見出し画像

自分を信じられないから、相手をバカにする

自分を信じられているのかな、フリーライターのaoikaraです。

肯定があれば否定があり、賛成があれば反対があり、自分が思うものと対する相手は必ずいる。「わかる」も「わからない」もあっていい。違っていていい。違っていてあたりまえ。

そう“私”と“あなた”は違う、ただそれだけだから、わざわざ自分とは違う相手をバカにする必要も、蔑む必要もない。自分を信じているなら、相手がどうであろうと、自分は自分でいるだけで納得できるから、それでいい。

自分を信じられないから、相手をおとしめて「相手は信用できないから」と言い聞かせて、相対的に自分を信じられるようにしている。「自分と違う相手はおかしなヤツだ。だから自分は正しい」なんていうように。

なんだかいやな感じ。心がもやもやとする。誰かをバカにする姿は、あまり見ていたいものじゃない。

違いがあるから意見としてぶつかり合ったとしても、バカにするのは違う。違うからこそ誠意が必要で、バカにして心をえぐって相手の立場を失わせようとするのは卑怯だと思う。

言葉や行動に出ていれば気づくけど、心の中は見えなくて、じゃあ私はやっていないのかと言われたら、自分の心を守るためにやっている。

本当には自分でも自分を信じられていなから、対峙する相手との土俵ではなく場外で「信頼に足らない」要素をいくつも見つけてきて、「ああ信用できない相手だから」ってようやく自分を信じようとしている。でも、自分の状況は何も変わってない。ただ、相手を蔑んだだけ。

誰かを見てもやもやとしてけれど、私だって心の中でやっちゃってる。自分の弱さで誰かを傷つけるのは、心の中でだってみじめ。だったらやめとこ。

相手を蔑みそうになったら、自分を省みて、「本当は自分を信じられないんじゃないの?」と聞いてみる。たぶん「そうです」って心の声が返ってくる。だったら、信じられるよう行動すべきは自分だ。

相手に原因や理由を求めようとしたら、まずは自分を振り返っておこう。自分自身に言い聞かせる。

2021年6月26日(土)

No.915

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?