雨。飛べない鴫と猫と。20230226sun248

398文字・30min

小雨。
骨伝導イヤホンをつけて家をでる。
コスパは最高だ。パーカーはじんわりと濡れる。
浜に着く。若者の三人組のシルエット。幸せそうだ。
空は暗い。
足を止めずにあてもなく歩く。
stand.fmを聴いた。みんなハウツー。
noteもYouTubeもみんなハウツー。
金金金。お前ら生きてて楽しいか？
この世は利害でしか成り立たんのだな。
死ぬほど無駄なことがやりたい。
ブルース・ブラザーズやドリフやひょうきん族の時代は滅びたか。
世の中は事件でしか動かないのなら。
国会議事堂を爆破したい。
YouTubeをnoteをおれの人生を爆破したい。
この村はどこでもゲートボールだ。
立ち止まって眺める。睨まれる。
おれがお前らに何をした？
一般の公園をゲートボール場に勝手に均しやがって。見られるとなぜ睨む？
コンビニで鴫が歩く。ずっと歩いている。飛べないようだ。
雨足が強くなる。
家に帰る。猫とひたすら遊ぶ。
子猫だった頃を思いだす。