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あれこれあっての今。

最後の日記から2か月もたっちゃっている。
日記は継続したいと思っていたけど、「書こう書こう」詐欺で気づいたらお盆が過ぎた。お盆が過ぎたらもう年末がやってくると思うのは私だけだろうか。


この記事を書いた後、いろいろなことがあったので書こうと思う。

◆お散歩解禁。
待ちに待ったお散歩。それまで家中を使って汗だくでおにごっこやかくれんぼをして遊び、なんとか疲れさせようと必死だったので飼い主にとってお散歩解禁は待ちに待ったものだった。

ワクチン打つ前から抱っこして近所をお散歩したり、首輪とリードを付けて家の中をひたすらおやつで釣って歩くという練習は頑張っていた。
……はずなのに。

いざ外に出ると、首元からリードが垂れているのが外ではより気になるのか、鳴くわ鳴くわ座り込むわで飼い主もひぃひぃ言いながら励まして数メートル歩くのがやっと。
やっぱり抱っこで見る景色と、いざ地上に降り立って見る景色というものは全くの別物なんだろうと私は項垂れた。
首から垂れるものが気になるならと、リードを繋ぐものを首輪からハーネスへすぐさまシフトチェンジ。ハーネスなら背中でリードを繋ぐので気にならないかもしれない。とにかく、あの頃は「お散歩いやだ」の状況をなんとかして脱したいので必死だった。

しかし、そもそもハーネスもつけてくれるかわからない。
なので、メジャーなブランドのものは高価なのでいきなり買わず、百均にすっぽ抜けないタイプのハーネスがあったので購入してみた。

ハーネスが100円。鬼安だ。私は感動した。しかも突っ張っても首からすっぽ抜けないのも素晴らしい。
よし、とさっそくつけてみる。犬もハーネス初対面なので、警戒心全くなく私に抱きかかえられ「なんだなんだ」という表情を見せつつも抵抗はしなかった。
ちょっと装着しづらかったので、あーでもないこーでもないと苦戦しながらもやっとこさ装着し、犬を床に降ろしてあげる。
いいじゃん、と私が言ったのと、犬が大きな奇声を発して床を転げまわったのはほぼ同じタイミングだった。

「こ、殺されるぅぅぅぅぅ!!!」と翻訳したくなるような叫び声だった。たぶん、というか絶対そう思っていたに違いない。
両脇の下を通る細いハーネスの紐が嫌だったのかもしれない。胸や背中をホールドされている感じが苦しく感じたのかもしれない。首を捻って見える範囲でハーネスを目視するたびに、耳をぺったんこにし甲高い鳴き声をあげる。
ブラッシングを初めてした時と同じくらい悲鳴をあげる犬に「ご、ごめん…」と一瞬怯みそうになるが、ここで臆してはいけないとおやつをあげてだましだまし励ます。
「大丈夫大丈夫。似合ってるよ。かわいいじゃーん。すごいじゃーん」

お試しで百均で買っといてよかった…と思いながらも、しくしく鳴いて落ち込む犬をひたすら励ますしかなかった。

きっと大丈夫。ブラッシングだってクレートで夜眠るのだって乗り越えてきたんだからと言い聞かせながら。

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やだなーっていう表情。この頃はまだパピー特有のふわっふわなやわらかな体毛。かわいい。まだ生まれて3か月ということを考えると、なかなかスパルタだったろうけど今振り返るとこの頃踏ん張って頑張ってよかった。

翌日から毎日ハーネスをつけてのお散歩になったわけだが、付けるのに苦戦はするものの足取りは首輪の時より全然違った。40分ほどのお散歩もなんなくこなしてくれるようになり、飼い主はほっと胸をなでおろした。

そして、ハーネスを付ける際にとにかく「すごーい」と褒めていると次第におとなしく付けさしてくれるようになり、すぐに普通にお散歩できるようになった。

そして、今。
その百均ハーネスが小さくなったので買い替えたわけだが、なんせ今度は幅が太いものでそれはそれで嫌なようで…。
じっとして付けさせてはくれて鳴いたりもないけども、もう座り込んじゃってお散歩が進まない…。

6キロ近く歩いていた朝んぽも、2キロ半がやっとに…。
またいちからということで室内でも慣れるために練習を始めた。
前より脇も痛くないし快適だと思うんだけど…。

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うなだれ中。
今度はすっぽ抜けるリスクはあるので首輪とハーネス、両方リードに繋げるダブルリードにすることにした。
がんばれー。


◆警戒吠えとドッグラン
一難去ってまた一難、ということで犬具に慣れた次は、道中でばったり会うほかの犬にやたら吠えまくっていたのもこの時期だ。
飼い主さんには喜んでくっついていくのに犬は別のようで、姿が少しでも見えようものならば吠えるわ吠える。遊びたいとかそういう感じではないのは素人目にもすぐわかった。

YouTubeで得た「警戒吠えをするなら、道でほかの犬に会った時におやつをあげてください」という必殺技を実行していたが、てんでダメだった。
そもそも必死に吠えているのに、急に差し出されたおやつなんか眼中にない。邪魔だ、どかせ飼い主、と言わんばかりにずい、と顔を背けられる。

「それはおやつの魅力が犬に対する警戒心に劣っているからです!」
「おやつのグレードをアップしましょう!」

そういう打開策もYouTubeで訴えてあったが、生後三か月の子犬が食べられないおやつがあったり、この子の好みもよくわからないなど壁はいくつかあって私の中で「おやつ作戦」はすぐ消えてしまった。

このまま吠えるのを放置して、追々インターホンになんかまで吠え始めたら嫌だなと思ったので、狂犬病ワクチンを打って翌日にはドッグランへ出かけた。
抱っこしていろんな犬を見せようと思ったのだ。

結果、もともと兄妹で兄犬にちょっかい出しまくって遊んでいた感覚を取り戻したのか、ドッグランでは伸び伸びと走り回り、警戒吠えは気が付いた頃にはしなくなった。
逆に遊ぼう!としつこく誘うので(しかも柴犬特有のガウガウ、ムキッ歯で)、わりとドッグランでは嫌われがちである。そして、圧倒的にマイペースでよくも悪くも空気が読めない性格であることがよくわかった。

今では週1~2回ペースでドッグランに通っている次第だ。

ほかの犬様のおしりは厚かましく嗅ぐのに、自分のは嗅がせないという柴犬らしい高飛車さは相変わらずではあったのである。

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むぎゅ。四か月の頃。百均のハーネスつけてるね。



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