私には意思と意志がある
自分の気持ちを言わないと、自分も相手もわからないと実感した、フリーライターのaoikaraです。
ポーカーフェイスではないので、気持ちは表情や態度に出ている方だと思う。だけど、包み隠したいときもある。エネルギーがどんどん自分の内側へ向かってしまうときもある。
誰かに伝えるのがおっくうになり、独り言のようにつぶやくこともやめて、自分だけが見るノートやメモ帳に書くこともしない。そうすると、思いは自分の中だけに抑え込まれる。
だけど思いは止まらない。止まらない思いはどんどん増えて、混ざりに混ざり合って、どろどろになって、煮えたぎっている。
混ざり合ってどろどろになったものは、正体を見失う。カレーの鍋に何を入れてもカレー味になるみたいに。いろんな色の絵の具を混ぜたら、何色を入れたのかわからなくなってしまうみたいに。
思っていても、思っているだけじゃ、相手に伝わらない。そして、発することを諦めたら、自分自身にも伝わらない。「あれ、私って何を考えているんだっけ?どう思ってるんだっけ?」ってなる。
どんな形であっても、自分の中から外に出すと、ようやく考えていることがわかる。誰かに伝えると、「そう考えていたんだ」と伝わる。
私には意思がある。そして意志もある。と、相手にも伝わるし、自覚もできる。
もちろん全ての物事を深く考えているわけではないけれど、「考えているんだ」ということだけでも言わないと、考えているかどうかなんて自分でも他人でもわからない。
「私はこう思う」発することで、自分を形作って、自分を見失わないようにしたい。
2021年8月18日(水)
No.968
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