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希望も絶望もやってくるだろう未来のために、今の私がいる

未来について考えてみるときがある。たとえば「こうなりたい」という希望。仕事で新たなジャンルを書いてみたいとか、仕事以外でも別のチャレンジをしてみたいとか、大切な人と一緒にいたいなとか、一緒に暮らすためにはどうしたらいいかとか、そんなことを考える。

真っ白なキャンバスに好きなものを描くように、理想の未来を色彩豊かに思い描いていく。わくわくが止まらない、希望の真っ白。

でも、絶望的な気持ちで未来を考えているときもある。全然うまくいかない、仕事も、プライベートも。生活できるの?うまくやっていけるの?無理だよ、自分のこともままならない。今がこうなら、未来なんてわからない。絶望的な未来しか創造できない。未来予想図なんか見えない。

真っ暗闇にいるように、自分がどこにいるのかわからない。前も後ろもわからない。どこに進んでいいかわからない。どこかへ動いてみても、どこに行くのかわからない。あまりにも何も見えなさすぎる、絶望の真っ暗。


結局、“今”希望に満ちているか、あるいは“今”絶望的な気分なのかで、未来の見え方も変わってしまう。連続している“今”の延長線上に、いつか来たる未来があるから。「同じものが続く」ような気がする。

でも現実、人生は希望と絶望と、その狭間とで、ゆらゆら動いている。常に希望があるとか、常に絶望の中とかではないはず。いいことと悪いことを繰り返していく。


お金は生きていくためには欠かせない。今お金を稼ぐのは、もちろん今を生きるため。今を生きていくのは、未来も生きていくため。未来のためにもお金を稼ぐ。

そんな未来には、希望も絶望もある。

未来の希望のためにお金を稼ぐし、お金を使う。希望を叶えるために。もっと仕事で向上したいから、文章の書き方や写真の撮り方に関する本を買うとか。

未来の絶望のためにお金を稼ぐし、お金を使う。絶望に落ちてしまわないために。きちんと生活していけるのだろうか、仕事は続くのだろうか、不安を支えるために貯金をするとか。

今をちゃんと生きられるように、これからも生きられるように、希望も絶望もやってくるだろう未来のために、今の私がいる。未来はいかようにも変化していくけれど、私の人生には変わりない。私は、私として生きていくために、お金を稼いで、今を生きて、未来を生きていきたい。

2022年1月3日(月)

No.1106


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