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セルフケアが大事なのに、なぜ?できないのか?

こんにちは あおいそらです。

働く人たちのメンタルヘルスにかかわる臨床心理士として、『セルフケア』が大事‼って、大きな声で言いたい!

セルフケアの重要性は昔から言われていました。

メンタルヘルス対策を効果的に進めるため4つのケア
①セルフケア
②ラインによるケア
③事業場内に産業保健スタッフ等によるケア
④事業場外資源によるケア
の中でも自分自身で行うケアとして、とても大切ですが、、、、。

セルフケアが大事だということが頭でわかっていても、「セルフケア」が身につかないのはなぜなのでしょうか?

産業医からの紹介でメンタルダウンした社員との面談で、9割以上の人たちに「申し訳ない!」「迷惑をかけた」「ほかの人はできているのに、、、自分はできない」といったようにネガティブに自分を責める発言が多くみられます。

「申し訳ない」と思う背景には、いろいろな要因があり、事例は複雑です。しかし、向き合う心理師としては、本当に申し訳ないのか?と考えます。
a.情報化のスピードが加速し、業務の効率化や結果重視を求められて、心身ともに余裕がない中で仕事することはないだろうか。
b.オフィスにしばられない、多種多様な働き方があることは本当にメリットがあり、いいことなのか?
c.どこでもできる=いつでも仕事モード! になり、仕事とプライベートのオンオフがつきにくい働き方を求められていないだろうか?

こうした今までにない働き方を求められる今、
改革すべきは、働き方改革ではなく、仕事に向き合う心構えの改革ではないだろうか?

なんとなく疲れが取れない。漠然と慢性的に疲労がある中で、作業効率があげられず、業務でのミスが増えてしまう。疲れで、集中力が落ちてしまい、ミスが増えてしまうこともあります。責任ある仕事をしたいと思う気持ちが強いほど「ミスをカバーしなくては、、、」「もっと頑張らねば」といったねばらない思考をさらに強化させ、疲弊した体を自分でさらに痛めつける。
セルフケアなんて、、、頭の中からはすっかり消えてしまう。「自分は甘えている」「疲れは弱音だ、負け犬だ」と、自分を痛めつけて、ぎりぎりまでがんばってしまう。そんな現実に向き合うこともしばしば。

産業保健現場にかかわる臨床心理士としてお伝えしたいことがあります。

あなたの体はだれが守るんですか?

あなたはこの世にたった一人のとても大切な存在です。あなたの代わりはいませんよ。心身ともに病気になったら、苦しむのは自分です。ほかのだれでもありません。

あなたは、自分の頑張りを職場で誰かに認めてもらいたくて、ほめられたくて。必要とされたい一心で、がんばったかもしれない。その頑張りは正当に評価されるのだろうか?
それがもしも評価されず、もっと、、もっとがんばれといわれたら、あなたはどうしますか? そのときにあなたはいったいどうなるんでしょうか。

もう自分を自分を苦しめないでほしい、いたわってほしい。
自分を大事にしてほしい。

連休で少し休めた今、体に疲れを感じているあなた。
それは甘えでも、負け犬でもない。
ただ、疲れているんです。自分の働きかたを見直せるチャンス、
セルフケアを身につけるチャンスなんです‼

自分を大事にできない人は、カウンセリングで自分を見つめる時間をつくってほしい。

セルフケアができているのか?を考えてほしい。

カウンセリングで自分で自分を守るスキルを身につけてみませんか。。

最後までご覧いただきありがとうございます。




臨床心理士として、悩みを抱える人の現実に向き合いつつ、心に関わるカウンセリングを行う場所を作るために使わせていただきます。。今後とも応援よろしくお願いいたします!