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初級編 その20

魔法使いのみなさん

「軸」を
「自分」という「軸」を
「世界」の中心である「軸」を

他に捧げてはなりません

それは
決して奪われることのないもの

そうであるにもかかわらず
それを見失ったと感じるとき

知らず知らずのうちに
何かに捧げてしまっているかもしれません

何かの「為」に
誰かの「為に」に

そういう行いがなされたとき

「世界」そのものであった「自分」は
「世界の小片」へと成り果ててしまうでしょう


「習慣」として
また「常識」として

何気なく成される行いから
それは捧げられるでしょう

良かれと思って
相手のことを思って

何気なく成される行いから
それは捧げられるでしょう

単なる娯楽として
気晴らしとして

何気なく成される行いから
それは捧げられるでしょう


これで初級編は終わりです

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