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拝啓、ワタクシ、事故りました。/②

②2日目:飲めない水と不眠

「即日で手術があるかもしれないので、お水は飲めません」

喉が渇いたので看護師さんに相談すると、そのように説明を受けた。
飲めないのならばしょうがない。
乾きを唾で誤魔化しながら寝ようとする。

しかし、寝れない。
痛みもそうだが、興奮してしるようで眠れない。
それなのに急にスタミナが切れて意識を失うが、目を開くと15分くらいしか時間が進んでいない。

そんなショートスリープを繰り返し、朝方にようやく少し寝ることができた。

2日目の朝、看護師さんから両親への連絡が取れてこちらに来てくれるとのこと。
あと、手術は来週になったという事で、食事と水分の補給が許されたのはありがたい。

昨晩の夜から食べていなかったので、お腹は空だったが、食欲が湧かない。
どうやら点滴入れている痛み止めが影響しているようで半分くらい食べたら気持ちが悪くなったのでギブアップ。
あと食事を取ることがこんなに体力を使うものなのか!?と驚くくらいに疲弊してしまった。

食事後、ショートスリープを繰り返していると両親到着。
保険の話、会社への話、荷物の話をして短いながら面会終了。

ICUでは携帯や財布などの貴重品の所持が認められておらず、また預かりもしてくれないとのことで、衣服や所持品と一緒に貴重品は両親に預けることに。

また、手術が水曜日に決まったので、その翌日の木曜日に術後の経過確認をしに来る時に必要な荷物も持ってきてくれる事になった。

木曜日までは暇つぶしの手段がないのがキツイが致し方がない。

両親が帰った後、ICUに奇声を上げ続ける方が入ってきて、夜が更に眠れなくなった。

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