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脳が喜ぶ隠れスイッチがまだまだ色々あるんじゃないか?【研究者日記】

心理学も研究も関係ないとってもどうでもいい話をするのですが、意外とこういうことって人間の脳の本質的な話なのかもしれません。日常に思ったことから科学は始まったりするので、そのメモ的な意味合いも込めて。

禁煙を始めて一年半くらいになるわけですが、別にタバコ吸いたいなぁとかは思わないんです。けど、なんかシャキッとしないなぁとは日々思っているところです。

タバコを吸うと目がぱっちり開くよねとタバコを吸ってた当時はよく言われていて、体感としてもタバコを吸うとシャキッとするなぁと思っています。それ以外のときはなんか眠そうな目をしている私です。

ただ、せっかく禁煙してるのに今さらタバコ吸うのもなぁと思うわけです。

同じように、頭の切り替えになんか使えたら良いんだがな、と思うところ。何が使えるかなあとブレインストーミングしてみる。

体感として使えそうなものは、まず、サウナですかね。

わたしたぶん、サウナがなかったら禁煙できてなかったですね。サウナ後に頭の中がスッとする感じは、タバコにけっこう近いです。ニコチンを欲してるとき、とりあえずサウナ行っとことサウナに行くとタバコ吸いたい欲はけっこう忘れてたりしました。

あとは美味しいものを食べるですかね。海鮮系、特に貝類ですね、あれはたぶんなんか快楽物資を出すスパイスが入ってますね。

ウニとか牡蠣とか、もうあからさまに脳が反応し始めます。メニューで文字を見ただけで、なんかテンションあがってきますね。

ウニとか牡蠣はわたしの目を開かせてくれます。滅多に開くことがない目を開眼させるのはなかなか素晴らしい。そう考えると、意外とタバコ吸わなくてもなんとかやってけるのかなあと思います。

なんかプロジェクト成功!とか、論文アクセプト!とか、そういう大きな脳への報酬ももちろんいいんですが、日常からそんなに大きな報酬が多すぎると頭がスパークしてしまうので、小さな喜びみたいのがだいじですかね。

反対に、シャキっとではなく、ゆったりさせてくれるスイッチもあると思います。たとえば、自然ですね。よく私の記事で話に出てきますが、水辺は良いです。

音も嗅覚も視覚も、やはり水には癒されます。ゆったりとしたスイッチを入れてくれます。休憩時間に近くの森に行くも同じような効果です。

自然と戯れること、視覚、目に見える景色も色も形も。自然信仰というのが日本では古来からあるけれども、岩とか大木を見てると神秘的な何かを感じざるを得ないような気がします。やはり自然はすごいなと主観的に思います。

最後に、癒しスイッチは、私の場合は幼少期にふれるですね。故郷に行くこと、懐かしい音楽、昔よくいった古着やさんの香りなど、ノスタルジーのようなものを思い出させてもらうとなにか癒し効果があります。

昔なじみの人と会う、あのころ食べていたご飯食べる、当時好きだったビジュアル系バンドのインディーズの超マニアックな曲を聞くとか、たまにはそういうことをすると癒しスイッチがはいるようです。

みなさんにとっても、頭がシャキッとするスイッチや癒し効果のあるスイッチがあると思います。そういうのを見つけて自覚してみることで、人生が少しだけ豊かなものになるような気がします。

では最後まで読んでいただきありがとうございました。

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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。

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