#ネタバレ 映画「善き人のためのソナタ」
「善き人のためのソナタ」
2006年作品
不純物は排除される
2007/5/21 16:52 by 未登録ユーザ さくらんぼ(修正あり)
( 引用している他の作品も含め、私の映画レビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。 )
反政府分子というのは政府側から言うと一種の不純物です。不純物を排除し国民の純度を上げようとして盗聴をするのでしょう。
その仕事では凄腕の主人公ですが、上司から、あるカップルの盗聴をするように命じられるのです。
実は、上司は密にカップルの女性に横恋慕していました。三角関係です。
カップルから見れば、皮肉にも上司は不純物。
その手先として盗聴する主人公も、不純物の一味なってしまいます。
主人公はその事に気づき、逆にカップルを守ろうとするのでした。
主人公から見れば仕事上の裏切り行為と言うより、物事の純度を守るという潔癖な性格にそった正しい決断なのでしょう。
余談ですが、この映画のカップルの男はラズロと言います。もしかしたら、もうどなたかが書いておられるのかもしれませんが、たしか、あの名作「カサブランカ」のカップルの男性が同名でした。この映画は「カサブランカ」へのオマージュでもあったのでしょうか。
追記 ( このワインを育ててほしい )
2015/11/24 18:08 by さくらんぼ
「金曜日にはワインを買って帰りましょう」みたいな宣伝が昔ありました。
その宣伝に乗せられた私も、やがて週末には必ずワインを買うようになりました。
一本1,000円から1,500円ぐらいの輸入ワインです。
良く飲みましたね。白でも赤でも良いですが、色のきれいなロゼが好きでした。フランスも良いですが、オーストラリアとかも美味しかった。
でも、やがて、ときどきお腹をこわすことに気がついたのです。
最初は偶然だと思っていましたが、だんだん、そうでも無いことに気がつきました。「もしかしたらワインが原因か?」との疑念も。そして、数年前にネットで調べたら、私と同じように、ワインでお腹をこわす人が案外たくさんいる事と、その原因が酸化防止剤らしいことを初めて知ったのです。
酒の席で軽くその話をしたら、知人から「因果関係が科学的に証明されていない」と強い反論をされ、せっかくの酒席を、会社の存亡をかけた会議の席みたいな空気にしてしまった知人のセンスに敬服した記憶があります。
今でも、ネットを見ると、酸化防止剤の入っていない一部の国産ワインを、「あれは正統的なワインとは言えない」みたいに書いた記事も見受けられますが、そんな記事でも、小さく「酸化防止剤も健康でない人には悪影響を与えることもある」みたいな文言は書いてあることがあります。
そうです。私は子供の頃から胃腸が丈夫ではありません。私の体で人体実験をした結果をお話ししているのです。
さっそく酸化防止剤無添加ワインをこの一週間飲んでみました。
先日、スーパーにたくさん並んでいて驚きましたから、満を持して一本買い、飲み切りました。
普通のワインでしたらお腹をこわしたかもしれない量です。
でも、まったくそのような気配はありませんでした。お腹は健康です。味は、やや甘口でしたが、癖が少なく、素直な味でした。そう、素直さが際立つ味わいなのです。
その素直さは、酸化防止剤の刺激が無くなった事によるものなのか否かは、素人の私には分かりません。ただ、たしか昔読んだ新聞記事によると、「もし酸化防止剤を日本酒に入れると、味が変わってしまい、無添加の日本酒になれている日本人には飲めないだろう」という意味の話が書かれていましたので、酸化防止剤は無味無臭では無いのでしょう。
ノンアルコールビールの味が毎年向上している様に、酸化防止剤無添加のワインの味もさらなる向上を目指してもらいたいものです。あの「やさしい味」を日本ワインの武器として。第二のウイスキーになるよう。
また、無添加のワインを買いたいと思います。今度はもっと辛口を探して。
追記Ⅱ ( 酸化防止剤無添加ワイン、売り場拡大 )
2016/1/13 8:31 by さくらんぼ
昨日買ったワインですが、もちろん酸化防止剤無添加ワインです。数年前はスーパーではほとんど見かけなかった無添加ですが、昨年見つけてからファンになりました。
容量は、今まではメルシャンの720mlボトルだけだったのが、昨日は1,500mlと、250mlも売っていました。さらにサントリーも1,800ml大型紙パックで参戦してきたのを発見しました。
これだけでもワイン売り場のかなりのスペースを占めています。売れているのでしょう。私が選んでいるときも、少年を連れた若いお父さんが、通りがかりに「そうだ、ワインを買おう」、「酸化防止剤無添加!?(と顔を近づける)」、「よし、これにする!」と、わずか3秒で即決し、通り風のように買っていきました。
うん蓄に生きるオーディオマニアはそんなにいなくて、大多数の人が音楽を聴くのはラジカセかミニコンポで十分なように、うん蓄ワインマニアも実は少ないのではないでしょうか。それどころか、庶民はワインショップに行っても「どうせ高級品は買えないし、安価なワインも、どれを買ってよいやら、迷って困る」というのが本音かもしれません。
そんなとき大きく書かれた「酸化防止剤無添加ワイン」の表示は、イコール「健康にも良さそう」と感じられ(実際に健康に良いことを私自身で確認済み)、まるで黄門様の印籠ほどに御威光があるのかもしれません。又、値段が安いのも魅力で、購買意欲を後押ししますし。
この素晴らしい製品を開発されている皆様に感謝し、さらなる研究と進化を期待しています。
( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)
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