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【トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム】 合格体験記②

こんにちは!トビタテ留学JAPAN 新・日本代表プログラム ダイバーシティコース15期生として、デンマーク留学中のきりです。
今回は、私の留学を支援していただいているトビタテ!留学JAPANの二次審査について紹介します。

一次審査については、前回の記事で投稿していますので、そちらもぜひご覧ください。


トビタテ!留学JAPAN 二次試験について

審査内容

二次審査は、面接審査となります。

個人面接30分、プレゼン45分(一人4分)、グループディスカッション(25分)で実施されます。

当日の流れ

二次審査当日は、指定された時間に文部科学省に集合。
私は、文部科学省に行くのは初めてだったので、文部科学省という場所に行くだけでドキドキしたのを覚えています。

受付で名前と個人面接の番号と、グループの番号が書かれた名札を受け取ります。
時間になると、大きなホールのようなところに全員入ります。各自、名札に書かれた番号のブースに行き、ついた人から順次面接がスタートします。
個室等ではなく、パーテーションで区切られたブースでした!そのため、面接中に他の受験生の声も聞こえていました。

雰囲気は終始和やか!私は、トビタテの先輩の方と企業の方の2人が面接官でした(トビタテ生がいないブースもありました)が、問い詰められるというよりは、私の留学計画やこれまでの経験、これからやりたいこと、一つ一つに興味をもって質問をしてくれて、とても楽しむことが出来ました。

面接終了後、ほかの受験生とも個人面接の話をしましたが、多くの方が楽しかったと言っていたので、受験生の方は、あまり恐れず楽しむことを目標に挑むと良いと思います!

個人面接終了後は、そのままプレゼン・グループディスカッションの会場へ移動。

プレゼンまで数分時間があったので、同じグループの方達と雑談をしていました。
緊張がほぐれたり、同じようなテーマで留学する人を見つけることが出来たり、審査が始まる前に仲良くなって協力して乗り越えることができたりと良いことだらけでした!

静かに待っていた方がよいのかなと思わず、積極的に話しかけて良いと思います!

その後は、一人4分間のプレゼン、2分間審査員からの質問×人数という形で進んでいきます。

全員終了後に10分ほど時間がとられ、そこで候補者同士で自由に質問をしあいました。
最初のほうに発表をした人の内容を忘れないようにしっかりメモを取っておきましょう。(メモできる紙は用意されています。)

最後に、設定されたテーマでディスカッション。
グループで意見を決め、残りの時間で審査員に向けて発表をします。

以上が当日の流れとなります。
私は当日の流れをイメージできず不安だったので、少しでも不安を減らすことが出来ていたら幸いです。

二次審査に向けた準備

ここからは、私が二次審査に向けて意識していたこと、準備をしたことを紹介します。

意識したこと

1何を見られているのか意識する。
 二次審査は、一次審査で見られないところを特に重視してみていると思います。一次審査を通過した方は、ある程度留学計画の実現可能性や独自性等が認められていると思います。二次審査だからこそアピールできることを考えて、対策するとよいと思います。私は、特に想いをこめることができる原体験ときっかけを重視しました。

2とにかく練習する。
トビタテでは、パッションが特に求められています。せっかく実現したいことへの熱量を持っていてもアピールできなくては意味がありません。
周りには、高校のときから○○をしていました、全国大会で優勝しました、団体を立ち上げましたというような人たちがたくさんいます。私はこのどれにも当てはまる人ではありません。周りに圧倒されて自分をアピールできないのはもったいない!
自分が納得いくまで練習して、留学に対する熱意、トビタテに対する熱意を相手に伝えられるように練習することが大切だと思います。

3面接は結論から話す。簡潔に言いきる。
 
4面接は自信をもって答える。

5グループディスカッションでの仲間意識
 二次試験当日、一番楽しむことが出来たのがディスカッションでした。ライバル意識ではなく、仲間意識を持ち、皆の留学計画を知り刺激を受け、協働してグループの意見をまとめることができ、とても充実した時間となりました。審査ということで、ライバル意識をもってしまいがちだとは思いますが、仲間意識が本当に重要だと思います。

他にも…
・なぜ「自分が」実行する必要があるのか
・自分だから「できる」「やる価値がある」「やり切れる」計画を話す
・なぜこの国なのか、なぜこのインターンシップなのかを詰める
・計画を立てるに至った背景や、いかにこの計画が将来社会の役に立つかを堂々と語れるよう、準備をしておく
・大きな声でハキハキと話す
・募集要項に求める人物像の要素を自分は持っているということを、自分の言葉で説明出来るよう準備する
・自分の留学テーマに関して知識を詰め込むこと
・わからない質問に対しては正直に答えること
・熱意、好奇心、独自性、一貫性、実現可能性。一番大切なのは、「留学に行きたいという」熱意

準備

・トビタテを受験した人のブログを読む。
 何を質問されるのか、何を意識するのがよいのかを参考にしていました。

・想定質問集をつくる
 ブログを見たり、就活等でよく聞かれる質問を調べ、聞かれそうな質問リストをつくりました。

・とにかくいろんな人と練習する。
 私は、Twitterでトビタテ候補生のグループを作っている方を見つけ、その方にLINEグループに招待してもらいました。そのグループに、大学の授業がない時間や、昼休み、バイトがない日の放課後等、自分があいている時間を送り、一緒に練習してくれる人を見つけました。
 また、一次審査でお世話になったトビタテの先輩や、同じ大学のトビタテ生等たくさんの人にお願いをして、フィードバックをもらいました。面接練習をするごとに質問リストをアップデートさせていきました。
 私は、棒読みになってしまいがちだったので、どうしたら感情をこめているように伝えることができるのかを意識して練習に励んでいました。たくさんの人に見てもらうことで自分の弱点がわかったり、他の分野の受験生ならではの視点の質問をしてもらえたりと、本当にたくさんの人と練習してよかったなと感じています。

・プレゼン資料をつくる
 私は、プレゼン資料を作るのが1番苦労しました。自分の思いをつめこみつつ、4分間に納めなくてはならない。写真や図を用いて、ぱっと見で何について話しているのか伝えるスライドをつくりたい。
パワーポイントのデザインについて調べたり、youtubeでプレゼン動画を見たりして、どのようなデザインが良いのか、どのような構成が良いのか考え、何度も何度も作り直しました。
 私は、スケッチブックに、パワーポイントを貼りつけるという形にしました。当日は、iPadでプレゼンをしている人や、ポスターの形式で壁にはりつけて発表している方がいました。スライドを用いる場合は、iPadは少し小さいように感じたので、スケッチブックを用意することをお勧めします。スケッチブックは裏に原稿を書けるので緊張して頭が真っ白になるということがない安心感もありました!


想定質問リスト

自己紹介・計画について
・自己紹介とあなたの留学計画を教えてください
・大学で研究していることを簡単に説明してください

原体験・テーマについて
留学をしたいと思ったきっかけ
・なぜそのテーマなのか
・テーマにおける日本の課題は何だと思う?
・日本はこうだけど他のアジアの国はどうなの?
・今留学に行く必要性

留学中のことについて
・現地で取り組みたいことを具体的に教えてください
・現地の言葉は喋れるのか?
・留学先で活動する際に身につけたいことはなんですか?
・留学中の活動で不安なことは?
・留学先で落ち込むことがあった時はどうしますか?

帰国後・将来について
・帰国後どのように日本に還元しますか?
・帰国後トビタテコミュニティにどのように貢献しますか?
・将来のゴールはどこ?
・帰国後の具体的なキャリア

自分自身について
・困難を乗り越えた経験
・強み・弱み
・尊敬する人
・あなたにとってグローバル人材とは
・留学準備中における取り組みで一番重要だと思っていること
・英語力はどれくらい?
・過去に海外でどのような経験をして,それがどう活きていますか?
・異文化交流は好きですか?なぜ?


トビタテについて
・他の奨学金もあるのになぜトビタテなのか?
・トビタテに還元できること
・あなたをトビタテ生に採用するメリット
・トビタテに落ちたらどうするか
・トビタテの準備で得たもの

・最後に言いたいことは?

当日聞かれたこと

個人面接でもスライド使用(個人面接用に、A4サイズのスケッチブックを用意。予想質問に対応するものをスケッチブックにまとめていきました)

・自己紹介、計画を教えて
・日本の教育課題なんだと思う?
 どうやったらそれを変えられると思う?
・明日から教員になって探究型の学びを実践していいよって言われたらどうする?
・帰国後何する?
・経済的に苦しい家庭をどうカバーする?
・フォルケホイスコーレって何?
・デンマークの教育の効果、その教育やったらどんなメリットあるの?
・ボランティア先のところはどうやって、みつけたの?どう連絡とってるの?
・いつ教員になろうと思ったの?葛藤を経験したエピソード教えて
・なんでトビタテ?
・トビタテに落ちても留学にはいく?
・トビタテで具体的にどんな人と出会いたい?
・最後に面接官に質問ある?

トビタテ留学JAPANに採用して頂くための準備は本当に大変でしたが、準備の段階でもたくさんの人にお世話になり、自分に刺激を与えてくれるような方達とたくさん出会うことが出来ました。

トビタテの面接は、落とすため<留学計画のブラッシュアップのためだと思います。

自信がつくまで練習して、面接を楽しんできてください!
応援しています!

きり


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