見出し画像

【児童小説】小説について相談にのって頂いたお話


はじめに

 まだ結果などはだいぶ先というか、公募期間中ですが、これはアルファポリスのきずな児童書大賞や、カクヨムと魔法のiランド経由でも応募可能な角川つばさ文庫小説賞のお話に関連した、児童小説のお話となります。今回私は、今現在はアルファポリスの方にエントリーしておりまして、つばさの方検討中です。今回はそれらのお話を含めた、小説の相談にのっていただいたお話となります。

 今回相談にのって下さったのは、編集者の栞様です。
 @Bookmark_ya / @bookbase_shiori

相談にのってもらうことにした理由

 書きたい児童書のネタが3つあったんです。
 一つ目は、最近思いついて私渾身の、すごい自分好みのお話。
 二つ目は、最近思いついたものの続きがイメージできないお話(まとまっていない)。
 三つ目は、入院中(3月)に思いついたけれどキーワードしか思いついていなかったお話です。

 どれも、自分では好きなのですが、うまく形に出来ない……。
 そこでふと、私が知る中で一番児童書に詳しい栞さんに、相談に乗って頂けたら、なにか見えてくるんじゃないかと思った次第でした。それで7月27日ごろに突如私がDMしたところ、アルファの日程も汲んでくださったのか、7月30日にお話しする時間を頂戴しました。ちなみに四時間ほどお時間を取って頂いてしまい、本当に感謝しかありません!

 今回お話ししていて、無事にかたちになりました。自分の中で見えてきたものがあったので、このnoteをまとめています。

まず驚いたこと

 私は、児童書って、児童文学を指すのかと漠然と思っていました。でもそうではなくて、児童小説と児童文学があって、あわさって児童書というのではないかと開眼しました。それでどちらを自分が書こうとしているのかが、ここで一つ明確になりました。去年の図書室ピエロの噂では、どちらかといえば児童文学が書きたかった。でも今年はより児童に特化したエピソードを取り入れたいと思っていたので、児童小説じゃないかと唖然としました。

 次に対象年齢です。私は小学生が読むのかなと想定していたのですが、お話ししている中で、もう少し対象年齢をあげるというのも手だと伺いまして、今回中学生を対象にする決意が出来ました。児童小説は幅広く読まれるのだと思いました。昨年は、小学生とその親御さんと思っていましたが、それは自分の中の勝手なイメージでして、一つここで殻が破れました。

私に最も欠けていた視点

 これなのですが、端的に言って、レーベルカラーや流行の研究といった、リサーチ部分の不足です。

流行の分析

 正直私は、児童小説といったら○○だろ、と、漠然と思っていました。ですが、栞さんいわく、「それはもう古い」と教わりました。それで、今回のエントリー作品を見ていてもそうですが、なにより各レーベルを見ていると、私のあさはかな考えが、本当に古かった……笑 ここにも一つ先入観と、あとは私の中の固定イメージがあったのだと思います。

レーベルカラー

 実は私は、
・野いちごジュニア(応募済み)
・アルファポリスきずな児童書大賞(応募済み)
・角川つばさ ※これにエントリーしたくて見てもらった
・集英社みらい ※来年、それぞれ落選したら

 と、考えていました。
 でも、それぞれの傾向をおそわったのですね。各レーベルでどのような作品が主体となって出ているかや、人気作品・人気の作者様の既存作についてなどなど。目から鱗でした。児童小説と児童文学の区別がついていなかった私なので当然かも知れないのですが、児童小説の中にもジャンルがあった!

 これはBL×ミステリーや、BL×ホラー、というように、大ジャンルの中にサブジャンルがあるイメージが、そのまま児童小説にもあったのを、はじめて気づいた瞬間でした。

 私はこういったことを全く調べておらず、本当にリサーチ不足でした……。元々畑が違うというのはあるけれど、本気で取り組む以上そんなものは言い訳で、調べておくべきだったと強く反省しつつ――教えて頂いて、少しずつわかり、本当に相談してよかったと思いました。

いざプロットと数千字本文を見て頂いた結果

 さて。
 これなのですが、私の渾身の力作(一つ目)が一番評価が低くて、ちょっと落ち込みました。ただ元々このお話は、児童小説としてどうなんだろうという部分が自分でもあったSFなので、納得の結果でもありました。

 二つ目を一番押して頂き、適切だろう公募について教えて頂きました。
 これを間に合えば、当初栞さんに相談した契機でもある角川つばさに出したいのですが、ちょっと体力的に間に合うかあやしいところです。

 そしてアルファポリスにエントリーしたのは三つ目でした。
 なおこれは、キーワードはメモしてあったのですが、栞さんに見てもらったプロットは6行です。ほぼなにも考えていないようなものです。漠然としたイメージしかなかった! の、ですが、これが栞さんと話していたら、どんどんイメージが固まっていきまして、31日の日に6行のプロットを膨らませてエントリーし、8/1から8/9までで、無事に8万字を駆け抜けることが出来ました。一人では、あきらめていたと思います。でも、栞さんに見て頂いたおかげで、「がんばりたい」というやる気にもつながり、無事に完結できました。

おわりに

 やはり編集者様に見て頂くことなどって、有料である点への賛否も含めて、様々な意見があるのはわかっています。ただ断言して、一人で悩んで挫折して停止するよりも、ポジティブに、抱え込まずに、自分のイメージを形にする上で、私は今回栞さんに見て頂いて、本当によかったと思っています。まだまだ児童書関連の公募エントリー期間なので、少しでも多くの人に、私のこの感想がお役に立てたならいいなと思います。拙作は、結果はどうあれやりきって満足です!

 それでは!
 本当にありがとうございました!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?