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戌が感想サービスに求める事は客観視するための言葉(※相互や不正の評価の話ではありません)

前提

【注意】
 まず、「感想サービス」という名前で、最近話題になっている「不正な評価(例:●●のサービスを購入してくれたら、●●します!)」の話ではありません。違いのために、先にそちらについて触れます。

【不正評価について】
 これは、なんで話題になっているかというと、小説家になろう系列のお知らせで取り上げられたからかと思います。ただ以前より、いくつかのサイトで「●●の投稿サイト(なろう系列のほか支部など)」の「ブクマ」やら「評価」やらを「売買」している人がいて、私は個人的に通報したことがあります。正直嫌いですし、え????? ってなります。無論、私はそれらを依頼したことも購入したことも請け負ったこともありません。

【感想サービスの定義】
 今回は、「不正評価なし」を前提として(サービス受ける前に、不正評価などを行っていないことを確認させて頂いた方)、今度「感想サービスとはなにか」というエッセイをKindleでだそうと思っていたので、そこに掲載予定の体験記を書いていたのですが、丁度話題になっていたので、私が考えている感想サービスで見てもらいたかったことや、見てもらった感じをざっくり書きます。各サービスの体験は、また別の記事にまとめます。

 と、いうことで、はじめます(._.)φ よろしければご覧下さい!
なお、Kindleに収録する可能性があるので、その場合は記事を下ろします。ご了承願います!

私が思う感想サービスって

 まず、私は読む方も書く方もやっていたので、エッセイには読んでもらった側を収録するのですが、読み手やっていた時の事も含めてざっくりと触れます。

 何で感想が欲しいのか……? これはですね、Twitterでちょっとアンケートもさせて頂いたのですが、多くの方は「自作品を客観視するため」であったり、「感想でモチベをあげるため」との事です。私は、「客観視するため」に、今回お願いしましたが、アンケートの結果にもあったとおり、個人的にご依頼を受けたりする場合は、「自分の作品のいいところが分からなくなってしまったから、見つけて欲しい」という、ようするに思考の迷路にはいってしまったがために、もっとわかりやすい例だと「これ本当に面白いのか病」などを患った際に、「他者の見解を聞いてモチベを」という――こちらであっても、「ネガティブに振り切れてしまったので、ポジティブな面を客観視したい」というのが動機だと、私は感じるので、やはり私の考えとしては、「感想サービスとは、自分の作品を客観視するため」に需要があるのではないかと考えております。

 ここが一つ、不正サービスとの違いで、「誰にも読まれないから」というよりは、確かに読まれない場合もあるのですが、「何故読まれないのか」あるいは「読まれなくて心が折れそうなときに、どこに魅力があるのか知る」ことが肝要となるので、投稿サイトでいうところのポイントやブクマはいらないのですよね……。よって、提出形式もPDFであったり(投稿サイトはらない等)、「不正評価はしない」と注意書きしてあるサービスもかなり多いです。私も「しません」と、個人サービスにかいてありますが、しません。

 さて、ですので、感想サービスに私が求めるものは、評価ではなく「客観視」が一つとなります。そして客観視するために、私が欲しているものはなにかを、記していこうかと思います。

感想サービスで私が求めるもの

 以下、具体例を挙げていこうと思います。

  • 自分のイメージが正確に伝わっているか

  • イメージを伝えるための描写の不足・過剰はどうか

  • イメージを伝えるために文章は読みやすいか

という、「自分が考えたお話が、きちんと相手に伝わっているか」を確認するために、私個人は利用させて頂くことが多いです。
これと平行して、別の用途として

  • 物語の構成や起伏の技術

  • キャラクター造形や設定

といった、「お話作り」の部分を、再確認するために、利用させて頂いております。
使い分けとしては、私は上述の方は「本文を読んで頂くサービス」で、後者は「プロットを見て頂くサービス」で、主に見て頂いております。

それで必ず確認として、私は事前にその作品の自分側での評価を用意します。この作品を渡されたとき、私ならば、どこに着目して、どこにチェック入れるかなぁ、と、考えます。それを、サービスを利用して頂いた感想と比較する形になります。そうすると、「ああ、こういう見え方になっていたのか」であったり「もっと良い表現があったなぁ」であったり、足りないところが客観視できたり、お褒め頂いた場合にそれが自覚なければ、「そっか、こんな魅力があったのか、気づかなかった!」という形になります。

この段階で「感想」の意味が、もうだいぶ変わってくるのですよね。私は、感想には二種類あると思っております。

二種類の感想

私が思う二種類の感想です。

  • 思ったそのまんまを書く(完全なる読者観点)

  • 作品を分析する(書き手や編集者、校正者観点も入っている)

勿論、どちらが悪いわけでもないですし、両方の見方があるというよりは、その個々人により、どちらかの見方の比重が強いというイメージで、完全に切り離せるものではなく、色々ある中での、イメージ配分です。

それで、ここまでに見てきた「客観視」の部分に焦点を当てると、「分析して欲しい」という欲求が私の場合、「サービス」に求めるものとなります。すると、「プロの小説家が読みます」「編集者が読みます」「校正者が読みます」「沢山読んできた人間が読みます」というような、「うり」が書いてあると、「わかりやすい」というのがあります。

別にプロでなくても、楽しんで下さる方によんでもらえて、思ったまんまの感想を頂けるのが、最高に幸せです。それは大前提です。

今回あえて「感想サービス」としているのは、「自分が希望する部分を切り取った感想が欲しい」からです。私はよく何も考えずに楽しんで小説を読んで感想を呟いていますが、もし「ちなみに登場人物の設定どうだった?」ってそこでつっこまれたら、一気に「ごめんなんも考えず萌えてた」になってしまい、焦ります。そういうことでなく、「最初から設定を見てもらえるサービス」を探せるので、サービスという語を用いております。つまり、「必要な部分が欲しい」かといって「酷評されたいわけでも絶賛されたいわけでもない」という際に、便利です。

本来、個々人の持つ感想は、個人によって「すげーおもしろい」でも「壁に投げようかと思った」であっても自由です。私はどちらをもらっても嬉しいです。それとは別のスタンスで、「客観視した意見」が欲しい、という際に、自分の選択で見るポイントを判断可能なのが「有償のサービス」だと考えております。決して、「ポイントやブクマを買うサービス」ではなく、「意見を有償で求める」という形ですね。

だから本当は、「感想サービス」という名称ではなく、代わりになるようなわかりやすいサービス名があるといいなぁとは常々思います。ただ「講評」や「批評」となってくるとまた、それはそれでそれぞれの理論があるため、「感想」というのは包括的な語だとは思います。

最後に

 私はご感想頂くととても嬉しいです。優しいお言葉から辛いお言葉まで、何でも嬉しいです(誹謗中傷以外)。それとは別に、「客観視」を「自分の好きなタイミングで、自分の望む角度から得られるもの」が、「サービス」だと思っております。

 意外と、興味はあるけど受けたことはないという方がおられたので、書きました。ご参考までにです!

ちなみに

 圧倒的に私個人は、公募予定作品に関してなどをみてもらうことが多いので、そもそも投稿サイト作品をみてもらった経験が実はないです(……)。使い方が、まずそこで一個、騒ぎになっている者とはちょっと違いますよね……。公募原稿の執筆って、ほら、孤独じゃないですか……。そんなとき、みてもらえるのは、すごく気が楽になります……。これは、有償・無償を問わず、創作仲間で投稿前に読んでくれる方とかにもいえることですが、本当にありがとうございます!

 そしてそれとは別で、投稿サイト作品に様々なご感想やコメント、反応下さる皆様にもいつも大感謝しております。凄く嬉しいです!

 なお、今回、感想サービスの中で「貴方の小説の感想イラストを描きます」というサービスも受けてきました。最高に暑くて最高に素敵なご感想と、素敵なイラストなどをご納品いただきました(〃'▽'〃) コチラに関しては、モチベ爆上がりの、本当に最高の、いやもう最高でした! あとでそちらも詳細書きますが、とりあえず書いて頂いたイラストをご覧下さい(〃'▽'〃)


めだ太郎様より


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