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これは「推し活」なのか?はじめての推しに戸惑うアラフォー

「推し活」という言葉が一般的になってきたが、自分には縁のない話だと思っていた。

わたしの中で音楽と言えば「ロック」。ギターに合わせてこぶしを突き上げ、Tシャツで汗をかくライブが大好きだ。

高校でモンパチやバンプ、ACIDMANなど邦楽ロックにはまり、その後洋楽に移行する。
レッチリやコールドプレイ、ニルヴァーナなど王道のロックに魅せられて、そこからダンスミュージックも聞くようになった。

サマソニやフジロック、ラブシャやアラバキ…各地のフェスも参加した。
今4歳の娘は3歳でフジロックデビュー。キッズスペースに入り浸りで、ここ2年はうっすらと漏れ聞こえる音を聞く程度だ。

2023年のフジロックで川遊び

ロックばかり聞いて20年以上過ごしてきたアラフォーの私に、まさかの展開が訪れた。それが「推し」の誕生だ。

きっかけ

ちなみに押しが誰なのか、ここで名前は出さないが、わかる人にはわかるであろう文章になっていると思う。

私が押しにはまったのは、育休で家にいる時間にみたワイドショーだ。

BGM替わりにつけていたテレビでやっていたオーディションにぐんぐん引き込まれ、テレビやYouTubeでは足りず、結局フルサイズで見れるサブスクを契約する。

オーディション中に成長していく彼らや育成の様子が魅力的過ぎて、何度も繰り返し番組を見た。

最終審査でメンバーが決まる場面なんて、今見ても泣ける。映像を見て泣くなんて何年ぶりだろう。ちょっと涙を流すレベルではない、号泣だ。

推しがいる生活

推しができて、私にはやるべきことが増えた。

・新曲をダウンロード&CDを購入
・雑誌を購入(限度があるよね)
・ファンクラブに入会
・グッズを購入
・情報を追う

ちなみに私はCDを何枚も買って貢献したい、みたいな欲求はあまりないので、そうなると押しとは呼ばないのかもしれない。

ただ、このストリーミングの時代にCDやDVDを買ったのは何年振りで、ファンクラブに入会したのは人生で初めて。ペンライトの購入は、さすがに数日悩んだりもした。

夜、娘を寝かしつけてからの時間は、録画した歌番組やYouTubeを見る事が増えた。我が家のテレビ録画はほぼ私が容量を奪っている。

在宅ワークなので、仕事中も彼らの音楽をBGMにすることがある。

楽しくて魅力的な、新しいタスクが誕生した。

はじめての遠征についてはこちら▼

推し活のふしぎ

はじめての推し活で、学ぶこともあった。

・本気で恋をすることを「リアコ」と呼ぶらしい。
・グループ全体を好きなことを「箱推し」と呼ぶらしい。

そうなると、わたしは箱推しになる。そして箱推しもまた忙しい。

全員平等に好きだから、個人の仕事も追いたくなる。みんなのパフォーマンスが気になるから、注目すべき人を変えながら何度も録画番組を見る。

そして全員集まっているところを見ると、とても幸福な気持ちになる。

「推し」がもたらす多幸感

推しができたことで、私の生活には楽しみが増えた。

テレビに出演すると情報が解禁されれば、放送のために1日仕事を頑張れる。それくらい、モチベーションに貢献してくれている。

彼らも頑張っているのだから、自分も頑張ろう。と、割と本気で思えてしまうことに驚いている。

とはいえ、相変わらずロックが好きであることには変わりない。就活生のころから、気合が必要なときはリンキンパークの「Breaking The Habit」を聞くと決めている。

2月、3月には推しのライブが決まっている。(家族旅行という名の東京遠征)
そして7月には地元新潟でフジロックが開催される。

今年も音楽に助けてもらいながら、仕事もプライベートも充実させていきたい。






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