか?

これから出産予定のあなたへ

産後のサポートについてイメージしたり、具体的に考えて準備していますか?
それとも、まだ先の事だし今は考えられないから後でいいかなと思っていますか?
私は、自分の仕事を通して、いろいろなケースを見てきました。
結論から言うと、産後のサポートについてイメージしたり、具体的に考えて準備することは、早い方がいいと思っています。
もちろん、まだ経験したことのない未来のことですから、完璧にできてなくても構いません。あなたと赤ちゃんの新しい生活をおぼろげでもいいので感じていくことが大切だと思うのです。


これから、私と一緒に考えていきましょう!

一言でサポートといっても、いろいろな要素があります。
ここでは、ざっくりと人とモノについてお話ししていきます。
まずは、人です。
産後の生活は、パートナーと2人で協力してやっていきますと言われる方が最近多いです。コロナ禍で里帰り出産がむずかしい方もおられると思いますし、介護等家庭の事情でサポートができないということもあるでしょう。

しかし、これは、産後の生活がしっかりイメージできていないとうまくいかないケースが多いのです。

生後間もない赤ちゃんは、2〜3時間ごとの授乳など、お世話をすることが多いです。赤ちゃんとの生活は、大人の生活とは違い、一日中の時間が細切れになります。ピンとこないかもしれませんが、今まで普通にやっていたことが、時間に遮られてできなくなるということです。

つまり、今までの生活とのギャップが大きくて、イライラしたり、落ち込んだりと気持ちが不安定になることが多くなると考えられます。

このことがわかっていないと、つらい気持ちになってしまいます。特に、出産後半月くらいまでは、ホルモンが大きく変わってくる時期と重なるのでマタニティブルーになりやすいという訳です。



ここまで聞くと、不安になるでしょう。
でも大丈夫です。
たしかに、この生活は、続いていきます。けれども、人には適応力があります。やがてその生活が普通になる日が必ず訪れます。赤ちゃんの可愛らしさや日々の成長も励ましになります。

その日まで、手厚いサポートがあればいいわけです。

では、どうすればよいかですよね。

まずは、あなたやパートナーの家族で協力できるかを確認してみましょう。
近くに住んでいれば、多分協力してくださるのではないでしょうか?サポートしてくださる方にお仕事がある場合でも大丈夫ですよ。家事を中心に手伝ってもらえばいいのですから。食事の準備が難しいのなら、お弁当など買ってきてもらうだけでも助かると思いますよ。
それなら、パートナーでもできるからと思われるかもしれませんね。でも、大抵は、パートナーにとっても初めての経験です。赤ちゃんとの生活がパートナーにとってもストレスフルなものになってしまう可能性を考えれば、子育て経験のある方のサポートが望ましいのではないでしょうか。

生活の場は、自宅に手伝いに来てもらっても、あなたが里帰りしてもどちらでも構いません。期間は、できたら余裕をもって出産後1ヶ月位、最低でも2週間は必要でしょう。お2人目以降の方は、前回の経験を思い出し、上の子の様子をみながら期間を考えてみてくださいね。

今、コロナ禍です。もし、県外移動が必要な時は、かかりつけの病院の受け入れ体制の問題があります。私の勤めている病院は、県外からの里帰りの方は2週間自宅で経過観察後の受診、県外の人と接触があった場合も同様に2週間の自宅での経過観察という厳しめのルールがありますので、ご自分のかかりつけの病院に問い合わせてみてくださいね。

それでも、やっぱりサポートを頼む人がいない方もいらっしゃると思います。その場合は、モノ、サービスの活用を考えていきましょう。

先程の記事でも書いたとおり、赤ちゃんとの生活で、足りなくなるものは時間です。足りなくなる時間を補うためのサポートを人ではなく、モノやサービスで置き換えていけるかを考えていきましょう。

まずは、家事にかかる時間の短縮です。
食事はネットスーパーや宅配のお弁当などを利用してみましょう!使い勝手が良いかは、あらかじめ利用しないとわからないものもありますので、いろいろ情報を得て、決めていってください。買い物くらいできると思うかもしれないですけど、それもままならなくなることもあるかもしれませんので、ぜひ検討してみてください。
洗濯も、赤ちゃんの分が増えます。綿製品が多く乾きにくいものがたくさんあるので、乾燥機が入手できる方はあればとても便利です。無理なら、大人のものだけでもまとめて洗濯して、コインランドリーがいいかもしれません。お金はかかりますが、時間の短縮ができます。
掃除は、毎日でなくてもいいですよね。余裕がある方は、ついで掃除をしてみたらいいかもしれませんね。日々散らからないようにしていくことで、ストレスが減っていくようにしましょう。
家事サービスを利用するのもいいでしょう。住んでいる所で、使えるものが違うので、時間があるうちに、これも情報収集を。
最後に、家事が苦手なパートナーさん、この機会に家事をマスターしてみましょう。

そして、メンタルケアです。
短時間でもいいので、気分転換していきましょう。好きなものを食べる、おしゃべりする、1人でお風呂に入るなど、些細なことでいいです。自分だけの時間を持つことはとても大切なことです。あなたの笑顔は赤ちゃんにとって1番の栄養ですよ。
心配なことや、不安なことはパートナーと話をしてみたり、家族に連絡をとったりしてみましょう。出産後2週間健診もあります。ぜひ活用してみてください。

産後のサポートについて、私の感じでいること、考えていることを綴ってみました。
赤ちゃんとのHappyな時間がもてますように!


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