(詩)雪だるまの会話
ぼくたち
雪でできているから
冷たいはずだよね
子供たちが
白い息をはきはき
つくっていたし
こんなに風も
空気も冷たいし
冷たくなかったら
ぼくたち
とけてしまうはずだよね
なのに
なんだかぼくたち
あったかいね
ほっぺただって
まっかにほてるくらい
あったかくて
やさしくて
ぼくたち
こうふくだよね
ほら
こんな真夜中なのに
子供部屋の窓から
ねむたそうな
つぶらな瞳が
ぼくたちが
とけていないか
心配そうに見ているよ
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