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HMJ2024が終わりました。

弊工房のブースにお立ち寄りいただきましたお客様、そしてなにより作品をご購入いただきましたお客様、本当にありがとうございました。

何しろ独立して3年の若輩者(おっさんなので、こういう言い方が良いのか分かりませんが)ですし、初めての試みだったので時間ばかりを浪費してやるべき事が出来ていなかったと大変反省しています。
お客様への不手際について、改めてお詫び申し上げます。

出展者リストでは、多段の筆箱なども紹介していたのですが、直前でちょっとした不具合が見つかってしまい、修正する時間も無く、今回は販売を見送りました。
ひょっとしたら、こちらを目当てにされていたお客様もいらっしゃったのかもしれませんね。
誠に申し訳なく、お詫び申し上げます。

今回の反省点は多々ありますが、売り上げは予想より良かったので、十分結果は出せたと思います。

なにより、実物をご覧いただきたい、その上でご判断いただきたいという想いがあったので、それが果たせたことが一番の収穫だったと思います。

毎日、一人で工房にこもりっきりで作品作りをしていると、だんだんと気持ちが倦んできます。

「本当にこんなもの、売れるのか…? 単なる独りよがりなんじゃないか…」

思考の無限ループにはまり込んで、自家中毒状態になる…
ハンドメイドにかかわる作家さんだったら、誰しも経験していることだと思います。
そういった状況を乗り越えるには、やはり多くの人に見てもらって反応を感じることだと思います。

作品を常設展示している店舗を持たない私のような弱小作家にとって、お客様の反応やご意見をダイレクトに得られる機会はそうそう無いので、本当に貴重な体験をさせていただいたと思います。
こういうところはネット販売より対面販売が圧倒的に有利ですね。

今回、沢山のお客様に作品を見ていただき、また、ご感想を頂く事が出来ました。

「ずっと見ていられるね」

とか、

「回っているのを見ると涼しく感じる」

とか、こちらが期待していた反応が返ってくることが、とてもうれしかったです。

また、通りすがりに思わず2度見するお客様、Uターンして戻ってくるお客様、どれを購入するかをお悩みで何度も何度もブースにお立ち寄りになられたお客様、こんな言い方は失礼だとは思いますが、何だか可笑しかったです。(すみません_o_)

オリジナルのデザインで似たものは何処にも無い、その割にはぱっと見に何だかわかる、こういった商品はそう簡単には作れないと思います。
あらゆる作家さんがそういったオリジナリティをどうやって作り出すか日々格闘されてますよね。

私は、たまたま、10数年前の大災害をきっかけに、このテーマに出会う事が出来ました。その事については、何と言ったらいいのかよく分かりません。
与えられた縁の様にも感じます。

風車というアイテムに込めた想い…

当初は、必要以上に電気に依存しないための工夫でした。

今は、風という見えないものを可視化するための触媒となることで、見えないもの、手に触れられないもの、遠くの時間、遠くの距離など、想像でしかたどり着けない世界に思いを馳せるきっかけになれたら…

そんなことを考えながら作り続けています。

これからもよろしくお願いします。

7/28追記

次回は10月13日(日)、14日(祝・月)にパルテノン多摩で開催される「多摩くらふとフェア」に出店します。また、会場で皆さんにお会い出来たら嬉しいです。


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