青木ゆき

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青木ゆき

元司書.Webライター.図書館に住みたい. 「幼心を忘れずに」 ご依頼・ご相談は下記フォームまでお願いいたします。 https://form.run/@aokiyuki

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消えていく時間と失われる心

ふと、早足になっている自分に気づく。 ゆっくり歩いても仕事には間に合う。なのに、せかせかしている。 穏やかにまったり暮らしたいと願いながら、急いているなんて。 複雑な気持ちになりながら、小学生の頃に読んだ『モモ』を思い出す。 ミヒャエル・エンデ作『モモ』 円形劇場の跡地に迷いこみ、そこへ住むようになった少女「モモ」。 モモは近くの町の人々に支えられ、愛され日々を過ごしていた。 そこへ、"時間どろぼう"である「灰色の男」たちの魔の手が忍び寄る。 灰色の男たちが欲するもの、

    • 言葉に生かされて

      落ち着くまでに1年近くかかってしまうとは。 自分のポンコツっぷりに言葉が出ない。 noteに掲げた2021年の抱負は早々に破れ、 2021年は「人生のお休みの年」にすると決めていた。 それがどうだ。 仕事を変え、4度引っ越し、新たな世界に踏み込み... めまぐるしい毎日が過ぎていった。 あっという間だった。 泣いて、藻掻いて、傷つけて、たくさん迷惑をかけた。 言葉から、文章から、ライターという仕事から逃げたくもなった。 にも関わらずこうして今はnoteに言葉を綴ってい

      • 環境のせいか自分のせいか

        物事が一筋縄ではいかないのも 簡単に結果が出ないのも 当たり前の話なんだけれど 時が経っても開花できない自分に嫌気がさす もしかして環境を改善すれば もしかして仕事道具をグレードアップすれば なんて思うものの核にあるのは自分 気の持ち方が悪いか 気合いや頑張りが足りていないかだ とはいえ環境が全く関係ないかというとそうでもない ブラック企業が良い例かな ブラックな会社が最も悪い けれど抜け出さない、抜け出せないあなたも悪いって誰かが言う あぁ、私いまセルフブラッ

        • 心が動いたときに筆をとる

          前回、感極まってnoteをしたためた。 1人を想って書いたnoteはある意味ラブレターともいえるだろう。 もちろん、どう思われるかという不安はあった。 けれど筆を取らずにはいられなかったのだ。 溢れた気持ちはスラスラと言葉に、文章になっていった。 いままで、どうにか絞りだして生み出していたことが嘘のように。 「心が動いたときに筆をとろう」と改めて感じた瞬間だった。 書けなかったファンレター以前、群ようこさんのエッセイにハマっていた。 大好きだった。 いち読者としてファ

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        消えていく時間と失われる心

          甘い菓子より温かい言葉を

          「応援してますよ」 そのたった一言を目にして涙が溢れた。 これまで「応援してる」とコトバにすることは、相手へプレッシャーをかけてしまうと思っていた。 だから「応援してる」と伝えることを避け「無理しないでね」と受験を控える友人や子どもたちに伝えてきた。 それがどうだ。 いざ自分が「応援してます」と言ってもらったら、こんなにも嬉しい気持ちになるなんて。 同時に温かなコトバに飢えている自分に気づく。 そうだ。 物を言わぬ猫を連れ、乗り込んだ彼の家。 義両親と連れ子の

          甘い菓子より温かい言葉を

          今年の抱負をば

          あけましておめでとうございます! クライアント様やライター仲間の皆様、フォロワー様 昨年は大変お世話になりました。 ライターとして存在できているのは、皆様のおかげです。 今年もどうぞよろしくお願いいたします。 さて今年の抱負をば、こちらで宣言しておこうと思います。 今年のテーマは『有言実行と挑戦』です。 そして今年やることは以下の3つ。 ・執筆に心をのせる ・ブログとYouTubeチャンネルを育てる ・動画編集で収入を得る 昨年は有言実行できたことが少なく、自分で自

          今年の抱負をば

          Webライター青木ゆきポートフォリオ

          はじめまして。Webライターの 青木ゆき と申します。 2018年1月より副業でWebライターとしての活動を始めました。 そして2020年8月から、晴れてフリーランスのWebライターとして活動中です。 過去の実績や対応可能な範囲、プロフィールなどを以下にまとめます。 ご参考いただき、執筆のご依頼をご検討いただけますと幸いです。​ IT記事■掲載メディア:Andronavi様 ITサービスやガジェット、スマホアプリ、ゲーム攻略連載などの記事を執筆しています。 こちらで

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          幸せの連鎖を生み出せる人でありたい

          この世には「悪意の連鎖」があるらしい。 人から人へと起こる負の連鎖。 私は自分で連鎖を終えるだけでなく「幸せの連鎖」を生み出せる人でありたい。 先日のnoteで紹介した 『理解という名の愛がほしい』山田ズーニー/著 このなかで「悪意の連鎖」についてお話があった。 人は他の誰かから受けた悪意を、自分より弱い者へぶつけてしまう。 これが繰り返され、悪意が連鎖し巡り巡っているのである。 弱い人へ、弱い人へと連鎖していって最後の被害者は? 最後の最後にたどり着くのは、子どたちの

          幸せの連鎖を生み出せる人でありたい

          本音を伝える予行練習

          いま、ライター業を辞めるよう迫られている。 私の本音は「やめたくない」だ。 なぜならライターという仕事をしていたからこそ 前夫の裏を知ることができ、前夫から離れる決意もできたから。 つまり、私の人生の恩人(人じゃないな…恩職?)なのだ。 そんなライター業を「はい、わかりました」と2つ返事でかなぐり捨てることなんてできない。 それなのにハッキリNOだと、本音を伝えられないでいる。 ライターを辞めるよう言っているのは転職先と私を繋いでくれた人。 私のためにあれこれ手をまわし

          本音を伝える予行練習

          不毛な結婚論争に終止符を

          どうして結婚するの?どうして結婚したの? そんな問に対して、私が言えるのは… 「一緒にいたかったから」 「隣で笑い合っていたかったから」 とはいえ、結婚という契を結ばずとも一緒にいることはできる。 それでも結婚するのは、生涯を共にしていくという約束を、見える化したいからなのかもしれない。 人は見えないものに不安を覚える。 おばけや死後の世界、将来のこと、相手の本音など。 愛情だってそう。 だからこそ、スキンシップや言葉で確かめ合い、関係を維持していく。 見えないも

          不毛な結婚論争に終止符を

          いちどはしてみたいなフェードイン

          腰がいたいです。 なぜなら、朝からずっとイスに座りっぱなしで作業をしていたから。 本格的にライターとなる前に、腰痛持ちになるとか笑えない。 そこで、私は決めたのです。 休日中に仕事用の机と、お高いイスを買うと。 先週のお休みの日に先延ばしにしたことが悔やまれます。 さっそくネットで調べていると、ゲーミングチェアなるものが。 お店で見かけたものの、とくに気にしていなかったのですが、実際によく調べてみると、なんだか良い感じ。 だんだんロボットのコックピットに見えてきて、「え

          いちどはしてみたいなフェードイン

          美味しいものには目がないのです

          美味しいものを我慢できる? 私はできない(キッパリ) 最近まで「クリームチーズ×クラッカー」にハマっていた。 推しのクリームチーズは、北海道乳業が出している「Primar(プリマール)」だ。 フィラデルフィアや雪印北海道100、kiriなど、いろいろ試したなかで、プリマールがいちばんクラッカーにマッチしている。 牛乳の風味が感じられ、クリーミーなクリームチーズが塩気のあるクラッカーによく合う。酸味も強くなく、なめらかで柔らかい味だから、とても食べやすい。 クラッカーは

          美味しいものには目がないのです

          ふしぎな朝の体験

          いつもどおり、2度寝のために寝ぼけ眼でアラームを設定しなおす。 6時半に夫を見送ったあと、今日は6時50分までが至福の2度寝タイムなのだ。 「トゥルル!」 ベッド横にある子機が鳴り、はっと目が覚める。 携帯を確認すると6時50分すぎ。アラームは鳴っていない。 さらにアラームを確認しなおすと、7時50分に設定していた。 なんとひどい設定ミス。 それにしても、ワン切りによるモーニングコールで、寝坊せずに済んだなんて。不思議なことがあったものだ。 朝から不思議な体験をして私

          ふしぎな朝の体験

          電子レンジは偉大なり

          電子レンジって偉いですね。万能ですね。 お昼ごはんとして、母の味でもある「納豆スパゲッティ」を作っていたのです。大好きな納豆スパゲッティ、作るのに失敗したことなんてありません。 料理が苦手な私でも簡単に作れる「母の味」だったのに…まさかやらかすとは。とある料理本に出会っていなければ、食べるのを諦めていました。 電子レンジさまさま納豆嫌いな人にはゲテモノでしかありませんが、納豆好きさんには心からおすすめしたい。それが納豆スパゲッティ。 夫が納豆の匂いNGのため、いない昼間

          電子レンジは偉大なり

          幼心を忘れずに

          大人になっても「子どもの心」を失いたくない。 年を重ねても、夢や好奇心を大切にしたい。 小学6年生のときに、ポケットタイプの漢字の辞書で見つけた言葉。 それが「幼心(おさなごころ)」。 「幼心」とは、幼いときの心や気持ち、子ども心のこと。 卒業が迫る私は、成長に戸惑いや不安を覚えていた。 大人になっても「幼心」を忘れたくない。 そう強く想ったのは、『天井裏のふしぎな友だち』(柏葉幸子/著)を読んでからだ。 子どもにだけ見えるもの紅と了という姉弟が引っ越してきた家の天井

          幼心を忘れずに

          子どもの読書は自由であってほしい

          好きなものを好きと言うのは、簡単なようで難しい。 親や先生、友達の目を気にしながらセーブしている。 好きだけど「好きじゃない」ことにしている。 そんな子が多くいるのではないだろうか。 図書館で働いていると「◯歳の子にはどの本が良いですか」という質問をよく受ける。 司書であるからには、本の対象年齢や内容、読む子の好みに合わせ紹介する。 けれど本音を言うと、本人が読みたいと思えるものを読んでほしい。 もしくは、両親が「楽しい」「面白い」と思った本を選んでほしい。 なぜな

          子どもの読書は自由であってほしい