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オフライン研修もメンチメーターでいけるっぽい

参加者とのインタラクティブなワークショップをしたい方はぜひ読んでください!

こんちは、あおきです。先日話していたウェルビーイング療法のオンラインWSは楽しく終えました!(竹林さん、京都CBTセンターの皆さん、参加者の皆さんありがとうございます!ちかいうちに記事にします)

さて、今回はオンラインではなくオフライン研修の話です。先日、ちょっとした小規模のメンタルヘルス研修会の講師でお呼ばれしました。ソーシャルディスタンス対策はしっかりと行われましたので、受講者同士の会話ができず、定番のグループディスカッションができず、やばい。長丁場、ひとりで話まくるトーク力もなければ、受講者を寝させずにやり通すのはどう考えても無理だ。。(どうする、あおき?)

はい、メンチメーター1択ですね笑。研修の内容については特にふれませんが、メンチメーターの活用方法について、以下に書いていきます〜。

メンチメーター自体の説明は、以前の記事をご参考に!

ワークショップの内容

今回は職場でのメンタルヘルスがテーマでした。よく入れ込むのは、自身のストレスについての理解、ストレスマネジメント(行動活性化)、考え方とストレスのつながり、自分の良い面を見つける(ほめっせーじとポジティブデータログ)です。これらのメンタルヘルスについて理解することが、このワークショップの目的ですと先に伝えます

プラス多様性の理解が自分のメンタルヘルス対策に幅を広げることにつながると思ってるので(つまり、柔軟性を身につける)、意見は多様なことを知りましょう、という目的も最初に伝えます。

目的を伝えると、このワークショップで何を学べばいいか?終わったときにどんなことを身についていたらいいか?を知れますので、最初に目的を伝えましょうね。

横のインタラクション

今述べた通り、ほかの人の意見を聞く、ってのがこの手のワークショップでは最重要だったりします参加者同士のインタラクティブな感じですね。なんでかというと、講師の話よりも、受講者同士の意見のほうが経験の距離が近いので、話が理解しやすく、記憶に定着しやすいためです。あと講師ひとりの例え話よりも、50人の例え話を聞いたほうが発想がたくさん得られるのはあたりまえですよね。

インタラクションについては以下に詳しく書いてます。

ふだんはディスカッションを使うのですが、ディスカッションができないので、メンチメーターで代替しました。今回は、最近のストレス何?と、帰宅後、休日、職場でやってるストレスマネジメントは?と、あいまいな絵(うつと不安の統一プロトコルって本に出てる絵を使わせてもらってます)を見てどんな場面?良かったこと3つあげて?を使ってみました。

まぁおもろい意見がたくさん出てきます。これ見ながらワイワイ話してる時間が1番好き。あいまいな絵を見てどんな場面?の2回目!

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縦のインタラクション

縦のインタラクションは、講師と受講者のインタラクションです。縦のインタラクションを作ることで、受講者の意見を使いながら伝えたい概念の説明をできるので、受講者の実情に直結させつつ、その概念の説明をはいりやすい形でお伝えできます。

よくやる手法では、以下の流れを作ります。

①受講者に問いを投げかけて考えてもらう               ②コメントを入れつつメンチメーターで共有              ③講師の答えを提示

そうすると、受講者が自分で考えるというフェイズでまず自分のこととして考えてもらう、ほかの人の考えを知るフェイズで多様性の理解、そして概念と自分の経験の結びつけという流れで効率的に学習できます

一方的に話を聞く集中限界は10分ー15分くらいと言われています。このように、メンチメーター使って参加者が考える時間とかシェアする時間作って進めたほうが、飽きずに参加できそうだなぁと思ってます(話しまくらなくていいので、のども痛くなりません)。

なので例えばポジティブデータログだと、こんな感じでメンチメーターにあげてもらい、

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その後、メンチメーターに上がった例を挙げながら、ウェルビーイングの概念を説明していきます。

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Q & A

メンチメーターにはQ & Aの機能もついていて、どのメンチメーターの画面上でも質問を受け付けることができます。また、PC上でも、いつでも質問を確認できちゃいます。まじめに便利っす。

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今回のワークショップでも、質問たくさんいただけました。途中で質問に答えつつ進められるので、受講者のかたの理解も踏まえつつ進められるのでとてもいいっすわ。

アンケート

こちらはアンケートの機能です。これも超便利。ワークショップの評価もこれでできちゃいますね。

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OBSも活用

パワポとメンチメーターを併用したのですが、画面の切り替えはOBSを使用しました。手元の画面はこんな感じ。

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ダブルディスプレイで実施すると、手元の画面でメンチメーターとパワポを同時に映して確認しつつ画面切り替えのOBS操作もいけてしまいます。ついでにメンチメーターのログイン用QRコードも出せちゃいますしいいっすね。

ついでに自分の画面もスクリーンに映し出せてしまうというなんともいい感じ。当日思いついてOBSで実施したので、ワイプ調になってますが、後ろにグリーンバック貼るか、黒板活用するとパワポの前に自分が登場しつつでもいけそうっす。というのも、ソーシャルディスタンス対策で講義室を二部屋使っての授業とかも出てきそうなので、この方法を使うと、二部屋でも自分の顔を出しつつ講義出来ちゃいますね。スクリーンはこんな感じ。

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おまけに自分の話している様子を録画することも出来ます。

研修会の感想など

参加した方からは、

この講義スタイルは斬新でよかったです、眠くならずに楽しく受講できました、ほかの方も大変なんだなぁということが知れて自分だけじゃないんだなと思えた、みなさんのストレスマネジメント方法を知れたのが参考になった、メンチメンタル楽しかったです(なんか混ざってる?笑)

など肯定的な感想をいただけました。

研修会をやってもなかなか自発的な意見が出てきにくいようで、匿名で、スマホやタブレット入力で意見を出せるのはよさげ。まぁ、手をあげて自発的な発言を促せたら1番いいのですが、それはメンチメーターとかで意見を述べる文化を作って、そのあとのステップかなぁとも思います。ディスカッションのあとで、グループの意見として表明するのもそのステップの1つですね。

個人的には、やっぱりグループディスカッションはしたかったなぁという感じ。ソーシャルディスタンス対策もあって、基本的に発言したりしないようなワークショップの設計をするのにメンチメーターを使ったのですが、オフライン研修はやっぱディスカッションしつつワイワイするのが楽しいなぁというのを再認識しました。ひとの声があるかないかで、盛り上がってるかどうかを認識してるんだなと自認しました(メンチメーター上は盛り上がってるように見えるけど、声がないと話し手が寂しくなる)。

また研修会あったら感想書いてみまーす。あ、ちなみに、今回の研修会のネタは大体以下のどこかに入ってますのでよかったら参考にしてみてくだせい!

研修会の元ネタ集

行動活性化

ストレスマネジメント

ほめっせーじ

リカバリー体験

ウェルビーイング


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