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メーカーで物流企画管理・各プロジェクト立上げの長年の経験からメーカー物流の課題や解決策の記事を配信します。 物流人材の育成やノウハウの伝承に悩んでいる方、メーカー物流に従事する物流企業の方、その他物流に関わる全ての人に向けて 有益な記事を書いていきたい思っています。

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      物流noteのまとめマガジンです。

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    ざっくり学ぶ、在庫管理のきほん2

    今回は前回の「ざっくり学ぶ、在庫管理のきほん」の続きです。 前回説明しきれなかった部分をもう少し掘り下げていきます。 それでは早速、ざっくり学んでいきましょう。 原材料在庫 原材料在庫については、調達してきた資材を一時保管しておくものです。 目的は生産変動でもラインに安定供給するため保管する事です。 どの部品、どのロットにその資材が投入されるか明確では無く、製造原価に紐つかないので保留されている状態です。そのため会計上も別管理しておく必要があります。 保管場所は

      • ざっくり学ぶ、在庫管理のきほん

        今回は在庫管理について話したいと思います。 物流業者で倉庫で保管はしているけど、荷主の在庫管理まで行っている会社は少なく、何をしているのかよく分からない方も多いと思います。 物の流れをどうするかに関わる内容で、この上流で何が行われているか分かれば、物流のサービス・レベルを格段に上げられると思います。 それでは在庫管理には、どのようなものか確認していきたいと思います。 在庫管理とは 在庫には3つの種類があります。 ・原材料在庫(調達物流) ・仕掛在庫(生産物流) ・製

        • 物流の主導権

          今回は物流の主導権について話したいと思います。 私は物流業者からメーカーへ転職しているのですが、転職理由の一つとして、物流の主導権がありました。 物流はメーカーが主導して行うべきと考えています。 なぜなら物流は出荷計画時に、何度も繰り返される輸送のコストが決まってしまうからです。 それでは物流の主導権について詳しく解説していきます。 コンテナに収まらない貨物 私が物流業者で海貨の営業をしていた時です。 倉庫から予定のコンテナに貨物が入らないと連絡を受けました。 現

          • 物流の領域

            今回は物流の領域について整理していきます。 物流の改善が求められる際、気になる点だけを指摘され、一律の見当違いな対策が始まり、軌道修正に時間と労力を使ってしまうことがあります。 そうならないために、物流の領域を理解して適切な対策が早期に打てるようにして貰えればと思います。 物流の領域とは 物流の領域とは以下のものです。 調達物流 生産物流 販売物流 この他にも回収物流やリサイクル物流などもありますが、今回は上記3つに絞り詳細を見ていきます。 なぜ領域を分ける

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            モノの流れは見えない

            2023年最初のテーマは「モノの流れは決して見えない」というものです。 物流はモノの流れを視える化することで、その価値を高めていけると考えています。 このテーマは今後も深く議論をしたいと思っています。今回はその前提を整理していきます。 電気や大気と同じモノの流れ モノの流れは基本的に見えません。 ターミナルや倉庫などで一部見える人もいますが、どこから流れてどこへ行くのかは見えません。トラック・ドライバー以外はモノが目の前に来て、何かして送り出すのみです。ドライバーにし

            物流は楽しい

            今回は完全に主観ですが、物流に関わる人は普遍的に感じているのでは?と思い込んでいることです。 それでは物流の楽しさを解説していきます。 物流のゲーム性 長年、物流業務に携わっていて、私自身この物流の仕事が好きです。なぜなら仕事自体が断然、面白いからです。 何が面白いかと言うと、そのゲーム性です。 遊んでるのか!と怒られそうですが真面目に話をすると、物流には安全を確保するための法的な制約が非常に多いです。コレを1つ1つクリアしていかないと貨物は運べません。 重量制限

            ざっくり学ぶ、NFTのきほん

            ざっくりシリーズ、今回は物流から離れてNFTいきます。 運営をはじめた物流DAOでNFTを活用したくても知らない人が多くては前に進められないからです。 ネットで調べればいくらでも難解な説明が出てくるので、ここでは極端に簡単に説明します。それではざっくりいってみましょう! ブロックチェーンとは まずはNFTの基本技術であるブロックチェーンを説明します。 ブロックチェーンは台帳を分散する事で情報の正確性を担保します。下図を見て下さい。 たったコレだけの事ですが人類にと

            物流は買い物ではない

            今回は物流購買について整理していきたいと思います。 荷主から見た物流(今回は輸送)は購買としての側面があります。 輸送自体を荷主自身が行うことは非常に稀で、基本的には輸送業者に委託する事になります。この時には契約を結び、注文書、依頼書などを発行し依頼します。 輸送は依頼項目が他の購買とは異なりますが、荷主の仕事としては購買プロセスと変わりありません。 そこで輸送の特性を理解し購買との違いを解説します。 物流の集中購買 プロジェクトからコストダウンの要請がやってくる

            物流DAOはじめました

            何とか今年中に立ち上げたいと思っていた 物流コミュニティの「物流DAO」をはじめました。 今回は物流DAOについて解説していきたいと思います。 物流DAOって何? 「物流の価値向上」のためのコミュニティです。 荷主の物流担当や物流業界の方をメイン・ターゲットにしていますが、これに限定せず物流に興味のある方ならどなたでも参加出来ます。 このDAOは物流に関して 1. お互いを高め合う場  2. 助け合う場 3. 活躍する場 を提供し、物流の価値向上の目的を達成したいと

            ざっくり学ぶ、危険物輸送のきほん

            今回は危険物の輸送について、ざっくり説明します。 輸出入と同様、危険物も苦手な方も多いのでは?と思います。 しかしながら危険物の輸送は、もし事故が発生すると環境破壊や人命が失われる等の公共の安全を脅かすおそれがあります。 荷主も輸送業者もどちらも社会的責任が重いので、その概要をしっかり頭に入れておきましょう。 危険物とは? 危険物とは 「健康、安全、財物又は環境を危険に曝す恐れのある物件又は物質」 とICAO第18附属書で規定されています。 要は扱いを間違える

            延納の導入方法

            今回は延納の導入方法について説明したいと思います。 意外と知られていない、どうすればいいか分からないので、使っていないという会社や案内をしていない通関業者の方も多いのでは?と思いましたので概要とメリット、デメリット、申請方法等についても解説していきたいと思います。 延納とは 延納とは包括納期限延長制度の略称で輸入関税・消費税の納期限を3か月間、延長できる制度です。 通常だと輸入許可前に納付が必要になりますが、担保額を上限に後からまとめて支払うことが出来ます(輸入許可か

            マースクTRADELENSの廃止について

            長い連続ツイートをしましたが見辛いと思いますのでnoteで同じ内容をまとめておきます。 貿易プラットフォームTRADELENSが廃止されることになり業界に激震が走った。マースクは何を目指し、何につまずいたのか? マースクのブロックチェーン マースクのTRADELENSはデジタル化の飛躍、サプライチェーンを可視化する貿易プラットフォームを目指していた。 マースクは輸送情報や書類をブロックチェーンにすべて保存しようとした。しかしブロックチェーンの大きなイノベーションは、デ

            ざっくり学ぶ、輸出入のきほん

            輸出入と聞くとアレルギー反応か出る人も多いのでは? 今回は通関も物流も、初めての初心者にも分かりやすい輸出入のきほんを説明したいと思います。 輸出入には様々なルールが多くの法律で定められています。グローバル物流の最低限の知識ですので、輸出入の全体像だけでもまずは頭に入れておいて下さい。 輸出入の大原則 輸出入の最も基本的なことは以下の4つです。 輸出も輸入も税関の許可が必須 許可には保税地域と呼ばれるエリアに入れ、通関が必要 通関では日本の各法律をチェックし、す

            倉庫は作る?借りる?

            今回は倉庫の計画についてまとめたいと思います。 物流部門で倉庫の建設or賃借に悩まれる方もいると思います。 わたしも倉庫には長年悩まされてきました。 事業環境が大きく変動し、倉庫不足、倉庫過剰の対応に追われ続けてきたからです。 倉庫を立ち上げるのに一番悩ましいのは作るか、借りるかです。 倉庫管理の悩み そもそも日々の倉庫管理の悩みとしては以下のものがあると思います。 保管スペース不足 倉庫の老朽化によるメンテナンス費増加 耐震不足によるBCP対応の必要性 必要

            輸送契約ありますか?

            今回は輸送契約について整理していきたいと思います。 皆さん、輸送の契約ありますか? おそらく余程大きなプロジェクトでないと契約は結んでいないのではないでしょうか? もしくは船荷証券(Bill of Lading=BL)や航空貨物運送状(Air Waybill=AWB)が輸送約款だから別に契約を交わす必要がないと考えている人もいるかもしれません。実際のキャリア(船社や航空会社)の立場であればその通りですが、その前後のトラックは?輸出の船便であればバンニング倉庫の契約はあります

            物流に付加価値は無いのか?

            最初のテーマとして「物流に付加価値は無いのか?」という物流の永遠の課題を取り上げました。 吊上げられる物流部門 メーカーで物流を担当していると一度は「物流に付加価値は無いからコストダウンせよ」と言われた事があるのではないでしょうか? 担当者としては日々苦戦している仕事を否定されている様で複雑な気持ちになってしまいます。でも言い返す言葉が中々見つかりません。 特に製造業の場合、あるモノを加工し付加価値を付けて商売する事が基本なので、物流はモノを移動させているだけで付加価値