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2024年5月映画ベスト

今月の画像はジャック&ベティさん。今月は全体的にいい映画が多かったと思う。中でも『人間の境界』はドキュメンタリーかと思うほどのリアリティの中に国家の残酷さを告発する映画。ストーリーも素晴らしい。

ベスト映画

『青春』監督:ワン・ビン(王兵)

ワン・ビン監督は中国の裏側のドキュメンタリーを撮ったりしている監督なのだが今回のドキュメンタリーはそういう中国の暗部もあるがタイトルが示すように中国の若者の熱量も伝わってくる映画だった。

『関心領域』

アカデミー音響賞などを取った話題性の映画だが、そういうものがないと割と地味な映画だと思う。それだけに無関心にならないようにしたいものだった。

『辰巳』(2023年/日本/108分)【監督】小路紘史

このへんの日本のインディーズ映画も面白かった。大手にはない映画作りの熱量を感じる。

『コンパートメントNo.6』【監督】ユホ・クオスマネン

フィンランドの監督がロシアを観た映画。プーチンのロシアではなくて、ロシア的人情みたいな。

『人間の境界』監督:アグニエシュカ・ホランド

今年のベスト作品間違いない。難民を邪魔者とする国同士のテロリズムといような。観た直後よりも予告編を見るたびに酷い世界だなと思う。『関心領域』よりも心に残っている。

『マリア 怒りの娘』監督:ローラ・バウマイスター 

ほとんど日本で観られる機会のないニカラグアの映画。ラテンアメリカのマジック・リアリズム的な映画世界。

『ガーダ パレスチナの詩監督:古居みずえ

2005年制作のパレスチナ難民のドキュメンタリー。これも素晴らしいドキュメンタリーだった。


『張込み』監督:野村芳太郎

自宅観賞。松本清張原作の映画で最初にヒットしたという。



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