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「こども起業家になってほしい」という親の想い。起業の本質とは?

こどもの頃からビジネスの視点を持ち、

得意なことや自由な発想で起業をする子供達が世界中にいます。

素晴らしいことですよね。

幼いながらに自分の考えをもち、

目標に向けて実行するチカラがあるなんて。


逞しい"生きるチカラ"をもってほしいとの親心で

「子供起業家」として育てたいと考える親御さんが増えているように感じます。

実際に私のまわりでも何人かそういうママさんがいます。


将来、大人になってからの起業ではなく、

子供ながらに起業をする。

そんな貴重な体験をさせたい。

その気持ちは二児の母としてとてもよくわかります。

私が運営するスクールでも、

アートやデザインを通して商品化などに繋げ、社会との関わりを考えるきっかけを作っています。

それは紛れもないビジネスです。

しかし、

ものを作って、値段をつけて、売る

というのがビジネスの本質ではないと思っています。

この辺を深く理解していないと

子供に起業家精神を持たせるのは難しいのではないかと。

ビジネスには目的があります。

シンプルにお金儲けが目的か、
社会貢献が目的か、

目的は人によって様々です。

しかし、どんな目的も達成するために必要なのが

☆【役割】を意識すること

だと考えています。(もちろん、他にも要素はありますが。)

最近は企業から独立し、フリーランスや起業する人も増えていますが、

上手くいっている人は自分の仕事、つまり【役割】が明確になっています。

ビジネスでいう役割とは《社会における使命》はもちろん

もっと具体的な話でもあり、
自分がどこまでの仕事を担い、どこからを外注もしくは従業員に割り振るのか?

という実践的な部分でもあります。
要するに司令塔になるということですね。

フリーランスだから一人で気楽に…という考えももちろん有りですが、
いざ目標をもったときに効率よく遂行できる力はあって損はありませんよね。

【役割】は効率よく仕事をこなす、
素早く実現するために非常に大事なことです。

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しかし役割の割り振りは簡単にできるものではなく、バランス感覚が必要です。

誰かにお膳立てされなくとも自分で道を作る。
役割を考え、それぞれに仕事を割り振る。

こういった力を子育てで育むために大事なのは遊びの中、日常での実践だと考えます。

子供が何かを遂行したい意志があるときにどんなふうに向き合うのか?は、

この役割を意識しているかどうかで違ってきますね。

それから重要であるのが、親である自分が背中を見せること。

起業とはなにか?
を親自身が体に落とし込み、実践することが何よりの教育です。

子供のうちに起業をする事が良いか悪いか?

子供の意思に委ねるか、
親がそういう方向にひっぱるか?

という賛否は置いておいて、

実際に起業をしなくとも起業家精神は持っていて損のないものなので、

是非子供だけではなく親御さんにも身につけてほしいです。

ちなみに私個人の意見としては、

起業を目標とするのではなく、

目的を達成する1つの選択としての起業。

だと考えているため、

自分の子育てでは起業をさせたい願望はありません。(本人が望むなら応援はしますよ!)

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