(詩)お風呂
おやじは仕事がえり
雨の街でばったり
見てしまった
娘が男に
ふられるところを
そして土砂降りの中へと
かさもささずに
飛び出した彼女の背中を
おやじは急いで
家に帰りつき
お風呂をわかし
それから彼女が
びしょぬれになって
ドアの前に立ったのを
確かめると
偶然そうに
そっとドアを開け
ひとことつぶやいた
「おふろ、わいとうよ」
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おやじは仕事がえり
雨の街でばったり
見てしまった
娘が男に
ふられるところを
そして土砂降りの中へと
かさもささずに
飛び出した彼女の背中を
おやじは急いで
家に帰りつき
お風呂をわかし
それから彼女が
びしょぬれになって
ドアの前に立ったのを
確かめると
偶然そうに
そっとドアを開け
ひとことつぶやいた
「おふろ、わいとうよ」
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