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サスペンスの「さしすせそ」 / 乱歩賞メモ② / 20240728sun(714字)

 サスペンスの基本:

⑴真犯人の登場は前(冒頭)に。

⑵キャラを立てる:礼儀正しさ、愛らしさ、性格、憎らしさ。

⑶キャラの役割分担:職業、御曹司、アニメオタク、アプリやコンピューターに強い、モテ女、ホームレス、主婦など。

⑷数字を合わせ(整合性をさせ)る:
西暦、時効成立までの時の流れ、保険金などの数字

⑸場所:殺害する場所(の奇抜さ)

⑹アイデア(結末やどんでん返しなど)で無理をしない:
強固な物語をつくれば読者はついてくる。

⑺小説のアイテムを駆使する:
賄賂、癒着、憎悪、借金、不幸、ケータイ、大災害(被害者)、過去のいじめの加害者、大富豪、企業に捨てられた、夢が破れた、海、ボート、孤島、救急車、市役所職員、町の交番、などなど。

上記の「殺害現場」のアイデアの例:殺害現場(レストラン)の大掛かりなセット

容疑者(復讐者)の一人が大富豪Hだ。Hの私有地(孤島、山奥、海外など)で殺害現場(レストランの建物、駐車場、レストランの看板、十字路、その周りの建物、バス停など)のセットを作ってしまう。

「読者にミスリードさせる街」にある「一軒のレストラン」の防犯カメラを刑事(真犯人)に見せている。
①居合わせる客は容疑者(復讐者)だ。
②駆けつける救急隊は容疑者(復讐者)だ。
③警察が駆けつけると「レストランはもぬけの殻」だった。
④犯人らの復讐の真の殺人現場(惨たらしい殺人)はある地下で行われる。
⑤④の「酷い描写」「過去のAの犯行」は小説の構造上「復讐で再現」なのだから「カット」ができる。
⑥真犯人が捕まる場合:ラストで他の容疑者を庇って「自首」をする後ろ姿か(これはただの一案です)。

短歌:
やるべきぞ
われらで獲ろう
乱歩賞
せぬで死ぬより
やって死すべし



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