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【黒字経営したい人向け】4つの戦術(利益の源泉4手法)のうち、②客数UP、ってこれからどうなるの?密を避けるのに客数UPできるの?という二律背反の問いに税理士が答えます

画像は茨城の自然です。
茨城県は東京にもほど近く、農業大国ですし、海の幸も豊富です。
開疎化の時代に茨城県への移住をオススメします笑

さて今日は②客数UPです
この記事↓↓を読んでいない方はまずこの問題に回答してください。

戦術→戦略を現場に落とし込むとこういうアクションになるよね

には4つの手があります。
①.客単価UP
②.客数UP
③.変動費down
④.固定費down

今日はこの中で一番イメージしやすい
②.客数UP
について考えていきたいと思います。


売上を増やしていこう!と言うと、無条件で客数UPをイメージする方が一番多いのではないでしょうか?
確かに客数は重要な要素でありますが、これから先10年・20年を見据えると、単純に増やせ!というものではないのです。
・人口減少時代
・少子高齢化
・密を避ける(三密回避)
という、中小企業にとって自分たちの努力だけでは解決できない課題が見えています。これらの課題にどう向き合っていくか?を考えないと、ただ漫然と客数UPとはいかないものです。

広告打てば客数は増えるっしょ!という経営はどんどん苦しくなっています。事実、新規顧客を1人獲得するコストは年々高くなっています。1人当たりの獲得コストを計算しないで広告打つ。というのが中小企業の現状だったりします。これじゃあ利益出ませんよ……。
本当に良い商品・サービスは公告費なしでもどんどん口コミになるはずです。公告に頼らず客数増やしましょう。

じゃあどうするの?

解決の糸口として、一つは自分たちの事業領域の定義が重要だと考えます。
事業領域って何?という方は↓↓こちらをご覧ください。

事業領域のイメージとして、自分は何屋さん?と自問自答してみる。というのが分かりやすいでしょう。

例えば、自分は定食屋さん、と定義すればお店で定食を提供するわけですが
自分は料理デザイナー、と定義すればお店で提供するのみならず、webで料理講座を発信したりするわけです。

事業領域を広くすればするほど、それを求める顧客も多くなるわけなので客数は多くなります。
反面、事業領域は狭くしたほうが専門性が増すので、顧客に刺さりやすく、同業他社よりも商品・サービスが際立ちます。

自分の強み・弱みを客観視できれば最高なのですが、自分って自分が見えないんですよね。自信と過信は取り違えるし、弱みを直視するのは恐ろしいです。私もいまだにそうです。

そんな時使えるのが質問です。自分に質問しても良いですし、顧客に質問するともっと良いです。

・自分たちの商品・サービスを知る前は、どの会社の商品・サービスを使っていたか?
・同じ地域で同じような商品・サービスを提供しているお店はあるか?
・嫌な思いをしたお店はあるか?ある場合、何に嫌な感じをうけたのか?
・感じ良いお店はあるか?ある場合、どこが感じ良かったのか?
・業界の悪しき慣例って何だろう?
・自分たちは当たり前のように使っているけど一般人は知らない知識って何だろう?
・今の職業をやっていて最高に嬉しい瞬間って何だろう?

このような質問の中で、自分の強み・弱みを客観視してください。

このような書籍も有効です。
さあ才能に目覚めよう。という本ですが、自分の才能を数値化してくれます。

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はい、という訳で客数UPでした。

7割経済
という言葉が聞かれる昨今でもあります。密を避けるように店舗デザインすると、7割の数しか入れない。というものです。
店舗における席数を7割にした場合、営業時間の延長か、定休日を無くす、という事をしないと昨対客数10割は維持できません。
客数UPに取り組む前に、色々と緻密に計算してみる事がとても大事ですね。
7割経済において、営業時間延長が良いのか?単価UPのほうが良いのか?ECサイトなど他の販売チャネルを構築するのか?議論は尽きません。

単純に公告任せで客数UPではなく、自分たちの強みを伸ばして、それを言語化する事で顧客に価値を届ける。顧客とは、まだ接点ない地域住民全員も含みます。
商売の原点に立ち戻り、地域から愛されるようなお店を目指したいですよね。
ではまた!

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