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こころの疲れ、なぜ起こる?【疲れの心理学①】

私たちは、学校や仕事、日々の生活の中で、「疲れた」と感じることがよくあります。でも、この「疲れ」には、体が疲れる「身体疲労」と、心が疲れる「精神疲労」の二種類があることを知っていますか?

今日は、この「精神疲労」にスポットを当てて、それがどんなものなのか、どうして起こるのか、そして、私たちの生活にどんな影響を与えるのかについてお話しします。

精神疲労は、頭の中で疲れたなあと感じている状態を指します。これは、長時間の集中作業や、人間関係のストレス、悩みごとが積み重なることで引き起こされることが多いです。

例えば、テスト勉強で毎日遅くまで頑張っていると、だんだんと「もう勉強したくない!」と感じるようになるのは、実際に体が疲れていることに加えて、精神疲労が溜まっているからです。

心理的疲労はなぜ起こるのでしょうか?精神疲労の原因はいくつかありますが、「過剰な情報処理」と「感情の緊張」に関連していると言われています。

まず、「過剰な情報処理」とは、私たちの脳が一度にたくさんの情報を処理しようとするときに起こります。

例えば、インターネットで色々なことを調べたり、ゲームをしたり、同時に何件ものメッセージに返信しようとすると、脳は一生懸命に働いてそのすべてを処理しようとします。これが続くと、脳が疲れてしまい、「もう頭がパンパンだ!」と感じるのです。

次に、「感情の緊張」とは、怒りや悲しみ、心配事など、強い感情を長時間抱え続けることによっても精神疲労が生じます。

友達と喧嘩をしたり、大切なものを失くした時の悲しみや、テストの結果が心配で夜も眠れない時などがこれにあたります。これらの強い感情は、脳と心に大きな負担をかけ、疲れを感じさせます。

これらの研究によると、心理的疲労は、私たちの脳が情報を処理する過程や、強い感情を長時間抱えることによって引き起こされることがわかります。つまり、心と脳が一生懸命働き過ぎると、疲れてしまうのです。

精神疲労が積み重なると、体にもさまざまな影響が出てきます。例えば、集中力の低下や、イライラしやすくなる、さらには、眠れなくなるなどの症状です。

長く続くと、体調を崩しやすくなったり、学校や仕事のパフォーマンスが落ちたりすることもあります。

精神疲労は、誰にでも起こり得るものですが、重要なのはそのサインを見逃さないことです。自分の心が疲れていると感じたら、無理をせず、十分な休息を取ることが大切です。

また、友達や家族と話をすることで心の負担を軽くすることもできます。精神疲労を上手にコントロールすることで、毎日をもっと楽しく、健康的に過ごすことができるようになります。

この記事が、精神疲労について理解を深める手助けになれば幸いです。心が疲れたときは、無理をせず、自分をいたわり、十分な休息を取ることを忘れないでくださいね。

それでは、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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