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任期ありから任期なしになった、うれしいという話【研究者日記】

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

同僚の先生からおめでとうございます!とスラックにて言われ、なんのことや?と思っていたら、ありがたいことに無事任期がはずれ、無限雇用になったとのことでした。

とてもありがたいことです。研究者や大学教員は任期付きで働くことが多くて、というのも5年間働いた後は永年雇用にシフトしなければいけないという決まり事があるので、任期3年、延長なしという職場がおおいわけです。

財源も研究費に頼ると、研究費も期限付きで、3年間とか5年間だけ予算がつくという形態が多くて、5年間のプロジェクトを終えた後は、予算がなく、雇い止めになる、なんてことも少なくはありません。

なかなか研究者業界もきびしいわけですが、そんな中で任期なしの雇用にしてくれたわたしの職場には本当に感謝なのです。

さて、時は9月までさかのぼり、任期なし申請を出すとき、研究者の就職活動あるあるをひとつ。

最後に履歴書と研究業績書をかいたのは、もう5年も前のことである。この大学に雇ってもらうときのことだ。

その当時はがっつり就職活動をしていて、かなりたくさんの履歴書を書いた。

研究者や大学教員の評価は、論文書いたか、学会発表したか、本書いたか、研究費とってきたか、みたいなところが大きな部分を担う。

大学に入るとなれば、どんな科目を教えられるか、教育経験はあるかも求められる。臨床を教える場合は、臨床をしてきた歴や経験も必要になる。

そのようなことをつらつらと書いたものが研究業績書なのであるが、これを作成するにあたってけっこうたいへんなんです。

履歴書や研究業績書のフォーマットが職場ごとに違うので、一から作成せねばならない。あるいは細々とした変更をひとつひとつチェックして直さなければいけないのであーる。

これ、めちゃくちゃ時間かかるんすよ。。リサーチマップなど、業績を集約することができるシステムが構築されているのに、それを見てねではダメで、結局一から作らねばならないのです。

5年も経つとさすがにシステムも変わっていて欲しいものですが、いまだに変わらんのかーい、とつい自動思考が出てきてしまう。

という社会全体への思いを綴りつつ、雇ってもらえるだけ、ありがたいです。感謝感謝。

それでは最後までお付き合いいただいてありがとうございました!

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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