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#ネタバレ 映画「続・荒野の用心棒」

「続・荒野の用心棒」
1966年作品
ふと、映画「滑走路」を
2020/12/4 10:19 by さくらんぼ

( 引用している他の作品も含め、私のレビューはすべて「ネタバレ」のつもりでお読みください。)

こういうアクション映画は嫌いではありません。

特にラストの意表を突いたガンファイトは圧巻でした。あれはアートです。

でも、B級映画を超えた高評価がなされているのが不思議だったのです。

しかし、映画「滑走路」を「苦が希望に転じた十字架」だと解釈出来たら、この映画「続・荒野の用心棒」も似ていると思いました。

もし同じなら、高評価の理由も理解できようというものです。

主人公がいつも引きずって歩いていた重い棺桶は(苦の)十字架であり、中から取り出したガトリングガンは(希望の)十字架だったのかもしれません。

★★★★☆

追記 ( 「ニューヨーク近代美術館」所蔵作品らしい ) 
2020/12/4 13:21 by さくらんぼ

映画「続・荒野の用心棒」は、「ニューヨーク近代美術館にフィルムが永久保存されている」ようです。

今は手放しましたが、以前、DVDを持っていて、その解説にも同様の事が書いてあった記憶ですから、本当の事なのでしょう。

追記Ⅱ ( 映画「東京物語」 ) 
2020/12/4 14:08 by さくらんぼ

すごい、

美術館には、小津安二郎監督の映画「東京物語」もあって、

肩を並べている。

追記Ⅲ ( 「復讐するは我にあり」 ) 
2020/12/5 10:04 by さくらんぼ

大きな見せ場は二つあって、一つは十字架がついた重たそうな(死体が入っていそうな)棺桶を、苦しそうに引きずって歩いていた男が、絶体絶命のピンチになると、涼しい顔で棺桶の中からガトリングガンを取り出して応戦するところです。

ここは「苦が希望に転じた」ところですね。

もう一つは、それに怒った敵が、彼の両指を潰し、二度と拳銃が持てない、引き金が引けない体にしたのですが、決闘の当日、彼は墓場に立つ「十字架の飾り」を引き金に使い、両手のひらだけで拳銃を操り、得意の早打ちで、ガトリングガンのように敵を倒すところです。

聖書にはこのように書いてあります。

『 愛する者たちよ。自分で復讐をしないで、むしろ、神の怒りに任せなさい。なぜなら、「主が言われる。復讐はわたしのすることである。わたし自身が報復する」と書いてあるからである。 』

( ウィキソース「ローマ人への手紙(口語訳)」第12章の19 )

一言で言うと「(神の言葉)復讐するは我にあり」ですね。

指を無くした彼は十字架(神)の力を借りて敵を倒しました。「引き金は彼ではなく神が引いた」のです。

そして拳銃は神に没収されました。十字架から離れなくなったのです。

私はそう解釈しました。

丸腰になった彼は、ふらふらと去っていきました。

追記Ⅳ 2022.4.14 ( お借りした画像は )

キーワード「希望」でご縁がありました。重たい棺桶や、ガトリングガンに秘められた、外見に似合わない神への確固たる希望を、大輪のヒマワリに昇華させてみました。枠に入れるため自動的に上下が少しカットされましたが、それ以外の加工はありません。ありがとうございました。


( 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

更新されたときは「今週までのパレット」でお知らせします。)


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