青山魔法教室

青山緑水1966年神戸市生まれ コンサルティング会社代表 会計修士(専門職)

青山魔法教室

青山緑水1966年神戸市生まれ コンサルティング会社代表 会計修士(専門職)

最近の記事

中級編 その3

あらゆる「概念」の創造が可能になり その土壌で生み出された 最大で最強のものがあります 「実存」の世界にまで 大きく影響を及ぼし これを操ることによって 「全世界」の覇権を 手に入れることもできる そんなものを産み出しました 「1」 という「概念」です 数字の「1」です 「数」の始まりです 「1」 は「絶対」を意味します なぜなら「1=1」だからです 「A=A」しか認められません 「1」の世界観では 「A=非A」は認められません 「私は鳥よ」とか 「あの星がお

    • 中級編 その2

      まずは「言葉」 「言葉」というものは あいまいなものです 漠然とある環境を 「天」「地」 と名付けたのはいいのですが 明確にどこからが「天」で どこからが「地」とは 規定できません 身体の一部を 「手首」と名付けても どこからどこまでが手のひらで どこからどこまでが腕だと 「手首」の位置を明確に 規定できません 「だいたいこの辺」 という感覚で処理されます そのように 「言葉」というものの特性が あいまいであるがゆえに 「実在」しないものを 産み出すことも可能にしまし

      • 中級編 その1

        ここからは中級編になります。 キノコ採りの名人がおります 雑木林の中で、いとも簡単に キノコをみつけます 素人には、草木とキノコの区別がつきません でも、名人にはできます 「乙」という自動車の購入を考えていると 街中を走る「乙」ばかり目に入ります 「乙」が急に増えたわけではありません こちらの感覚が変わったのです 魔法使いは 世界は魔法であふれ返っている そう感じています もちろん、それが その存在をアピールしてくれることはありません 「魔法ですよ~」と手を振っては

        • 青山魔法教室 初級全編

          1 魔法を使うに当たって 最も重要視すべきは ユーモアのセンスである とても大切なことなので もう一度言います 魔法を使うに当たって 最も重要視すべきは ユーモアのセンスである Oxford Languagesの定義を引用 「ユーモア」 人間生活ににじみ出る、おかしみ。上品なしゃれ。人生の矛盾・滑稽(こっけい)等を、人間共通の弱点として寛大な態度でながめ楽しむ気持。 ユーモアは、人を和ますものであり 自身の身の守りでもあります ユーモアのセンスを磨くことによって

        中級編 その3

          初級編 その20

          魔法使いのみなさん 「軸」を 「自分」という「軸」を 「世界」の中心である「軸」を 他に捧げてはなりません それは 決して奪われることのないもの そうであるにもかかわらず それを見失ったと感じるとき 知らず知らずのうちに 何かに捧げてしまっているかもしれません 何かの「為」に 誰かの「為に」に そういう行いがなされたとき 「世界」そのものであった「自分」は 「世界の小片」へと成り果ててしまうでしょう 「習慣」として また「常識」として 何気なく成される行い

          初級編 その20

          初級編 その19

          「意識」は「身体」という制限を嫌います 「実在」である「身体」を嫌います できれば消し去りたいと思っています 勝手に壊れたり、腐ったり、匂ったり 衰えたり、やせたり、太ったりする 変化の多い「身体」を嫌い 陶器のような肌や 人形のようなプロポーションを求めます 「意識」は「身体」を恐れます 予測がつかないからです 節制していたにもかかわらず 旅行前に風邪をひいたりして 「こうすればこうなる」 が通用しないからです そんな間も我関せずとばかりに 「身体」は、けなげに

          初級編 その19

          初級編 その18

          くどいようですが 「実在」は「存在」ですが 「存在」が「実在」とは限りません 白い馬は馬ですが 馬は白いとは限りません ゴジラは「存在」しますが 「実在」はしません 「数」というものも「存在」はしますが 「実在」ではありません 「言葉」も「存在」はしていますが 「実在」ではありません 残念ながら 「お金」も「存在」していますが 「実在」ではありません 「数」「言葉」「お金」 については、中級クラスにて たっぷりとお伝えいたします 何であれ「実在」の世界とは 叩い

          初級編 その18

          初級編 その17

          「アル・ゼンテ」は その「情報」が持つ本質に 勝手に「名前」を付けたにすぎず 別に 「ヤリニキヨンナ」でも 「アル・カモネ」でも 「アル・ラシーノ」でも 名前が付けば、何でもかまいません 発信された「情報」を再び「概念」へと戻して 発信者の意図を読み取り 言葉でもって一刀両断できれば 呪文の完成です まとめます 頭の中にだけあるようなもの 想像しえるものはすべて 「存在」してしまいます それが発信されることにより 「情報」となります その「情報」を色濃く「存

          初級編 その17

          初級編 その16

          「概念」や「観念」が発信されたものを 「情報」といいます 「魔除けのお札」 「実在」の「モノ」としては、「紙片」ですが 「存在」としては「情報」になります 紙片としての形があるので 「情報の記録」といった方が良いでしょう 「情報」の記録された紙切れ 「これを貼ると、怖いオバケから身を守れますよ」 という「情報」の記録された紙きれ 「情報」であるかぎり、発信者がおり たいていの「情報発信」は発信者の 利益誘導か承認欲求として行われます これは良し悪しではなく それ

          初級編 その16

          初級編 その15

          「実在」と「それ以外のもの」 を含めて「存在」といいます では、「それ以外のもの」 とは何でしょう それは、「事象」とか「気体」とか また、頭の中だけにある 「概念」とか「観念」とかのことです 何であれ 想像しえるものは全て 「存在」しえます 自分だけの夢想であれアイデアであれ 思いつくもの全てが「存在」しています ホラー映画をみて怖くなり 家じゅうに魔除けのお札を貼る その時点で 「魔」が「存在」してしまいます 「除ける」という行為をもって その「存在」を認め

          初級編 その15

          初級編 その14

          当たり前のことですが 「モノ」は存在します 「モノ」とは「物体」のことです 視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚 いわゆる五感ですべてで 同時に認識可能な「モノ」 これらが在るということを 当教室は「実在」と呼びます その「実在」と「それ以外のもの」 を含めて 「存在」といいます 「存在」は「実在」を含んでいます これは、とても大切なことなので もう一度いいます 「存在」は「実在」を含んでいます そして 「存在」は「実在」の世界に介入します 生身で生活している「実在」

          初級編 その14

          初級編 その13

          明治後期から昭和期にかけて活躍した落語家 五代目 古今亭志ん生さんの小噺(こばなし) 「うーん? 俺の夢なんざァ、もっと大きいや」 「そうかい。どんな夢」 「うーん。ナスの夢だい」 「ナスの夢? ナスなんぞ、おめぇ、どれだけ大きいんだ、大きいったっておめぇ、なんだろう、まぁ一尺ぐれえの大きさのナスっていやァかなり大きいな」 「そんなんじゃねぇんだ、もっと大きいんだ」 「あァん? 何か、三尺ぐらいのナスか」 「もっと大きい。ずっと大きいや」 「畳一畳ぐれぇか」 「もっと大きい

          初級編 その13

          初級編 その12

          「観念」という「意識」の働きによって 「実在世界」だけでなく「潜在世界」 をも内包する「身体」 そして 「実在」の極みである「身体」 睡眠時であれ、泥酔時であれ 「意識のない」状態であっても 「存在」し続ける「身体」 その「存在」 「皮膚」という薄皮一枚でへだてられ そして、なおかつ「リンク」する 「身体」と「世界」 それは 分離して「存在」することはできず 「身体」は「世界」で 「世界」は「身体」 「意識」の反映が「実在世界」で 「無意識」の反映が「潜在世界」

          初級編 その12

          初級編 その11

          このような玩具を知っていると思います パイプ型の「構造」を持ち 息を調節しながら吐くと ボールが浮かび上がるという「機能」を持っています これに例えますと ボールが浮いている状態が 「意識がある」状態で それ以外の状態は 「意識が無い」状態です ボールがパイプをコントロールすることはできません ボールが浮いている状態は 息を吐くことによって生じた 「結果」であるということ 絶妙なバランスによって保たれた 「結果」であるということ つまり 「意識がある」状態と

          初級編 その11

          初級編 その10

          「意識」とは「身体」という「構造」の 「機能」であるといえます 「自動車」という構造に 「ドライブ」という機能があるように 「冷蔵庫」という構造に 「冷却機能」があるように 「パソコン」という構造に 「データ処理機能」があるように 「意識」とは「身体」という「構造」の 「機能」であるといえます そして「身体」 脆弱な「意識」と違って 「身体」ほど確実なものはありません もちろん 「身体」を認識するのも 「意識」ではありますが 「意識」無しでも 「身体」は「存在」

          初級編 その10

          初級編 その9

          「実在世界」をおおう「潜在世界」 その「潜在世界」を 「観念」で包み込むあなたの「皮膚」 「観念」とは「主観」ということです 自分の考えということです それをもとに すべてが「主体化」されたとき 「世界」は「自分自身」になります 「自分」を確定したとき、「世界」は確定されます また 「世界」を確定したとき、「自分」は確定されます 「世界」というものは「自分自身」ということです では、「観念」の素地は何でしょうか それは、「意識」というもの 「意識がある」とか 「

          初級編 その9