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ほどほどにちからを抜こう【研究者日記】

福島県の医学部で学生教育をしながら、心理カウンセラーをしたり、研究をしたり、YouTubeの運営をしたりしてるあおきしゅんたろうです。

なんか最近まじめに文章書きすぎていたんで、気を抜いたじぶん語りでもしようかと思います。

もともとけっこう完璧主義っぽいところがあって、なんでも100点とるようにやったほうがいいと考えていたんですよね。

親や周囲からかくあるべしと教わった記憶はないので、生まれながらの気質的なものが強いと思うのですが、しっかりしたいという気持ちがけっこうあります。

小学校の頃とか、じぶんてきに完璧にできなくてうまくいかないことはよく泣いていたし、実にめんどくさい子どもだったなと思います。

基本はなんとなくなんでもこなすオールラウンド型で、ひょいひょいこなしているように周囲からは見えるようなんですが、

それでも自分にとって高負荷なことになると、不注意とか注意散漫がけっこう出現してうまくいかなかったりするので、100点を出せないことも結構出てきます。

そんな感じで大学院生時代を過ごしていたら、なんかすごく疲れてきたんですよね。。。

ただでさえやることがめちゃくちゃ多くて、研究も、心理士のトレーニングも、研究会も、講義のレポートもめっちゃあるし、ジャーナルっていう自己記録みたいなのも書かないといけないし、これぜんぶ100%でやってたらまじで詰む。遊ばないといけないし、すすきのにも飲みに行かないといけない。学会に行くのも、帰省するのも、休みの日は温泉行きたいし。

そもそもなんでそんなに頑張らないといけないんだっけか?

すごーいって言われるような承認欲求を満たす?

それとも完璧にできなくてもやもやするのを避ける?

それよりもひとからとやかく言われないクオリティ、60%仕事を心がけるようにしてさっさと終わらせて、もうひとに投げてしまったほうがいいんでないか?

そして時間があったら、できる限りの+アルファを目指すのほうがいいんじゃないか?

と思うようになりました。

こちらの仕事の仕方に変えても、周囲からちゃんと仕事しろとは言われないし、仕事もさっさと片付くので、スピードも速くなるし、さらにたくさんの仕事をこなすことができるようになりました。

じぶんなりの100%を目指したとして、周囲からそれを100%ととらえられるかはわかりません。

どれだけ100%で取り組んでも、わたしのばあい認知特性上かならずミスをします。

ひとに迷惑をかけない程度のじぶんの能力を60%まで底上げしておく(それが無理ならハードルを下げる)、そんで100%をめざさず60%でとどめておいて、すこし手を抜いて生活するのもいいかもしれませんよ。

追伸 「いろんな仕事同時にやるよね」とひんぱんに言われるんですが、わたしも本気で全力集中してるときは同時処理は無理です。本来どっちかというと1つ1つ仕事を終わらせてったほうがいい人間だと思います。

ある程度、力を抜くと同時に処理するだけの余裕が出てくるということなのかなと思ったりします。

認知機能はそれぞれだとが思いますが、頭の中に余裕をもたせることはどなたにとってもだいじなのかな〜と思います。

それでは最後までお付き合いいただいてありがとうございました!

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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